花の四日市スワマエ商店街

表参道スワマエ商店街会長のひとり愚痴

四日市の映画館 四日市日活③

2023年09月18日 | レモン色の町

戦後立ち上げられた“ラジオ劇場”は、演芸中心だったが、久保仁氏著の『ローカル映画館史』によると<経営者がベテランを欠いていた>とあって、昭和31年に日活直営の『四日市日活劇場』となる。当時、日活は青春路線で上昇気流に乗る時だった。どうやら昭和43年の住宅地図に、あえて“四日市経営”と書かれていたあたりに何かありそうな気がする。とにかく日活は30年代に急成長を遂げる。石原裕次郎、小林旭、浅丘ルリ子、吉永小百合、浜田光男、宍戸錠等有名スターを輩出する黄金時代を迎える。

日活発行の本に昭和31年のニューフェイスが公開されている。が、ここで分かるのは、二谷英明と小林旭くらいかな?選ばれても狭き門だったようだ。

しかし、映画界もテレビの普及等で昭和40年代になると徐々に下降線をたどり始め、任侠路線からやくざ路線やポルノ路線へと移行していった。

注:続編のポスターです 悪しからず

昭和46年 日活ロマンポルノ第1作白川和子主演の“団地妻 昼下がりの情事”と小川節子の“色暦大奥秘話”を公開。昭和63年 ロッポニカのブランド名に変更した。昭和56年11月になると四日市日活は閉館して,大鯛ビル4階へ移転、63年7月に『ロッポニカ・四日市』に改称された。この時、風祭ゆきが舞台挨拶に来四している。平成元年 ロッポニカは映画製作を終了するが、四日市の劇場は現在も存在している。


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