宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

無理やりの3時間露光

2013-08-12 15:16:00 | 天体写真(冷却CCD)
あまりに晴れないので、無理やりの裏山強行撮影をやりました。
うーん、夏の大三角+α程度しか見えないようなどうしようもない
星空です。良いのはシーイングだけ。


よくもこんな星空で写るもんだとも思いますが、
総露光3時間なんですよコレ・・・
しかも、冷却CCDが結露していたようです。
画面半分から上が半ボケしているのはドローチューブが原因だな。
すばる望遠鏡タイプの卍スパイダーで初めて撮る散光星雲なので、
データとしては有効です。

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撮影日時:2013年8月10~11日 22:36:46~03:25:48
撮影地:飯能市郊外の林道(標高450m)
星空指数:20点(3等星、見えますか?状態)
気温:一晩中28℃
シーイング:4/5

冷却CCD:ORION StarShoot Pro V2.0(SONY SuperHAD ICX413AQ)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.48
       (フラットナー・レデューサー使用、卍スパイダー)
フィルタ:LPS-P2

露出時間:9 X 20min , 総露光180min
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:6枚 <----- 夜中に東京の夜空を使ってフラット撮影
フラット用ダーク画像:6枚

赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7

処理プロセス:MaxImDLにてFITS_16bitでダーク減算、フラット補正、
         カラー化処理、コンポジットまでを行い、出力を
         Tif_16bitでcs5, SI7へ落として最終仕上げ。

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一応、一晩中☆は出ていました。
☆がある限りは撮り続けてやれと思い、途中で東西反転までして
再導入しましたので、若干写野がズレてトリミングあり。
こんな夜空でも、撮影をしていると幸せなのであります。

コメント
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