黒部製缶(写真拝借)
「茶箱は優秀である」
ことはよく知られているが
そのウワサは本当でした。
もうずいぶん前のことですがA様宅でのこと。

先祖から引き継いだ大切な書やお軸を
杉の茶箱に保管して数十年。
時々出して眺めたり掛け替えたりしながら、
その茶箱は貴重な財産を湿気と臭いから守り、カビの発生を抑え、
さすがに少し変色はしていたけど、
呼吸し生き続けていることを目の当たり(まのあたり)にして
感動しました。
茶箱で守られ、受け継がれるモノ達には
「血(DNA)」と「ルーツ」が 確実に存在しておりました。
「私が死んだあとに、子供達や孫がこの箱を開けてくれればいい。」
と おっしゃって
残したいモノと家族への愛を茶箱に閉じ込められたA様。
その独り言のような言葉の場面に立ち会ったことに
深く感動しています。
私は私の心の茶箱に閉じ込めています。
茶箱は今や本来の目的通りに使われることはほとんどないが
そのかわり
米櫃代わりやペットフードの保管に使われたり、
衣類やカメラ、写真、思い出の作品、
コレクションなど
長期間の保管に適した優れモノだ。
捨ててはいけない文化を守るもの整理のひとつだと、
確信したのでした。
A様 ありがとうございます。
カルトナージュ?
作ってみた~い
