
司馬遼太郎著「燃えよ剣」を読んでおります。
そして、新選組が面白くなり、NHKの大河ドラマ「新選組」を借りてまいりました。私も 物好き!!
近藤勇が、ヒュースケンと会っていたのは「ほんまか?」と思われますが、とにかくドラマでは、近藤がヒュースケンを暗殺から守ります。
ヒュースケンは言います。今の日本(幕末)は「井の中の蛙」だと。
鎖国状態の日本を諭したものです。
しかし、近藤勇は別れ際にこう答えます。
「井の中の蛙 大海を知らず されど空の高さを知る」と。
良いことばじゃあありませんか。
佐久間象山とも会しています。(ホンマカイナ?三谷監督さん)
象山は近藤に向かって語ります。
「男子たるもの、二十歳までは自分のこと。三十までは家族のこと、四十までは藩のこと、五十までは日本の国のこと、六十になったら世界のことを考えなくてはいけない」と。(多分こんなことだったと思います)
エゴはダメですよ
「燃えよ剣」で近藤に向かって土方歳三が言います。大政奉還が行なわれ、新選組のこれからが危うくなったとき。
「意見はあるがね。しかしそんなむずかしいもんじゃねぇ。新選組の大将はお前さんだ。お前さんが源九郎義経みたいな白っ面(しらっつら)で悩んでいることはないんだよ。大将というものは、悩まざるものだ。悩まざる姿を常にわれわれの幕下に見せ、幕下をして仰いで泰山のごとき思いをさせるのが、大将だ。お前さんが悩んでいるために、みろ、局中の空気は妙にうつろになっている」
見せかけだけでも、堂々としていなくてはなりませんのですかねぇ。大将たるものは・・・・