宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

復活のアトラクス_フィールドテスト2

2014-05-24 20:43:00 | 撮影機材
5月23日の夜に横瀬町の山の花道駐車場へ出撃しました。


あ、明るい! きのこ茶屋の看板照明も以前より明るいなあ~(*_*)


ここは長焦点以外使えないかもしれません。
暗く無いので気分も出ません。更に、この時期から夏場は秩父盆地に
ガスが発生し、丁度この辺りが境目になります。
できれば県民の森まで上がった方が良いと思います。
今回も直ぐそこまでガスが・・・

フィールドテスト2では実践投入を想定してアレコレ撮影しました。
ガイド鏡を筒先に付けたので、たわみでガイドが流れないかも確認します。
1800mm直焦点と言うことを考えれば、まずまずのヒット率でした。

M51 , ISO1600 , 3X10min , 30min Total


M101 , ISO1600 , 2X10min , 20min Total


M20 , ISO1600 , 4X5min , 20min Total


M22 , ISO800 , 4X5min , 20min Total


M16 , ISO1600 , 4X5min , 20min Total (激しくガス発生!)


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<共通データ>

日時:2014/05/23~24
場所:埼玉県横瀬町 山の花道駐車場 標高530m
赤道儀システム:ニューアトラクス + EZEUSⅡ+ ひのきスーパーピラー
鏡筒:VC200L , 1800mm直焦点
ガイド鏡:RFT80(8cmF5)
ガイドカメラ:QHY5L-ⅡM + PHD
カメラ:K-5Ⅱs
フィルター:なし
気温:6℃
シーイング:3/5
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<総感>

・自動導入が素晴らしい。
 M101からM20が一発で入って来る。

・ガイド鏡はこの位置で大丈夫と判断する。
 特に系外銀河を撮る場合にはオフアキよりも精神的に良い。

・おおむね0.5秒~2秒の設定でガイドしたが、M16だけは5秒とした。
 赤道儀の追尾精度が良いので、あまり頻繁な修正が必要無い。
 案の定M16は1枚も流れていなかった。

・VC200LにはLPS-P2などのフィルターが付かない・・・
 旧レデューサーならM55→M48変換フィルタリングが使えるようだが、
 レデューサ2には、なんとこのM55が切って無い。なんてこった!
 更に、直焦点システムにも付かない。
     |
     +->未だにそうだったかのか→Vixen

・ノートパソコンをバッテリー直結にしたら、なんと消費電力が49%
 も減少した。

・結局、今回もバッテリーが4.5時間しか持たなかった。
 パソコンやE-ZEUSⅡシステムの総消費電力は詳細に測定したので、
 もうこの85D26Lバッテリーは寿命となったようだ。
 しっかり計算したら、15Ah分の仕事しかしてくれなかった。
 流石にディープサイクルバッテリーにしよう。

・ひのきスーパーピラーはビクともせず快適。
 但し、設置場所が平らでないと苦労する。車の直ぐそばでないと
 更に苦労する。

以上の結果より、

どうやらこのシステムは実践投入して問題ないだろうという結論です。
よって、本テーマはこれにてオシマイ。


コメント (7)
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