本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

京の老舗

2022-05-14 21:07:39 | 住職の活動日記

寺町三条の角

看板を見上げていたら

 

 

「すき焼き」と書いてある

すると、店の大将らしき人

「この看板は第二代京都市長

が書いたものだそうですよ」

という話しから

何かしら妙に気が合い

立ち話ですがよもやま話で

盛り上がって

「うちの店も明治の創業で

今の建物は御大典記念の

もので」

 

私の所もお寺で

その頃の建物ですよ

 

というとその大将も

実は私もお寺の出なんですよ

そこからなおさら親近感が

でてきて、実は、

今度、お寺を建直すのですよ

熊本地震で被害もあってと、

 

そりゃ大変だ!

この建物も木造三階建てで

修理修理でなんとか

もってますが

維持するのは大変です

 

 

それにしても顔艶が若々しい

聞けば83歳とか

多分お肉のせいでしょうね

というようなことで

立ち話で終わったのですが

明治創業と言うことは

京都ではまだ若僧ですよと

 

何かあるとお世話になる

和菓子のお店

 

 

お茶菓子とお抹茶が

でてきました

 

 

美しいお茶碗で

お菓子も美味しく舌鼓を

打ちながらペロッと頂き

 

ふと横を見ると

 

 

五月人形がお飾してあります

この度の得度式のお祝いの

お菓子の打ち合わせです

このお抹茶も

得度式という話しが

出たものですから

女将さんらしき人が

それはおめでとうございます

ということで

このお茶が出てきたのです

 

 

ここのお店も

建て替えられたのでしょう

和風の趣を残しながら

現代的要素も取り入れ

られているようです

 

 

少しだけの接点でしたが

やはり続いてこられたという

その歴史には一方ならぬ

努力を垣間見たような

気がしました。

 

 

 

 

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