花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

畠山健二著 本所おけら長屋

2024年08月04日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

第9回 辻俊文さんと巡る 諏訪のまち探訪 でございます

「写真で見る近鉄四日市駅とスワ百貨店開業/四日市を掘り起こし/第9回」 (youtube.com)

さて、1カ月ほど前、ふと手にした本 本所おけら長屋 読み始めるとやめられなくなりました。

万造は、文七を無視して、話を続ける。

「剣術で大切なのは、相手の心や動きを読むことだって。だから刀を構えて向き合った二人は、相手の心の動きを探り合う。構えや姿勢から技量を見極め、眼の動きから、それが自信なのか強がりなのかを読み取る。まあ一歩間違えりゃ死ぬことになるんだから、いろんなことを考えるんでしょうけど、しち面倒くせえもんですね。島田の旦那(おけら長屋に住む浪人)にそう言ったら、なんて答えたと思いますか」 文七は何も答えない。

島田鉄斎《だがな、万造さん。一番強い剣客は、相手の心や動きなどは読まない。おのれの心を信じ、正面から正々堂々と打ち込んでくるんだ》

現代に消え去ろうとしている人情噺が、ここでは脈々と生きづいておりやす。たのぴー

やっぱり、おけら長屋では、そんなことになってんだ。どうしてそんなことに首を突っ込みたがるの。人は人、自分は自分でしょ。おせっかいも度を越えると、ありがた迷惑だわ」

万造はにやりと笑って「お満さんよ、それならどうして八五郎さんのことを伝えに来たんだ。てめえじゃ気付いていないようだから教えてやるがな、あんたもそのお節介に片足突っ込んじまってるんだよ」 お染が小さな声で笑う。

「楽しいよ、お節介って。やくのも、やかれるのも。だってその人が好きってことだろ。嫌いな人にお節介なんてやかないからね。だから、あたしたちには、好きな人がいっぱいいるってことさ」

みんなが優しい顔で、お満を見つめた。

現在では、おせっかい は、むしろ迷惑と考えられがちです。けれど、貧乏人どうしが寄り添って生きる長屋では、思いやり、助け合う心が大切にされました。自分を犠牲にして、なんで人の為に尽くすの?いま、問い直されることばです。


未来社会は始まっている

2024年07月13日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

友人が携帯を亡くした。どうやら掏(す)られたらしい。

あわてた。家族総出で、えらいことになった。即、携帯の会社に連絡を取り、止めてもらった。

どうやら四日市外にありそうとの返事。返っては来なかったが、一段落して新しい携帯を買い求めた。

「今までのデータはどうなったの?」と聞くと、「大丈夫です、従来通り入れておきました」ということで、不自由なくスムーズに使用できた。

ここで年寄りは疑問に思わなくてはならない。それでは、少し前からやかましく言われてきた『個人情報』とやらは、どうなってるのか?人に聞くと、クラウドとかが雲の上にあって、溜まった個人のデータは雲の上に保存されているということだ。

今や管理社会の真っただ中、くれぐれも悪事を携帯で連絡し合わないように。悪事をたくらむときは、お互いの目をしっかり合わせて、実行してもいいかどうかを確認し合うことでアリマス。

雲の上の神様は、すべてをお見通しなのです。きっと・・・


オッペンハイマー氏の涙

2024年06月21日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

2016年5月27日、現職大統領として初めて広島を訪れたバラク・オバマ前大統領は、広島市平和記念講演でこう演説した。

71年前、雲ひとつない明るい朝、死が空から降り落ち、世界は変わった。閃光と炎の壁は都市を破壊し、人類が自らを破壊するすべを手に入れたことを実証した。

昨日のニュースを見ていたら、オッペンハイマー氏が アメリカで原爆被爆者とあった時、「ごめんなさい ごめんなさい ごめんなさい」と涙を流して話した、その記録映像が発見されたという。

オッペンハイマー “涙流し謝った” 通訳証言の映像見つかる 1964年 被爆者と米で面会 | NHK | 原爆

懲りない人間は、いまも殺し合いを続けています。大ばかものです!


ジョージ・ソーンダーズ氏の名スピーチ

2024年06月14日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

“人生で大切なたった一つのこと”等で著名な、アメリカの作家 ジョージ・ソーンダーズ。2013年5月11日、アメリカ・シラキュース大学卒業式で、多くの聴衆に共感を呼んだスピーチ。

『私が人生で最も後悔しているのは、優しくなりきれなかったことだ。』

彼が中学1年生の時転校してきたひとりの少女。シャイだった彼女は、すぐいじめの標的になる。その時、ジョージ少年は、いじめる側ではなかったものの、傷ついた彼女にやさしくすることができなかった。このことを人生最大の後悔であると回想し、「あらゆる野心のあることに挑戦し、失敗して、様々な人と関わり“どうすればもっと優しくなれるのか”という難題に立ち向かおう。」と聴衆に訴え、多くの共感と感動を与えた。

優しく、思いやる意志をもって人に接することは、人に感動を与えることができるのですね。


人生エロエロ

2024年05月13日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

「四日市とんま大使が乱入!/沖縄料理・がちま家さん」 (youtube.com)

今回のお店訪問は、“がちま家”さんに飛び入りました。クリックしてみてください!

みうらじゅん氏の週刊文春に掲載の“人生エロエロ”というコラムをご存じあるか?この書籍は、強調しておくが図書館にあった本で、あくまでもわたくしの意に反して借りてきた書籍です。

人生の3分の2はいやらしいことをかんがえてきた。

ぼくは美大受験のために上京して1年が経とうとしていた。予備校で知り合った君は歳上で、女優の東てるみに似ていた。僕は浪人生の立場もすっかり忘れ、恋に落ち、童貞も落としてもらった。

ある夜、布団を出そうと押し入れを開けた時、ひた隠しにしていたSM雑誌群が同時になだれ落ちてきてちょうど君の膝のあたりで止まった。「友達が置いてきよったんや」と、必死に言い訳した僕に向かって君が言ったセリフ、

「縛ってもいいわよ」

でも僕は咄嗟(とっさ)に聞かなかったフリをした。

わたくし、二十歳くらいの時だった。サークル仲間の女性と二人で、名古屋へ滝沢 修の“ゴッホ”の舞台を観に行ったことがあった。なぜ二人だけで出かけたのか記憶にない。

劇中、全裸の女性がゴッホの絵のモデルをしているシーンなんかがあって、そこそこ興奮した。

その帰りに、電車の中で、彼女から「うちへ寄っていく?」と言われた。彼女は下宿のひとり暮らしであることは分かっていた。自分は、根はスケベだったが、女性崇拝の傾向が強く、思わず「帰る!」と言ってしまった。後で先輩に聞いたことは、「あの女はえらい御仁だぞ!」ということを聞き、まっすぐ帰ってよかったと思った。ま、普通は断りますよね!皆さんも、そんな 思い出深い 青春の危ない経験は、ございませんか?あんま あぶななかったか!


ハングリーであれ 愚か者であれ

2024年05月11日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

「写真で見る昭和30年代の四日市/四日市を掘り起こし/第3回」 (youtube.com)

第3回は、白揚書房から諏訪駅あたりを歩いてみました。クリックしてご覧ください。

2005年6月12日、アメリカのスタンフォード大学卒業式で、スティーブ・ジョブズ氏が行った名演説は聴衆の心をわしづかみにしました。

あなた方の時間は限られています。だから、本意でない人生を生きて時間を無駄にしないでください。何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当に何をしたいのかもう知っているはず。他のことは二の次で構わないのです。私が若い頃、『全地球カタログ』という素晴らしい本に巡り合いました。スチュワート・ブランドというメンロバークに住む男性の作品で、詩的なタッチで躍動感がありました。パソコンやデスクトップ出版が普及する前の1960年代の作品で、すべてタイプライターとハサミ、ポラロイドカメラで作られていた。言ってみればグーグルのペーパーバック版です。グーグルの登場より35年も前に書かれたのです。理想主義的で、素晴らしい考えで満ちあふれていました。

勇気をもらえる名スピーチ 株式会社ダイアプレスより

スチュアートと彼の仲間は全地球カタログを何度か発行し、ひと通りやり尽くしたあとに最終版を出しました。背表紙には早朝の田舎道の写真が。あなたが冒険好きなら、ヒッチハイクをする時に目にするような風景です。その写真の下には「ハングリーなままであれ。愚かなままであれ」と書いてありました。筆者の別れの挨拶でした。ハングリーであれ、愚か者であれ。私自身、いつもそうありたいと思っています。そして今、卒業して新たな人生を踏み出すあなた方にもそうあってほしい。

ハングリーであれ。愚か者であれ。   ありがとうございました


原因と結果の法則2

2024年04月23日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

今回 ええまち四日市でとんま大使が乱入いたしましたのは うちの隣のよつばさん これがまた 良い兄ちゃんなんですワ(文字をクリック願います ま 見てください)

「四日市とんま大使が乱入!/餃子酒場・よつばさん」 (youtube.com)

もうしばらく おつきあいを・・・

角川文庫の“原因と結果の法則”訳者 まえがきより

すべての物には原因と結果があるのでしょうか?最近、「あわの歌」を歌うと元気になるよ、と聞いたので、『あわの歌』を2,3回歌ったところ、とても元気になりました。(下の文字をクリック願います)

あわのうた #444 - Bing video

ジェームス・アレンのこの本、原題を「人は思う通りのものになる」つまり、『人は考えたとおりの人になる』ということです。もっと俯瞰していいのであれば、「あなたの思いが現実になる」、「あなたの思いがすべてだ」ということになるかもしれません。「自分を変えたかったら、自分の考えを変えなさい」、「世界を変えたかったから、自分が変わりなさい」。本のタイトルの意味は次のようだと思いました。『良い人間には良い人生がもたらされ、悪い人間には良くない人生がもたらされる』のです。

そんな馬鹿な!と思いませんか?でも、そう思ったらそれまでです。

この本に こんなことが書いてあり、それはないでしょ!と感じました

征服者と奴隷の居る世界で、征服者は奴隷を必要としているし奴隷も征服者を必要としている、というのです。お互いが持ちつ持たれつの関係であると・・・。

ここに“やわらかい頭の作り方”という本がございます。つづく(次で最後でゴザイマス ご辛抱を・・・))


原因と結果の法則とは?

2024年04月22日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

賢そうな振りをしてアホな私。本棚に並ぶ本を見れば、中途挫折の本ばかり。その中で選んだこの1冊を読み直した。“「原因」と「結果」の法則”ジェームス・アレン著 坂本貫一<訳>。初版は2003年4月(当時1200円+税)とありました ので、なぜか読み直してみた。

宇宙は、ひとつの絶対法則によって成り立っている。それは『自分が心に思ったことは、そのまま現象となって現れる』。自己犠牲を強いて正しいことを思い実践すれば幸せが出現するし、逆に、悪いことや不安なことを思えば逆の現象になるということ。

まず素直に読んでみた。6回ほど読み直した。宗教に近い感覚、悟りの境地。比較的薄い本でしたので、何回も読み返すことができるが、嫌気がさしてくる。そこで角川文庫から違う方の訳で出ていたのでこれも読んだが、同じ原文でも訳者によりこれだけ変わるのかと驚かされた。こうです・・

まず、坂本貫一訳

「人間は思いの主人であり、人格の制作者であり、環境と運命の設計者である」

 私たち人間は、強さと知性と愛を備えた生き物です。と同時に、自分自身がめぐらす思いの主人なのです。

 私たちは、人生で直面するどんな状況にも賢く対処する能力と、自分自身を望み通りに創り上げるために使うことができる、変容と再生のための装置を内側に持っています。

“思い”の力で環境は変えられる。ということで、次は角川文庫の同じ個所です。

「人は自分の思考の主人であり、自分の人格の形成者である。また、人生の条作、環境、運命の創造主でもある」。

私たち人間はパワーと知性と愛を持つ存在です。そして同時に自分の思考の主人でもあります。私たちはどんな状況にも対処できる鍵を持ち、自分自身の中に自分を変容させ、再生させるパワーをもっています。そのパワーによって、自分が望むとおりの人間になることが出来るのです。

どちらも良く分かりませんが、わたしは、前出の本の方がまだ理解できました。あー、なにを言いたいのでしょうか?   つづくに期待をしてください・・・


ドキドキドン一年生

2024年03月27日 | わたくしごと、つまり個人的なこと

20数年前になります。娘夫婦の仕事が忙しく、孫を1週間ほど預かることになりました。男坊主です。

4月から小学校に入学する直前で、夜は、おばあちゃんと並んで寝ました。

その時、向こうを向いて、小さな声で、この歌を歌っていた ということです。

ドキドキドン!一年生 (youtube.com)

蚊の鳴くような声で・・・