体温を上げれば病気は治ることを解説した本は、これまでもいろいろ出ていますが、
この本で若杉ばあちゃんの語っていることは、細かいことの理屈抜きで腑に落ちる説明がされています。
様々な健康法が巷にあふれる現代、カロリー計算による食事療法ほどばかげた考えはないとの考えのもと、
有害であったり、名ばかりで栄養価のない人口野菜であったりとったものがあふれる市場で、
体に良いものを摂取することがいかに大事かといった基本の話。
からだを温める食事は、とても大事ですが、食物には陽性の食べものと陰性の食べものがあり、
その陰陽バランスを考えないと効果がでない。
【からだを温める陽性の食べもの】
玄米、雑穀、ニンジン、ごぼう、レンコン、かぼちゃ、
ネギ、ショウガ、梅、干し栗、味噌、しょう油、自然塩など。
冬に収穫されたり、寒い地方で栽培される食べものが多い。
やはり、東北の雑穀文化は正しい!
東北の雑穀文化=縄文文化とあの火焔土器のエネルギーは、やはり不可分のものでした。
【からだを冷やす陰性の食べもの】
きゅうり、トマト、ナス、セロリ、白菜、もやし、貝割れ、
枝豆、レタス、スイカ、みかん、キノコ類、豆腐、うどん、
そうめん、小麦、砂糖、チョコレート、甘味料、食品添加物などで、
主に夏に収穫されたり、暖かい地方で栽培される食べもの
無理のない食の改善で、アトピーや花粉症なども含めた体質改善ができることが
なるほどと頷けます。
今こそ日本の立て直しをやらなきゃダメ。
それには、一人ひとりが
自分の血液を、細胞を立て直し、
自分自身を立て直さんとな。
若杉 友子
年はとうに70歳を過ぎているけど、メガネなしで新聞の小さな字も読む。 補聴器もいらない。 スクワットも70回はできるし、縄跳びも百回くらいは飛べる。 髪の毛なんて、生まれてからこれまで、一度も染めたことがない。 血圧を計ったこともないし、健康診断を受けたこともない。 23年前から、肉も卵も乳製品も、いっさい口にしていない。 一汁一菜。 米と味噌汁、漬物中心のいたって素食な暮らし。 それでもこんなに元気なのは、野菜の命をいただいているから。 |
ホンモノの健康法
水分の多い、生野菜、果物、ジュースばっかり食べていると、
胃が水分といっしょにどんどん重くなって、子宮や腸まで降り
て、くっついてしまう。
食べ物でつくった病気は
食べ物で治していくんや。
そもそも桑というのは、お蚕さんが21日間食べて、絹糸を出す葉。1千メートルって出すんやから。人間はなんぼ食べても出さないやろ。これ食べると、呼吸の浅い人も、だんだん深くなっていく。まあいっぺん生で食べてごらん。おいしいのなんのってないよ。
これを食べれば医者はいらない | |
若杉友子 | |
祥伝社 |
野草の力をいただいて 若杉ばあちゃん食養のおしえ | |
若杉友子 | |
五月書房 |
|
体温を上げる料理教室―いまの健康法は間違っている正しい食事に変えなさい |
若杉 友子 | |
致知出版社 |