昨日の奥秩父は快晴でしたので、早速K-5Ⅱsで天体撮影を行い
ました。結論から言いましょう、
このカメラの天体撮影適性は素晴らしい!
着目点は二つ。
ひとつはローパスレス化による解像度の向上具合。
もう一つはHⅡ領域に対する感度の向上具合。
では行きましょう。
<解像度比較>
K-5Ⅱs vs K-5 でM13を同条件でシビアに撮影し、150%拡大比較
左右の画像を交互にブリンク視するとK-5Ⅱsの方が高解像で
あることが分かります。色の深さも若干豊かですね。
撮影データ:
10cmF6 Newtonian + 自作フラットナー・レデューサー → F5.48
焦点距離:548mm
フィルター:LPS-P2
ISO感度:800
露光時間:600 [sec]
現像:Camera Raw6.7 for K-5
画像処理:一切なしの撮って出し
<HⅡ領域に対する感度>
NGC7000+IC5067
ISO3200 , 10min X 6 , 60min Total
派手目にレタッチ。
NGC2237
ISO3200 , 10min X 9 , 90min Total
天文ガイド11月号の裏表紙に挑戦
<その他の天体>
M13(上記解像度比較の元画像)
ISO800 , 10min X 4 , 40min Total
拡大像
M27
ISO1600 , 5min X 4 , 20min Total
拡大像。素晴らしい解像感!
M31
ISO 800 , 15min X 1
ISO1600 , 15min X 4
ISO3200 , 15min X 1 , 90min Total
hχ
ISO800 , 10min X 2 , 20min Total
M33
ISO1600 , 10min X 4 , 40min Total
拡大像。良い感じです。
-----------------------------------------
<共通データ>
撮影日時:2012/10/19~20
撮影地:栃本広場
星空指数:80点(快晴)
気温:8℃→4℃
カメラ:K-5Ⅱs , K-5LS
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.23
(自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:LPS-P2
ダーク画像:無し
フラット画像:無し
フラット用ダーク画像:無し
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
RAW現像:Camera Raw 6.7 for PENTAX
画像処理:MaxIm DL Essentials Edition , CS5
------------------------------------------
<総感>
解像度は確かに高いですが、PC画面で見ている限りではあまり
メリットはありません。ただ、小さい星雲の拡大や球状星団には
効果が確認できます。
それよりも、赤い星雲の写りが明らかにK-5とは異なります。
実はコレが一番のメリットではないでしょうか。
PENTAXのカメラでは、K-rが一番赤に強かったのですが、
それを大きく凌駕しています。オマケに解像度番長なのですから
たまりませんねえ~。
冷却CCDと比べると、とにかく撮影が楽。
しかし、色の飽和耐性は冷却CCDには全く及びません。
これはどのデジイチでも同じことです。
以上、取り急ぎファーストライトのレポートをまとめました。
10月21日 拡大像等を追記。
データを一部修正。
ました。結論から言いましょう、
このカメラの天体撮影適性は素晴らしい!
着目点は二つ。
ひとつはローパスレス化による解像度の向上具合。
もう一つはHⅡ領域に対する感度の向上具合。
では行きましょう。
<解像度比較>
K-5Ⅱs vs K-5 でM13を同条件でシビアに撮影し、150%拡大比較
左右の画像を交互にブリンク視するとK-5Ⅱsの方が高解像で
あることが分かります。色の深さも若干豊かですね。
撮影データ:
10cmF6 Newtonian + 自作フラットナー・レデューサー → F5.48
焦点距離:548mm
フィルター:LPS-P2
ISO感度:800
露光時間:600 [sec]
現像:Camera Raw6.7 for K-5
画像処理:一切なしの撮って出し
<HⅡ領域に対する感度>
NGC7000+IC5067
ISO3200 , 10min X 6 , 60min Total
派手目にレタッチ。
NGC2237
ISO3200 , 10min X 9 , 90min Total
天文ガイド11月号の裏表紙に挑戦
<その他の天体>
M13(上記解像度比較の元画像)
ISO800 , 10min X 4 , 40min Total
拡大像
M27
ISO1600 , 5min X 4 , 20min Total
拡大像。素晴らしい解像感!
M31
ISO 800 , 15min X 1
ISO1600 , 15min X 4
ISO3200 , 15min X 1 , 90min Total
hχ
ISO800 , 10min X 2 , 20min Total
M33
ISO1600 , 10min X 4 , 40min Total
拡大像。良い感じです。
-----------------------------------------
<共通データ>
撮影日時:2012/10/19~20
撮影地:栃本広場
星空指数:80点(快晴)
気温:8℃→4℃
カメラ:K-5Ⅱs , K-5LS
撮像鏡筒:MIZAR 10cmF6 Newtonian -> F5.23
(自作フラットナー・レデューサー使用)
フィルタ:LPS-P2
ダーク画像:無し
フラット画像:無し
フラット用ダーク画像:無し
赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD
RAW現像:Camera Raw 6.7 for PENTAX
画像処理:MaxIm DL Essentials Edition , CS5
------------------------------------------
<総感>
解像度は確かに高いですが、PC画面で見ている限りではあまり
メリットはありません。ただ、小さい星雲の拡大や球状星団には
効果が確認できます。
それよりも、赤い星雲の写りが明らかにK-5とは異なります。
実はコレが一番のメリットではないでしょうか。
PENTAXのカメラでは、K-rが一番赤に強かったのですが、
それを大きく凌駕しています。オマケに解像度番長なのですから
たまりませんねえ~。
冷却CCDと比べると、とにかく撮影が楽。
しかし、色の飽和耐性は冷却CCDには全く及びません。
これはどのデジイチでも同じことです。
以上、取り急ぎファーストライトのレポートをまとめました。
10月21日 拡大像等を追記。
データを一部修正。
これは驚きの画像ですね。
ノーマルカメラで赤い領域がこんなにも撮れるなんて!。
Canonも60Daを出てしいますがスペックを見る限りでは
こちらの方がトータル的に魅力を感じてしまいます。
これからは天文屋ご用達の機種になる予感が・・・
それにしても、大漁の成果。
恐れ入りました。
まさかこんなに赤いのが写るとは思いませんでした。
ワンショット冷却CCDとの比較が今後の課題となりました。
なかなかに手ごたえのある機種のようです。
赤の写りはk-rとは比較になりませんか・・・。
ん~、手持ちのKissX2をお手軽に改造に出そうかと思いつつ、通常の撮影が
出来なくなるのも惜しいし。
K-5IIsいいですねぇ。
HⅡ領域の出具合は、ざっとK-rの10倍はあるのではないかと思います。
明らかにIRカットフィルタの特性が違います。
赤の強調処理をしなくても、たった1枚でも作例のごとく浮き出てきます。
カラーバランスはニュートラルから外していません。
K-5Ⅱsはモノとしても良いもの感たっぷりですから、
”迷ったら買う”これで幸せになれると思いますよ~(^^♪
K-5Ⅱsの星の写真を捜し求めてたどり着きました。
やばいです。
予想以上の出来です。
物欲指数うなぎのぼりです。
安くならないかな~
ブログの惑星、月の写真が素晴らしいですね!私はまだその方面をやっていません。
K-5ⅡsはPENTAXデジイチのフラッグシップ機なので、作りも大変に良いですよ。
普通のカメラなのに天体適性もある、希有な存在です。
もちろん、アストロトレーサーも使えます。
惑星にはPanasonic DMC LX7 なんかどうなんでしょうか?
私も使っていますが、ビックリするようなレンズ性能ですよ。