ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

ひきこもり全国研修会登壇のお知らせ

2017年10月19日 15時34分24秒 | 代表丸山の活動
 9日の5年に1度のイベントを無事終えたあとの“ご15会ロス”からようやく立ち直った(笑)当スタジオ代表の丸山です。

 この秋2度目の厳寒となり、各地で冷たい雨が降っていますが、皆様ご体調はいかがでしょうか。

 さて、来たる10月28日(土)と29日(日)、ひきこもり家族会の全国ネットワーク「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」(以下「KHJ」)が、毎年秋に各地持ち回りで開催している全国研修会「第12回KHJ全国大会in東京」が開催され「明治大学アカデミーコモン」を会場にした2日目、私が「ピアサポート分科会」第1セッションで報告者を、第3セッションでグループファシリテーターをつとめます。

 心身障害の分野で発展してきたピアサポートをひきこもりの分野にも導入しようと、厚労省の事業としてKHJをはじめ官民の部署・団体で行われているピアサポーター養成は、本来のピアサポートの理念に合致しているのでしょうか。また、経験者がひきこもり相談を実践することはピアサポートと言えるのでしょうか。

 このような問題意識のもと、昨年度から連続学習会「ひきこもりピアサポートゼミナール」を開講している「ひきこもり当事者グループ「ひき桜」in横浜」代表の割田大悟氏と、同ゼミナールのスタッフでもあり、当スタジオ相談員として14年半にわたり不登校・ひきこもり相談を実践している私が、リレー報告します。

 第2セッションではNPOとKHJ家族会でピアサポーターをつとめるお二方のリレー報告、第3セッションでは参加者がグループに分かれての対話交流会が行われます。

 第3セッションの対話交流会で私は「なぜピアサポートに関心があるのか」というテーマのグループを担当します。ピアサポートの方法・技術ではなく、その前提として自分に向き合うためのテーマです。“他者との対話を通じて自己と対話する”ような内容にすることをめざしますので「ピアサポーターになりたい」「自分のひきこもり体験と向き合いたい」「ひきこもり状態とは何かを考えたい」といった方々はぜひお選びいただきたいと考えています。

 今年の東京大会では「つながろう~生き方の多様性を認められる明日(地域社会)をめざして~」をテーマに、その地の利を活かして初日のシンポジウムと2日目の分科会に、首都圏を中心に当事者活動家、家族会代表者、支援者、専門家を幅広く配したキャスティングを実現しています。
 また、2日目はほとんどの分科会で前記のような全員参加型の対話プログラムを行うセッションが組み込まれています。
 一方的に聴くだけではないこのイベントで、出会いと交流を通じて「つながり」という未来への希望をつかんでみませんか。

 申込期間は過ぎていますが、2日目の申し込みは前日正午まで受け付けている(1日目は満席につき締切)とのことですので、ぜひご検討ください。
 
 開催時間や内容・出演者など詳しくは下記案内ページをご覧ください。

 台風が日本列島に迫っているとのこと、この週末はくれぐれもご注意ください。


「KHJ全国大会」の開催要項ページを見る
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「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」開催報告

2017年10月13日 15時13分53秒 | 記念企画
 秋の長雨が始まったようですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、本欄でも数回にわたって詳しくお知らせしてきました標記イベント(略称「ご15会」)を、去る9日に開催しました。

 定員30人のところ、おかげさまで終了までに44人のご参加をいただきました。ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。

 会場の横浜市健康福祉総合センター9階、みなとみらいを一望する横浜市社会福祉センター901・902会議室。第1部ではパーテーションを外してひと部屋として使用。定員に余裕ある54席でしたが、受付と講師席を除くほとんどの席が埋まってほぼ満席となりました。

 まずは筆者で当スタジオ代表の丸山が、標記メルマガの歴史や、一部書籍化以降の広がりをお話ししたあと『不登校・ひきこもり対応を考える~何が適否を分けるのか~』と題した記念講演を行い、書籍化にあたって序章に収録した“「願い」と「思い」の葛藤”や収録しなかった“本人への見方と対応の発想”、さらには最近講演に取り入れているウサイン・ボルト選手の言葉を使ってのたとえ話などを、コンパクトにまとめました。

 続けて分科会担当講師の方々が前に並んで分科会の紹介と活動の告知を行い(写真)、質疑応答を経て第1部を終えました。

 休憩時間はテーブルのレイアウトを元に戻しながら会場の職員の方にパーテーションを閉めていただき、903会議室を加えた3部屋で3つの分科会に分かれました。

 第1分科会『ひきこもり本の○と×~当事者による書評会』では、担当講師の林恭子氏が持参した本を並べて勝山実氏とともにお薦め本と薦められない本を紹介。順番に回される本を手にして目を通す方や質問する方もいらっしゃり、役立つ内容になったようでした。林氏によると参加した12人のほとんどが当事者の方で、後半にはひきこもり言説の功罪について痛烈な批判もあり、ひきこもり20年の歴史についてあらためて考えさせられた、とのことでした。

 第2分科会『ひきこもり支援の○と×~当事者活動を通じて~』では、担当講師の割田大悟氏と木村直弘氏の注目度を示すかのように、当事者・親・支援者・研究者など幅広いお立場の約20人が参加。割田氏によると、ご両人の現在の活動、活動に至った経緯、今後の展望について話題提供し、参加者からご意見ご質問を受けました。対話や居場所活動の重要性のほか、これらの活動を行うマンパワーと資金の不足などの課題も出たとのことです。

 第3分科会『メルマガをテキストに~家族会はこう行われる~』には20人近いご家族が参加。丸山と遠藤恭子氏が「呼ばれたい名前を書いた名札を作る」「最初にテキストを読み上げる」などいつもの「しゃべるの会」と同様に進行しました。不登校状態のお子さんのご家族を中心に想定していましたが、何しろ人数が多く時間が短く、またひきこもり状態のお子さんのご家族も多かったため、話題は前半がひきこもり状態、後半は不登校状態が中心で、最初にお断りしたとおり「さわりだけの体験」にとどまりました。

 このイベントによって初めて当スタジオをお知りになった方や、昔ご利用くださっていた方、ある講師の方に会いたくて参加した当事者など、丸山にとっても参加者にとっても、多くの出会いと交流の場になり、開催して良かったと実感した丸山でした。

 スタッフ不足などで不手際や至らない点が多々ありましたことを心からお詫び申し上げますとともに、休憩時間中のテーブル移動などにご協力くださった参加者や講師の皆様に、厚くお礼申し上げます。

 今後とも当スタジオならびに『ごかいの部屋』およびその書籍化『不登校・ひきこもりが終わるとき』をよろしくお願い申し上げます。


『ごかいの部屋』の案内ページを見る
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「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」事前情報(3)

2017年10月06日 16時01分23秒 | 記念企画
 代表の丸山です。

 神奈川県も雨が降り始めましたが、皆さまのところはいかがでしょうか。

 さて、標記イベントの開催が3日後に迫りました。そこで、詳細情報の第3回として、第2部の分科会①をご紹介してから、当日の要項をお伝えします。

 分科会①「ひきこもり本の○と×~当事者による書評会~」では、標記メールマガジン(メルマガ)と一部を収録した拙著『不登校・ひきこもりが終わるとき』(拙著)を両方読んでくれている、林恭子さんと勝山実さんという屈指の読書家に、ひきこもり状態に関係する本についての“本音の書評”をしていただきます。

 わが子がひきこもり状態になって、いろいろな本を読み漁ったという方は少なくないでしょう。また当事者の方のなかにも、本を読んでいたという方が少なくないようです。
 この分科会は、そうした方々に、書評を通じたひきこもり理解への道案内となることでしょう。

 林さんは高校と大学で不登校。25歳から2年間ひきこもり状態に苦しんだのち、不登校問題、ひきこもり問題と順次関わるようになり「新ひきこもりについて考える会」やそこから派生した「読書会」への参加者から共同世話人へと活動を進展させるかたわら、同じひきこもり経験者の夫と古本屋を開業。現在は「一般社団法人ひきこもりUX会議」の代表理事として「ひきこもり女子会」を定期開催するほか先日から「女子会キャラバン」事業を開始して全国各地で開催し始めるなど、ひきこもり女性のカリスマ的存在になりつつあります。

 林さんは、メルマガの古くからの愛読者であり、なおかつ不登校・ひきこもり体験に丸山と共通する点があって意気投合しており、同志的なつながりを保っています。

 勝山さんは「ひきもり名人」と自称し、1万部が刷られた『安心ひきこもりライフ』や講演、そして執筆を通じて“勝山節”とも呼ばれるユニークな視点での発信で有名です。しかしそんな勝山さんにも、大学受験に3度失敗してそのままひきこもり状態になって苦しんだ数年間がありました。現在は「新ひきこもりについて考える会」共同世話人や、和歌山県内のNPOの土地に小屋を建てたり「安心ひきこもり道場」というミニイベントを開催したりと、当事者視点の活動をぶれることなく続けています。

 当メルマガについては、内容もさることながら「誰に頼まれたわけでもないのに(お金にもならないのに)、15年も書き続けている」として敬意を表明しています。

 このようなベテラン当事者(?)のお二人が読んできた数多くの本のなかで、どんな本が良かったか、どんか本はダメなのか、を語って参加者に判断材料を提供するとともに、参加者からのご意見ご質問、たとえば「その本は自分も読んでこう感じた」「この本はどう思う?」などご自由にご発言いただけます。 
 以上、3回にわたってプログラムの内容と講師をご紹介してきましたが、最後に当日の参加方法をご案内します。

 会場はJR桜木町駅の真ん前にある(駅のホームから見えます)「横浜市健康福祉総合センター」というビルのなかにある「横浜市社会福祉センター」の901~903の3室です。

 受付は901会議室を入ったところに設置しますので、事前申込み済みの方はお名前をおっしゃっていただき、事前申込みしていない方は申込書にご記入ください(案内チラシには「当日申込は要問合せ」と記載していますが、お問い合わせの必要はありませんので直接ご来場ください)。

 なお参加費は無料です。

 第1部の部屋は901・902の合同で、第2部が始まる前にパーテーションを閉じて仕切り、①と②の分科会に使用します。分科会③は同じフロアの903会議室で行います。

 なお、電話での事前申し込みは明日7日いっぱいで締め切らせていただきます。メール、案内チラシ裏面申込欄のFAX送信、「こくちーず」からのお申し込み、は前日23時までです。間に合わなかった方は当日直接ご来場ください。

 では、当日ひとりでも多くの方のご参加を講師・スタッフ一同心からお待ちしております。
 ご検討のほどよろしくお願いいたします。


「ひきこもりUX会議」のブログを見る

勝山実さんのブログを見る

「こくちーず」の開催案内を見る
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『ごかいの部屋』第226号配信

2017年10月05日 19時25分19秒 | ホーププロジェクト
 秋晴れの日が少ない10月の始まりですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 さて、標記メールマガジンをきょう午前に配信しました。配信が1日遅れましたことをお詫び申し上げます。

 今月は当メルマガ創刊15周年にあたりますので、コラム(本文)をお休みさせていただき、特別編集の記念号としました。

 冒頭で筆者の丸山がお受けしている今月の講師の仕事をふたつご紹介したうえで、丸山のご挨拶、記念イベントの出演者紹介、当メルマガの一部を書籍化した出版社社長が1年前の当スタジオ設立15周年にお寄せくださったメッセージ、情報欄、…という誌面構成です。

 つきましては、当メルマガが書籍化された経緯の一端や記念イベントの出演者をお知りいただく資料としてご一読くださいますようお願いいたします。


『ごかいの部屋』226号を読む
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東京での不登校講演のお知らせ

2017年10月04日 18時28分48秒 | 代表丸山の活動
 「『ごかいの部屋』創刊15周年記念集会」が目前に迫り、広報のラストスパートに満席への望みをかけている丸山です。

 そのあおりでこれまでお知らせしていませんでしたが、来たる8日(日)、東京・新宿の「河合塾COSMO東京校」が毎年2,3回開催している「少し楽になる保護者向け公開講座」の講師をつとめます。

 20回目となる同講座、今回の講師である私の演題は『生きざまとしての不登校を考える』。
 
 「不登校は生きざま」という持論にもとづき、イベント名のとおり親御さんが楽になっていただける内容を準備します。

 わが子の不登校状態に直面し、混乱している親御さん、迷いの渦中にある親御さん、自責の念にかられている親御さん、そしてそんな親御さんの相談を受けている方はもとより、不登校状態に関心あるあらゆる方にお聴きいただけ、ご意見ご質問をいただけることを願っています。

 開催要項はリンク先をご覧のうえ、ご参加くださいますようお願いいたします。


講座の開催要項を見る
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業務カレンダーに10月の予定を掲載

2017年10月02日 14時55分43秒 | ホームページ
 雨の多い今週ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 先ほど今月の業務日程を入力しました。

 今月から、土日月祝の「原則休業日」のうち終日休業する日(「お問い合わせ・ご利用 不可」と記載)や臨時休業日のなかで「イベントを開催する」「イベントに登壇する」「講演する」の3つのいずれかに該当する日には、その旨記載してありますので、各日付をクリックした際にご確認ください。

 今月の場合、今月は8日(日)に丸山代表の不登校講演が、9日(月祝)に本欄でお知らせしている主催イベントが、それぞれ入っています。さらに最終週末にはひきこもりに関する全国大会があり、29日(日)には「ピアサポート」分科会で丸山代表が講師のひとりをつとめます。

 これらのイベントにつきましては、今後も本欄でお知らせしていきますので、ふるってご来場ください。

 さて、今月は「原則休業日」が数か月ぶりに3日間程度終日開室(「お問い合わせ・ご利用 可」と記載)にできる見込みです。その他の曜日では一部の時間(「お問い合わせ・ご利用 ○時まで/○時から可」と記載)または終日の臨時休業日を数日いただきます。

 ただし、原則休業日の完全休業または一部休業日が増える可能性がありますので、随時ご確認くださいますようお願いいたします。

 九州などで豪雨が予想されている折、お気をつけてお過ごしください。


【業務カレンダーの見方】

 業務日は毎週火~金の各曜日(祝日を除く)、業務時間は10~16時です。この日と時間帯に一部または終日お休みをいただく場合は、それぞれ「一部休業日」「臨時休業日」と表示しています。

 それ以外の土日月の各曜日と祝日は「原則休業日」と表示しています。

 そのほか、メールマガジンの配信日、家族会やイベント、講座の開催日にはその旨表示します。

 業務日のうち前記「休業日」の記載がなければ相談等のご利用が可能です。

 休業日の記載がある日のうち「一部休業日」は上記業務時間の一部にお休みをいただく日ですので、お問い合わせやご利用が可能な時間帯を、該当日の表示をクリックしてご確認ください。

 「原則休業日」は“丸山代表のスケジュールを優先し、空いていればご利用が可能な「業務日」に切り替えられる日”という意味であり、必ず休業するわけではなくお問い合わせ・ご利用の両方またはお問い合わせが可能な日がありますので、お問い合わせやご利用が可能かどうかを、該当日の表示をクリックしてご確認ください。

 上記のような休業日とその内容は、月の途中で変更される場合がありますので、随時ご確認くださいますようお願いいたします。


トップページの業務カレンダーを見る
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