宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

北アメリカ星雲の先っちょで比較する卍スパイダーの威力

2013-08-14 14:01:00 | 撮影機材
5月に作ったすばる望遠鏡タイプの卍スパイダー
       ↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/316.html

ですが、やっとその成果を比較できました。
丁度昨年の夏に撮影したNGC7000と、先日撮影したNGC7000で
比較してみました。

ピクセル等倍比較画像


鏡筒:10cmF6 Newtonian
3本スパイダー:Orion SkyGlowFilter , フラットナー無し
卍スパイダー:LPS-P2 , AC No,3 フラットナー・レデューサ F5.48
冷却CCD:Orion StarShootPro Ver2.0
露光時間:3本スパイダー 2X20min=40min
       卍スパイダー 9X20min=180min

*露光時間の違いは空の状態によるものです。
 3本スパイダーは三峰ヘリポートP(快晴80点の星空)
 卍スパイダーは裏山林道標高450m(どんより20点の星空)

卍スパイダーでは8等星になると光条が完全に消失することが
試写で分かっています。ワンショットやデジイチではさほど
問題となりませんが、モノクロCCDでLRGBやNarrowBandで撮像
する場合、微恒星にまとわり着いたコンペイトウのような
回折にじみが許せなくなります。
比較画像を見ると一目瞭然ですね。
3mm厚と0.5mm厚を比較しても、0.5mm厚の方が輝星の光条が
短いので、卍効果があるのではないか?と感じています。

StarShootPro Ver2.0はAPS-C規格のワンショット冷却CCDです。
画素の大きさは7.8μmで600万画素となっています。
このCCDカメラでトリミングをすることはまずないので十分
なのですが、StarShootMonoⅢは6.45μmかつモノクロCCDなので
場合によっては系外星雲をトリミングして画像処理します。
それでも、まだ10cm反射鏡の分解能には程遠い感じです。
このレベルになると、もはや3本スパイダーに良い所は何も
無いと言うのが結論です。
巷の0.5mm厚4本ハネ型スパイダー鏡筒との比較がやりたいです
が、あれでM45などを撮影すると非常に長い十字光条が出ると
思われます。すばる望遠鏡タイプ卍スパイダーなら幾分短く
なるのかどうか・・・もうすぐ判明しますね。


コメント
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