かみつけ岩坊の数寄、隙き、大好き

働き方が変わる、学び方が変わる、暮らしが変わる。
 「Hoshino Parsons Project」のブログ

地上の楽園

2010年06月06日 | 暮らしのしつらえ

このところ家のマンションの南側から、昼夜を問わずホトトギスの鳴き声が聞こえます。

ホ・ト・ト・ギッ・ス
特許許可局
キョ、キョ、キョ

夜も鳴き、昼も鳴き
いつ寝ているんだろうか。

もっとも鳥だから寝るといってもそう姿勢が変わるわけでもなく、
木の上で少し身をすくめる程度だから、そう差はないのだろうけれど、

いくら景気が悪くても、鳥までそんなに働くこともなかろうに。
その生態がわからない。

少しぐらいゆっくり休んだって、隣りのウグイスから文句言われる心配もないのに。

昼間はマンションの北側でそのウグイスが鳴いています。
どういうわけだか、いつも棲み分けていて、この二人が交わることはありません。
4階の建物を隔てて、とても近い距離なのですが、不思議。

そして昼間は、しばらく耳を澄ましてみると、実にたくさんの鳥こ声が聞こえてきます。
名前も知らないいろいろな鳥たちが、実に楽しそうにうたっています。

スズメやツバメの数が激減したりしていることが心配されますが、
それでもこんなにもたくさんの鳥たちがいることに驚きです。

3月、4月と春の花々がいっせいに咲きだたときは、桜に急き立てられるように、じつに慌しい季節を過ごしましたが、桜が終わって、新緑のシーズンに入ったら、渡り鳥たちが次第に増えてきて、今のような賑わいを見せるようになりました。

渡り鳥というと、今までは冬の白鳥や雁などのイメージばかり持っていましたが、南からやってくるツバメ以外の小型の渡り鳥もずいぶんたくさんいることを知りました。

ツバメが減ったのは温暖化であまり北上する必要がなくなってきたからなのか?
定住しているスズメの激減した原因とともに、まだ明確な理由はわかっていないようです。

それでもマンションのまわりのちょっとした郊外に、これだけの生命がひしめき合って生きています。
彼らが食べる虫や我などから、地下にうごめくたくさんの虫たち
それらの棲家を提供するたくさんの草木。

ものすごい密度で多種多様な生命がひしめき合っています。

また、見れば見るほど、
鳥たちの声を聞けば聞くほど、

これこそ十分な地上の楽園だと感じてしまう。

そりゃ縄張り争いや、雌を求めた求愛行動もあることでしょうが、
ほとんど休むことなく、楽しそうな声で鳴き続けています。

みんなこの世に生きていることが嬉しくてたまらんのでしょうね。

コメント
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