飲み屋で意気投合した大蔵官僚の現役とOBの二人が、酔った勢いでそのままうちに来てくれた。
B4くらいの見たことないほど大きなノートになんと鉛筆手書きでびっしり財務の数値や表が書き込まれているのを見せてくれた。
分析をするとはこういうことなのか、と思いつつ驚きのデータも見てしまった。
国家予算にはこんな事実があったのか。
酔った勢いとはいえ、ホントにこんなの見ちゃっていいの?
妻がいないばかりに、お茶も出さずに話し込んでいたのに気づいて、慌てて台所に湯を沸かしに行ったら目が覚めてしまった。
あのノートの表(重大な国家機密)を写真に撮っておくんだったと後悔。
カメラ手にして、もう一度、寝てみるか。