山口県の下関市から響灘を左手に見ながら国道191号を北上していると、川棚温泉を過ぎた小串地区の先にハッとするような真っ赤な鳥居が見えてきます。いったい何があるのだろうかと右手の参道から登ってみると朱色の鳥居の長門国稲城山「福徳稲荷神社」が立っていました。神社の境内から眺める響灘の夕陽がとても印象的です。
福徳稲荷神社は千年以上の歴史があり、当時は現在の千本鳥居内に谷嶽・谷森・谷川稲荷の御名で三社をお祀りしてあったそうです。昭和46年秋にこの三社を合祀し、旧祠時代より残されていた碑に刻まれた福徳を崇め、福徳稲荷神社と称えてお祀りされています。