花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

花の東海道⑥日本橋

2021年12月13日 | レモン色の町

巨木の並ぶ街道を、駕籠かきが通ります。作者・年代とも不詳

(長崎大学附属図書館)

歌川広重 東海道53次 の旅立ちは日本橋です。木戸が開けられた早朝、済んだ空の下を大名行列の出立です。左に高札が立ち、その前を棒手振りの魚屋が通ります。日本橋の北詰一帯は魚河岸となっていました。緊張感漂う中で、右側の二匹の犬が雰囲気を和らげています。

明治期になると、多くの外国人が黄金の国日本を訪れました。彼らは記録として多くの写真を残しています。“日本橋”マイケル・モーゼ撮影(横浜開港資料館蔵)『幕末明治日本の風景』山川出版社より

日本橋は、明治6年に改架されますが、それ以前の風景です。橋の向こうに高札の屋根が見えますが、なんとなくごみごみしていて雑然とした雰囲気です。

明治33年の日本橋南詰からの風景。明治20年に創立された東京火災保険㈱の建物が建ちます。

(放送大学附属図書館)

明治期の撮影。正面が西堀留川河口に架かる荒布橋。左から右へ流れるのが日本橋川。左に江戸橋が見えますが、明治8年には石橋に架け換えられます。川沿いに倉庫群が建ち並び壮観です。

※ 追って当時の地図を掲載します