宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

有間峠で自己満足の巻・・・ヘックション!オオ

2013-08-15 13:36:00 | 天体写真
まあお盆だしね、私だって人並みにお墓掃除したり色々と
お勤めがあるんですよ・・・昼間は (V)o¥o(V)

♪でも夜になれ~ばー Whoo o o o oh- by 浜省

14日、なんだなんだ、今日は雷雨は来ないのか?
安定しているのか、もしかして。
晴れるってことか? 月は22:44に沈むんだぞ。

よーし、明日はどっちだ。
おお、GPVのお告げでは飯能市郊外が一番良いではないか!

そうだ、有間峠行こ。

予想的中。標高1140mの有間峠はモヤモヤの上だった。


いつもの裏山林道標高450mが遥か下界に沈んでいる。
時間を測ったら、たった45分で有間峠に到着していました。
裏山林道までが20分なので、どう考えても有間峠の方がイイなあ。

でもですね、

ココに来るからには広河原逆川林道という、それはそれは恐ろしい
落石不良林道を走らなければならんのです。
大雨では必ずと言って良いほど崩れて通行止めになります。
しかも、夜の一人歩きは怖いですよ~

早速準備完了。


下界のモヤモヤは、夜半になるほどに濃くなって行きました。
ついぞ朝までそのまま。これじゃあ3等星は何処?状態にも
なりますね。
だいたい800m辺りを境にモヤモヤが無くなっています。
たった45分で1140mに到達できる幸せを感じました。

天頂から北側と西側は結構使える星空です。

北側


西側


沈む白鳥と昇るオリオン


刻々と色が変わります。




フラット撮像中。たまには機材撮りも。










4:30撤収→5:05発→6:00帰宅(速ッ!)

いやー、近場は楽だわ。

今回の写真は全て、Panasonic DMC-LX7 で撮りました。

コメント (4)
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北アメリカ星雲の先っちょで比較する卍スパイダーの威力

2013-08-14 14:01:00 | 撮影機材
5月に作ったすばる望遠鏡タイプの卍スパイダー
       ↓
http://sky.ap.teacup.com/eti_forest/316.html

ですが、やっとその成果を比較できました。
丁度昨年の夏に撮影したNGC7000と、先日撮影したNGC7000で
比較してみました。

ピクセル等倍比較画像


鏡筒:10cmF6 Newtonian
3本スパイダー:Orion SkyGlowFilter , フラットナー無し
卍スパイダー:LPS-P2 , AC No,3 フラットナー・レデューサ F5.48
冷却CCD:Orion StarShootPro Ver2.0
露光時間:3本スパイダー 2X20min=40min
       卍スパイダー 9X20min=180min

*露光時間の違いは空の状態によるものです。
 3本スパイダーは三峰ヘリポートP(快晴80点の星空)
 卍スパイダーは裏山林道標高450m(どんより20点の星空)

卍スパイダーでは8等星になると光条が完全に消失することが
試写で分かっています。ワンショットやデジイチではさほど
問題となりませんが、モノクロCCDでLRGBやNarrowBandで撮像
する場合、微恒星にまとわり着いたコンペイトウのような
回折にじみが許せなくなります。
比較画像を見ると一目瞭然ですね。
3mm厚と0.5mm厚を比較しても、0.5mm厚の方が輝星の光条が
短いので、卍効果があるのではないか?と感じています。

StarShootPro Ver2.0はAPS-C規格のワンショット冷却CCDです。
画素の大きさは7.8μmで600万画素となっています。
このCCDカメラでトリミングをすることはまずないので十分
なのですが、StarShootMonoⅢは6.45μmかつモノクロCCDなので
場合によっては系外星雲をトリミングして画像処理します。
それでも、まだ10cm反射鏡の分解能には程遠い感じです。
このレベルになると、もはや3本スパイダーに良い所は何も
無いと言うのが結論です。
巷の0.5mm厚4本ハネ型スパイダー鏡筒との比較がやりたいです
が、あれでM45などを撮影すると非常に長い十字光条が出ると
思われます。すばる望遠鏡タイプ卍スパイダーなら幾分短く
なるのかどうか・・・もうすぐ判明しますね。


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ペルセウス座流星群

2013-08-13 16:59:00 | 天体写真
12日18:45発で入笠山へ突撃して来ました。
今回は、なんと母を含めて一家6人で天の川と流星の観望です。
オマケに大きなオス鹿や沢山のシカ、キツネ、タヌキ、ウサギ
まで見ることが出来て皆大喜び!

関東は、まあ~アカン天気で流星どころではないだろうと
見切り、賭けで標高1800mの入笠山はマナスル山荘前広場まで
一気に行って来ました。 チョー快晴(^O^)/

K-5Ⅱs , SAMYANG14mmF2.8開放 , ISO6400 , 30sec


中央道はガラガラだったものの、大月や韮崎でバケツをひっくり
返したような大雨に遭遇。小渕沢では大雨なのに沈みかけた
三日月や☆が見えると言う凄い天気でした。

21:45現地着。
うひゃー、快晴だよ。こんな天の川は久し振りです。
現地ではマナスル山荘で合宿中の高校天文部が三校いて賑やか
でした。

今回、写真はオマケなので120カット程度しか撮りませんでした。
しかも、人が通るし向かいの窓明かりが明るくてやる気なし。
おかげでピンボケになってしまいました。
なのでチッコイ証拠写真を一枚だけ貼っておきます。

母と三男が限界になったので0時撤収→2:35帰宅(速え~!)
まあ今回は正解だったでしょうね。
あの天気で晴れるなんて到底思えなかったのでラッキーです。
家族には、今までで一番キレイな天の川と流星だったと思います。

コメント (9)
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無理やりの3時間露光

2013-08-12 15:16:00 | 天体写真(冷却CCD)
あまりに晴れないので、無理やりの裏山強行撮影をやりました。
うーん、夏の大三角+α程度しか見えないようなどうしようもない
星空です。良いのはシーイングだけ。


よくもこんな星空で写るもんだとも思いますが、
総露光3時間なんですよコレ・・・
しかも、冷却CCDが結露していたようです。
画面半分から上が半ボケしているのはドローチューブが原因だな。
すばる望遠鏡タイプの卍スパイダーで初めて撮る散光星雲なので、
データとしては有効です。

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撮影日時:2013年8月10~11日 22:36:46~03:25:48
撮影地:飯能市郊外の林道(標高450m)
星空指数:20点(3等星、見えますか?状態)
気温:一晩中28℃
シーイング:4/5

冷却CCD:ORION StarShoot Pro V2.0(SONY SuperHAD ICX413AQ)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.48
       (フラットナー・レデューサー使用、卍スパイダー)
フィルタ:LPS-P2

露出時間:9 X 20min , 総露光180min
ダーク画像:2 X 20min
フラット画像:6枚 <----- 夜中に東京の夜空を使ってフラット撮影
フラット用ダーク画像:6枚

赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD

CCD制御&RAW現像:MaxIm DL Essentials Edition
画像処理:cs5 , SI7

処理プロセス:MaxImDLにてFITS_16bitでダーク減算、フラット補正、
         カラー化処理、コンポジットまでを行い、出力を
         Tif_16bitでcs5, SI7へ落として最終仕上げ。

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一応、一晩中☆は出ていました。
☆がある限りは撮り続けてやれと思い、途中で東西反転までして
再導入しましたので、若干写野がズレてトリミングあり。
こんな夜空でも、撮影をしていると幸せなのであります。

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LX7 で撮る館山の海

2013-08-08 18:22:00 | ノンジャンル
容赦ない海遊びだった・・・


結局ホテルに戻って寝たのは3時!
仮眠をとって朝ごはんを食べたら、浜辺で貝拾いの刑だった。
しかも、僕はバケツ持ち。
あ~、砂漠じゃあ死にたくねーって思ったよ。

ここは外海なので色々な貝殻が落ちています。
こんなのがいっぱい。


寝不足と過労でビーチコーミングっつーんですかあ?これ。
キツ過ぎます。
おーい、待ってくれー


ダメだ限界。
プール プール
2日目は暑過ぎて浜辺はキケンなので、プールにして正解。


順番が逆になっちゃったけど、1日目はこんな所で海遊び。




小僧はヤドカリばっかり採っていました。


ヤドカリ 怖え~


何気に撮ったカットをピクセル等倍にしてみたら・・・
こんなところでもLX7の解像力は凄かった。

夜は花火 のち 天体撮影(爆)












通算10回目の館山の海。
2011年から2年空けたので、12年目です。
伊豆と違って何も無い良さって言うのかなあ~、
とてもゆったりで、好きな所です。

えっ?

ゆったりしてねーってか?
そーだねえー、僅か2泊のリゾートだもんなあー。
大きなMPVが狭いと感じるようになった。
もっと大きいのを買う日が来るのか、
もう、大きいのじゃなくても良くなるのか・・・

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PhanHead EQ PH-1 と LX7 で撮る館山の星

2013-08-07 20:35:00 | 天体写真
8月4日~6日まで、恒例の家族旅行で千葉県の館山へ行きました。
ちっとも晴れない内陸部に比べ、やはり夏の浜辺は晴れでした。
平砂浦海岸のホテル前にある浜辺です。


今回は夜中にココへ出没しての撮影です。


晴れているとは言え、潮風と塩水のキリ? でモワ~ンとした感じ。

4.7mmF1.4(2.0)_24mm相当(35) , ISO400 , 250sec 固定撮影


LX7は250秒までのマニュアル露出が出来ます。
なんかイイなあ~、固定撮影。

4.7mmF1.4 , ISO800 , 60sec


4.7mmF1.4 , ISO800 , 60sec


南に行くほど暗くなるのは流石に海だね。
低空がガスっているのが残念。5月に来れば最高だと思う。

17.7mmF2.3_70mm相当(35) , ISO800 , 125sec


ポンと置いて穴に北極星を入れただけで十分です。
ポタ赤はこうでないとイケマセン。(☆男的基準)

4.7mmF1.4 , ISO800 , 60sec X 2 composite


4.7mmF1.4 , ISO800 , 125sec


これが今回のベストショットですね。
この時は一瞬ですがかなりクリアな星空となりました。
実は、雲が出て来たので撮影を終了してホテルに帰る途中で
いきなり快晴になったんです。そこで、すかさずポンと置いて
北極星を穴の中に入れてホイホイっと撮ったカットなんです。
空が良ければコンポジットなどやる必要も無い感じです。
LX7、良く写ります。

-------------

しかしなんですよ、
3時半に起きて首都高速とアクアラインを通り、
館山の海で8時~15時まで遊んでホテルで晩御飯を食べて
家族と過ごし、23時~ゴソゴソと抜け出して一人浜辺へ・・・
最終カットは1:20:24となっていました。

だって晴れてたんだもん!!

もちろん、翌日も容赦ない海遊びだったのは言うまでもありません。
コメント (2)
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ε-130D

2013-08-07 18:20:00 | 撮影機材
そ~来たかあ~



けしからん!
実にけしからん!

これじゃあ☆男の90Sにピッタリじゃないか。

”自動導入赤道儀が普及してファインダーは必須アイテムという
 時代ではなくなりましたので、ファインダーはお客様の
 使用環境に合わせてお選びください”

けしからん!
☆男は目盛環で導入しておるのだぞ。
あ、ファインダーいらねか・・・

鏡筒バンドが¥36,750.-かあー、う~ん。
これでペンタのフルが突然に出やがったら、清水の舞台を
踏み外して落っこちるな。

------------------

K-5Ⅱsで頑張るとこうなります。


(^^♪ あ、イヤ別に大意は無いんですけどね。
露出時間、10倍違いますから・・・

コメント (3)
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