宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

QHY5L-ⅡM開封の儀

2014-05-13 19:41:00 | 撮影機材
アトラクスシステムのガイドカメラはコレ↓にしました。


画素が小さく高感度のようですから、無理にオフアキ化しなくても
良い可能性があります。鏡筒の剛性は別ですけどね。


〇主な仕様
・CMOSセンサー:APTINA MTQMO34
・フォーマット:1/3インチ
・有効チップサイズ:4.83mm×3.63mm
・画素数:1280x960
・ピクセルサイズ:3.75×3.75ミクロン
・読み出し形式:プログレッシブスキャン
・シャッター:ERS(電子回転シャッター)
・露出時間:20マイクロ秒~10分
・Q.E(量子効率):74%
・フレームレート(最大): 30FPS:1280×960
44FPS:1024×768
75FPS: 800×600
106FPS: 640×480
200FPS: 320×240
・AD変換: 14bit (出力8bit)
・ダイナミックレンジ: 115dB以上
・望遠鏡への取り付け:31.7mmアイピースサイズ
・フランジバック:10.4mm
・重量: 45g (付属同焦点リングを除く)
・カメラサイズ:直径3l.6mm 全長 52mm
・電源供給: USBより
・消費電力:0.64W
・ガイドポート:RJ11 6pin
・USBインターフェース: USB2.0 High Speed
・対応OS:windows xp 32bit , windows 7 32 and 64bit windows 8 32bit windows vista 32bit
・対応赤道儀:ST4互換
ビクセン:STARBOOK / STARBOOK-S
セレストロン:CGEM /Advanced
スカイウォッチャー:EQ3GOTO / EQ5GOTO / EQ8
ケンコー:SkyExplorerEQ6
・付属品:ケース、同焦点リング、USBケーブル、ガイドケーブル、31.7mm延長チューブ、日本語取扱説明書
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ThinkPad SL510の電源をバッテリーから直に取る

2014-05-13 18:20:00 | 撮影機材
先日のフィールドテスト1ではバッテリーが4.5時間しか持ちません
でした。このバッテリーはMPVで5年間使った85D26Lのお下がりですから、
もう寿命でしょうね。動いていることが不思議なくらいです。

そこで、バッテリーを新しくすればどの程度違うのかを検証しました。

1.SL510がACアダプター無しで動くか?

  純正ACアダプターはAC100V入力→DC20V出力、65Wです。
  これのDCジャック部をちょん切ってDC12Vを入れてみましたが、
  まったく反応無し・・・


2.純正Li-ionバッテリー10.8[V] , 4.4[Ah]を抜き、DC12Vを直結。


 直結したバッテリーはDC12[V] , 5[Ah]のシールドバッテリー。
   |
   +->結果

       正常に動作した。(ステラ9を10等星リアルタイムで負荷25%)
       スタート時12.50V、3時間後11Vでカットオフ。
       その後15分で8.8Vまで急降下。よって、実用3時間です。
       計算すると5Ah/3A=1.66[A]

3.純正Li-ionバッテリーを抜き、外部DC12[V]を配線。


4.E-ZEUSⅡシステムは45[W]maxです。
  追尾中は20[W]程度なので、平均25[W]で間違いないでしょう。
  これはDC24[V]を必要とするため、やむなくDC-ACインバーターを使っています。
  DC-ACインバータの効率は公称85%となっていましたが、80%で計算。

  
  インバータの入力電流=AC100V側の電流0.25A X AC100V/(DC12VX0.8)=2.1[A]

フィールドテスト1ではACアダプターを使ったのでSL510は2[A]、
E-ZEUSⅡは2.5[A]程度と考えられます。合計4.5[A]です。
しかし、SL510用ACアダプターが結構発熱するため、損失分を1.5[A]加算し、
6[A]というのが遠からずの値だと思います。
 |
 +->これで4.5時間しか持たないということは、
      6A X 4.5h = 27Ah しか無いことになります。

   う~ん、たぶん・・・そんなもんでしょうね
   85D26Lは新品時の5時間率容量が55Ah程度ですから、これをMPVで5年間
   使いまくり、望遠鏡用にしてから既に1年経っていますから(^^♪
   約半分の性能になってしまっています。

では、

新しい90D26Lに変更したらどうでしょうか?
5時間率で56Ahのバッテリーですから、56Ah / 6A = 9.33時間 持つ計算です。
SL510をDC12V直結にして効率を上げ、消費電流を2[A]で見積もると4.5[A]
となり、12.4時間も持つ計算です。

更に、冷却CCDがDC12[V] , 1.5[A]なので合計6[A]となり、9.33時間使える
ことになるようです。一晩持つかな?
120E41Rバッテリーなら88Ahですから14.6時間となります。
冬場の電圧降下は、何もしないと50%ぐらい性能が落ちますから保温必須としても、
120E41Rならフルシステムで一晩持ちそうです。

キャンピングカーみたいに120E41Rクラスを2個パラして1KWクラスの
DC-ACインバーターを組むと、入力側の電流が恐ろしく大きくなります。
例えば400W取りだすにはDC12[V] , 37[A]も必要です。
800Wだと74[A]!!!
考えただけでも怖い電流量ですね。ケーブルが簡単に溶けちゃいます。

と言うことで、オールAC100[V]電化システムにするのは無駄が多すぎ、
あまりやりたくないと言う結論です。(今のところ)


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