いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

だんな床屋

2014-03-07 | 家族・おうちバナシ
ここんとこ、毛先の傷みが激しくて毎日キーキーしていました。

5年前、越して来て初めてこちらの美容院に行った際、
「髪の毛のふくらみを減らしたいのでストレートパーマの類をお願いします。」と頼んだところ、
「縮毛ではないですけど、縮毛矯正をしましょう。」と言われたの。

シュクモウ デハナイノニ、シュクモウキョウセイ?

少し腑に落ちなかったのだけど、うねりのようなクセぐらいは少しあるし、
夢のようにサラサラになると言われたのでお願いしました。

朝の10時から入って、お昼も食べずに夕方の5時まで。
(カラーリングもしたからだけど)
その間、何時間も一人ぼっちの時間が続き、控室に消えた美容師さんは今頃コンビニ弁当食べてるんだろうなー
空腹に耐えながらじっとしていました。

出来上がった髪の毛は「叶美香さん」ばりにまっすぐ!
およそ私らしくはなかったのだけど、それから2ヶ月ぐらいは夢のようにまっすぐツヤツヤな髪の毛でした。

でも今にして思えば、やっぱり高温のコテでアイロンをかける髪の毛にダメージがないわけないよね。
髪の毛はビニールのようにテロンテロンになり、元気な細胞でできた毛質とは言えなかったと思うの。

その美容院は、ついてくれた男の子(ディレクター?とかの役付き)がおそろしく話のつまんない子で、
別にこちらも会話したいわけじゃないんだからいっそ黙っていてくれてよかったのに、
一応会話をしようとしてくるんだ。
「休日とかは何されてるんですか?」と聞かれればそれなりにこちらも答えるじゃない。
そんな回答に対して相槌がすべて「あー、そうなんすかー」で終わりなわけ。

会話を広げる努力もせず、展開もできない。
こちらが逆に質問すれば自慢話が始まる…
ワタシの方が上手に話題を振って相槌をはさんでで、クタクタになっちゃったんだよね。

「もう、この人はコリゴリ」と思ったので、それ以降行ってないわ。
(行けばまた彼が担当で出てくるんだろうし)

その後、年齢による乾燥も加わって、また少しうねりは出てきたけれど、
とりあえずもう縮毛矯正はしないと決めて、別の美容院に行くたびにカットをしてもらいました。

「できればゆるくパーマをかけたいんですが」と聞いたら、
「まだ前の縮毛矯正が残っているのでできませんね」と毎回言われるの。
縮毛矯正した髪の毛にパーマをかけると、ゆるーくしたくてもチリッチリになっちゃうんだって。
(今度の美容院は信頼できそう)

で、5年近くたちました

この冬、毛先がもうリカちゃんの髪の毛状態で、ナイロンみたいだったの。
元気な髪の毛は1本とって片結びしようとしてもツルン!と戻るもんだよね。
けど、このリカちゃんは結んだら結ばれたまんま。
毎朝、ボアシーツの毛玉が毛先について、固く絡まってしまいどうにもほどけない。
そんなのが髪の毛に何か所もできるの
それで、毎朝丁寧にほぐすんだけど、絡まった時についた癖はそのまま、一日中直角に折れてたりするんだ。(濡らせば戻るよ)

なにしろ、不健康な髪の毛だったのよ。

縮毛矯正から5年ってことは60センチは伸びてるってことよね。
でも毛先には明らかにリカちゃんが残っていて、それがこの冬イライラの原因だった。

近々美容院に行きたいのだけど、それよりなによりこの毛先の痛んだところを早くなくしたくて、
きのう「だんな床屋」にカットを願いしました。

もうさー、伸び放題で清潔感も何もないひどいもんだよ。
おトイレの蓋に絶対触ってるもんね。




「だんな床屋」はね…

浴室に新聞を広げて、私は裸でオスカー像のように前で手を重ね、
オットはカリヤザキさんのように作品のまわりを廻ったり引いてみたりしながら
アーティスティックに(笑)大胆にハサミで生け込み…じゃなかった刈り込みをしていきます。
一応生意気にハサミを縦に使って「すき」まで入れたりして。
どうせそのうち美容院に行くつもりなので、適当でいいよーと、とりあえず毛先のピロピロを15センチ、カットしてもらいました。

たったこれだけなのに髪の毛はすごく軽くなり、指どおりは夢のよう
今朝は起きたら、毛玉が全然ついてなくて、1つついていた毛玉もストンと取れました。

まだ縮毛矯正で死んだリカちゃんの毛が残っているのかなー。
もう残っていなければいいなー。
たとえうねりがあっても、やっばり細胞が元気な「生きた」髪の毛に早く戻りたいと思っているんだぁ…。