静かに数輪ですが山法師が
咲いています。
白い花です。
しかし、よく見ると不思議な形
頭のある生き物が舞い降りたような
いぼいぼの塊は実でしょうか?
調べてみると
白く花弁のように見えるのは
総苞片(そうぼうへん)といって
蕾を包んでいた葉に一部
ということです。
本当の花は
このつぶつぶがそうらしく
秋には赤く熟してくる
そして、マンゴーやバナナに似た
甘さがあり、つぶ状の触感もあり、
ジャムや果実酒にもなるとか、
似たような花にハナミズキがあります
ハナミズキはアメリカヤマボウシと
いわれています。
JR小倉駅のハナミズキ
もう白い総苞片は枯れてしまい
中の花のところが
実のようになってきています。
これから成長して
赤い実になっていくのでしょうか?
ほかの写真で見ると
サッカーボールのように
ピンクや赤いボール状になっています
山法師とハナミズキ
葉も微妙に違うし、
木の肌は明らかに違います。
庭に植えたのは
こういう白い花が咲くというよりも
名前の「山法師」という
こういう「法師」とあるところから
微かに法師という姿を
とどめたかったのです。
咲いた姿を見ていると
白い衣で高げた履いて
山を駆け巡る山伏
山法師のように見えなくはない
ような気もします。