島根県津和野町の太鼓谷稲荷神社に参拝後、国道9号を横切り、吉賀町(旧柿木村)に向かう県道226号に入ると右手にこの石橋が見えてきます。歴史の道に足を踏み入れてみると、過去にタイムスリップしたような気持ちになりますよ。
また、「津和野ボランティアガイドの会」の皆様により、次のように説明されています
「笹山の石橋」
津和野・廿日市街道の中で最も歴史の道に相応しく往時を偲ぶ唯一現存するのがこの笹山の石橋です。長さ4.2米、幅1.2米のこの橋は本体の重量を軽減して外圧にも耐え得るように工夫が施されています。
笹山水害で上側の橋が流出していなければ幅2.4米の立派な姿が現存しているはずでした。
「津和野藩の参勤交代」
徳川幕府の武家諸法度の制度によって津和野から江戸まで247里、988メートル、約1ヶ月の行程で津和野を4月に出発して、その年は江戸に滞在し、翌年7月に江戸を出発して津和野に帰国しました。
この繰り返しで寛永12年(1635)から安政5年(1858)まで二百二十余年間続きました。一回の人数は150人から200人位であったと言われています。