本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

山あれば山を観る

2017-10-03 19:04:26 | 住職の活動日記

山頭火の歌に

「山あれば山を観る

 雨の日は雨を聴く

 春夏秋冬

 あしたもよろし

 ゆうべもよろし

 すなほに咲いて

 白い花なり」

というのがありました。

 

雨上がり

 

 

もう花も終わった彼岸花

そして、線路沿いには

 

 

オシロイバナが一面に咲いて

終わった花、

 

 

実を付けた花

それぞれの姿が美しい

 

 

ヤマゴボウでしたか

 

 

可愛い実を付けています

 

 

母が好きだった

ムラサキシキブも鮮やかな

紫色を出しています

 

 

この白い花、

なんでしょう??

 

 

小さな可愛い花

一面に咲き誇っています

これから私の時よ!

といわんばかりに

 

 

顔を出しています。

 

その隣には

 

 

これから伸び始める

何の花でしょう、

 

そして、

 

 

この白い花も

タマスダレ、

別名、レインリリー

雨のゆり、ちょうどピッタリ

 

 

美しさを増しているようです。

 

はたまた、

先日の本蔵院では

地震でひびが入った塀に

 

 

その割れ目の隙に、

 

 

俗にいうぺんぺん草 ?

そのいのちのハタラキの凄さには

驚くばかりです。

 

また、この時期の花は

 

 

銀木犀

木の姿とは結びつかないような

なんとも高貴な香りを

漂わせています。

 

 

先日の体育祭で

お昼ご飯の時に漂ってくる

なんともいい香り

振り返ると見上げるほどの

銀木犀の大木です。

香りがなかったらただの大木

でもここまで大きな木は初めてです

 

今読んでいる

「金子大栄先生」の本に

春は春でよい、

夏は夏でよいのである

秋は秋でよいのであり、

冬は冬でよいのである。

花は咲いたでよい

実は結んだでよい、

ということがありました。

 

「一歩一歩が絶対である

一歩一歩が人生である」

とも書いてあります。

 

生れてやがて死んで行くのではなく

一日一日が全人生

小学生にもそれだけの意味があり

中学生は中学生で

意味があるのです。

 

どれが良くてどれが悪いのでもない

 

いつも、道半ばという

感覚がつきまとっていたのです

しかしそうではなく

一日一日を全人生と過ごせば

それはそれでいいのではないか

 

植物のいのちのハタラキに

教えられるものがあります。

 

 

 

 

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