展示されている大型ねぷた
青森県弘前市内を散策しました。最初に訪れたのは津軽藩ねぷた村で、ここには大型ねぷたがたくさん展示されています。
国の重要無形民族文化財に指定されている弘前ねぷた祭り(8月1日~7日)の由来は、「坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に始めた」というおとぎ話や、「夏の睡魔を追い払うねむり流し(精霊流し)が始まり」という説や、「津軽藩祖為信が京都で豊臣秀吉に大灯籠を見せたのが始まり」などと、さまざまな説があるそうです。
津軽藩ねぷた村
ねぷたの形は、扇形が主流となっており、正面の絵は鏡絵と言われ、三国志・水滸伝などの勇壮な絵が描かれています。また、後面は見送り絵と言われ、対照的な愁いを含んだ美人画が描かれています。
ねぷたの内部を見学することができます
前提灯を先頭にして、ねぷたの引き綱に連なった子供たちを中心に老若男女が、笛や太鼓、鉦の哀愁を帯びた囃子に合わせて「ヤーヤドー」と掛け声をはりあげて城下町弘前を練り歩くとのことです。
ねぷたの数は、青森市や五所川原市が20台から30台なのに対して、弘前では今年81台が出陣しました。これはすごい数ですね。私は五所川原のねぶたと青森市のねぶたは見学しましたが、この弘前市のねぷたは日程の都合上、ねぷた館での見学のみでした。