ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

2013年度の業務終了のお知らせ

2014年03月28日 15時53分57秒 | 運営
 桜の便りが聞かれる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、当スタジオは明日からの原則休業日(土日月)をすべて完全休業とさせていただくことにより、本日16時をもちまして今年度の業務を終了させていただきます。

 ただし、年度内にスケジューリングされていた、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』号外と機関紙「ヒュースタ通心」号外のふたつに関する作業が、代表の丸山の体調不良などの事情で遅れており、前者はこのあと配信されますが後者は新年度に後倒しさせていただくことになりました。たいへん申し訳ありませんがご了承くださいますようお願いいたします。

 ところで、今年度は4回開催した4年目の家族会「しゃべるの会」(第12~16回)がすべて10人前後の安定したご参加を得るとともに、最後の開催となった「第20回青少年支援セミナー」にも2日間日程となってから最多の延べ84人のご参加を得るなど、設立以来最高の1年間とさせていただくことができました。

 また、代表の丸山も、前年度に続き多くの講師依頼をいただいたうえ、新しい不登校・ひきこもり支援団体「湘南ユースファクトリー(SYF)」を周囲の関係者とともに設立し代表理事に就任、また年度末には当スタジオの看板業務として長年執筆・配信を続けてきたメールマガジンの単行本化作業が完了するなど、スタジオ内外であわただしくも実り多い活動の日々を送ることができました。

 この成果のうえに、次年度は「青少年支援セミナーに代わる新しい業務の新設と丸山の新著の発売」という新しい状況に対応するスタジオづくりが始まります。皆様のご支援ご参画ご利用を心からお願い申し上げます。

 なお、2014年度は4月1日(火)13時より再開いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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「メールマガジン単行本化発表期間」のお知らせ

2014年03月26日 18時55分31秒 | 記念企画
 高校時代に不登校、大学卒業後にひきこもりを体験し、当スタジオ設立2年目から現在まで11年半にわたってメールマガジンに執筆・配信してきた丸山代表の“体験的不登校・ひきこもり論”の一部が単行本化されることになりました。

 そこで、発売時期に合わせて本の趣旨を踏まえた会を3種開催し、本と当スタジオが新設する支援システムを紹介しながら参加者と考え合う2日間として、標記期間を設定します。

 特に1日目は昼と夜に別の会をセッティングして、ご都合によってお選びいただけるようにスケジュールを組んでいます。

 当事者やそのご家族から、関係者、一般の市民・学生の方にいたるまで、不登校・ひきこもりの対応や支援にご関心の方は、ご事情とご都合に合った会にご参加いただき、筆者の丸山とともに「当事者のニーズに合った対応・支援」を考え合いませんか。

 各会の詳細は下記リンク先をご覧になるか、案内書をご請求ください。

 この機会に、当事者・経験者をはじめ、ひとりでも多くの方と意見交換できることを願っております。


●全体スケジュール(詳細は会の名前をクリックしてご覧ください)●

 【1】ひきこもる心を楽にする集会(ひき心楽集会=ひきしんがくしゅうかい)=上の欄
   4月12日(土)13時半~17時/神奈川県立青少年センター

 【2】出版記念交流会=下の欄
   4月12日(土)18~20時/ビストロ・グロリア

 【3】第17回しゃべるの会
   4月13日(日)13時半~16時半
  
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「第20回青少年支援セミナー」2日目の報告

2014年03月20日 15時23分16秒 | ホーププロジェクト
 今回の会場は、パーテーションによって3分割できます。そこで9日に開催の2日目は「講座」という少人数制のプログラムのため、会場を1日目の3分の2の広さに仕切って準備されました。
 セミナー最終回の最後の日ということで、この日は「セミナーの歴史展示コーナー」として、パーテーションに沿ってテーブルを並べ、過去19回のセミナーの案内チラシと機関紙に掲載された報告記事が配置されました。

 ところが、前述のとおり想定を上回る人数の当日参加者によって「講座」としては断トツの40人と、定員を15人も上回る大盛況で、縮小した会場は人の行き来もままならないほど狭くなってしまいました。また、今回は支援関係者やひきこもり当事者の割合が最も高くなりました。

 丸山の講義が毎回評判の「講座1」の今年のテーマは「家族コミュニケーションを考える」。昨秋以来各所で講義してきた内容の一部を進化させ、より詳細な“丸山式コミュニケーション論”が展開されました。

 受講者がレジュメの記入欄に自分の考えを記入したり、場面に応じた受け答えを考えて挙手したり発言したりといった実習的な要素を挟みながらの講義が好評を博しました。

 また最後に、1日目にもご出演くださった過去のセミナーのご出演者のひとりである堀内和彦氏がご挨拶くださいました。

 2回続けて「学者枠」だった「講座2」は、今回はテーマの関係で初めて当事者をおふたりお招きしました。

 まず丸山が、機関紙「ヒュースタ通心」最新号(前号)に掲載されたコラム『当方見聞読』を読み上げ、構想を進めている「在宅生活支援」を中心とした「スロープ型支援システム」について説明。階段を昇らせるような一般的な支援ではなく、スロープを進むような支援の必要性を訴えました。

 続いておふたりの当事者に、体験談と利用した支援、ほしかった支援をお話しいただきました。

 ひとり目のSさんは、2度の解雇をきっかけに20代半ばの3年間をひきこもり、親戚の葬儀への出席をきっかけに外出できるようになって、支援情報をあたって安い居場所に通ったのち「不登校情報センター」に定着。その間、ハローワークのキャリアカウンセラーの言葉に救われたり、若者サポートステーションでうまく行かなかったりした経験を含め、実感こもった語りが印象に残りました。

 二人目のMさんは、小学校1年生からひきこもりに至る長い経験のなかで、親の理解があり家庭が居場所であったこと、しかしおとなになると学校に行っていない頃に比べプレッシャーが強くなって外出できなくなったこと、居場所で知り合った方の誘いでいろいろな場に参加するようになったことを語ったうえで、床屋に行くと「何やっているか」と聞かれるのを恐れて髪が伸び放題になって、人目が気になって外出できず、ますます外見が気になっていくという悪循環に陥ること、久しぶりに外出するとすれ違う人を避けられなかったこと、歯が悪くなっても歯医者に行けず、我慢できなくなって歯医者に行ったときに貧血で倒れたこと、などを語り、髪を切ってもらったり服装をコーディネートしたりする支援が必要ではないかと語りました。

 また、おふたりとも将来の葬儀や遺産相続、名義変更の方法など行政手続きをともなう知識・情報の提供やそれらを実行する際の同行者がほしい」という点で一致し、ひきこもりの長期化=高年齢化にともなうニーズがうかがわれました。

 最後に、過去のセミナーのご出演者でありながら1日目にご都合が合わなかった関水徹平氏がご挨拶とこの講座のご感想をくださいました。

 20回に及ぶセミナーも、いよいよ大団円。半数以上の参加者が残ってくださったなか「終了式」と銘打ち、会場の青少年センター別館の担当課で、セミナーにも2回一般参加してくださったことがある職員の方によるご挨拶と県の施策のご説明、この日司会をつとめた増田康仁氏と会場スタッフをつとめた桑原和也氏の、スタジオスタッフでありセミナーに何度も出演した両名の挨拶、そして丸山の挨拶を行い、万雷の拍手のなか20回を数えたセミナーは幕を下ろしました。

 今回は、初期の回に何度か参加された方の懐かしいお顔が見られた一方、初参加の方も多く、当スタジオの歴史とともに近年の口コミでの知名度上昇が感じられました。そのような上向き傾向のなかで最終回を迎えることができたのも、集客に苦しんだ時代のご出演者の方々、そして当スタジオの知名度が低かった時代から各回のテーマや内容で選んでご参加くださった方々のおかげと感謝にたえません。

 当スタジオはこれをもちまして定期開催イベントを廃止しますが、次年度の新しい展開の幕開けを告げる特別イベントを4月第2週末に開催する予定です。

 そんな当スタジオを引き続きご注目のうえ、ご支援ご利用のほど心からお願いいたします。


「第20回青少年支援セミナー」2日目の要項を振り返る
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「第20回青少年支援セミナー」1日目の報告

2014年03月19日 11時43分47秒 | ホーププロジェクト
 最後の開催となった当スタジオ伝統の標記イベント。今回は「シンポジウム」と「講座」の2日間とも、神奈川県立青少年センター別館で開催しました。

 一部出演者のご都合を考慮して開催日を例年より3週間程度早めたうえ、代表の丸山のスケジュールの関係で広報の開始が大幅に遅れたため、セミナー20回のなかで最も広報期間が短くなってしまいました。しかし広報が直前になったぶん事前申し込みせずに当日来場してお申し込みくださった方が多数いらっしゃり、1日目は定員に迫る44人、2日目は定員を大きくオーバーする40人という参加者数(両日ともスタッフ兼任2人含む・正式スタッフ含まず)で、2日間とも会場はギッシリ。1日目は当日用の申込書や出演者分の資料が不足するなど、準備不足で対応しきれずご迷惑をおかけすることになってしまいました。

 このように、参加者数から言えば大成功だった反面、運営面では反省すべき点が多々あり、主催団体としてもろ手を挙げて喜べない最終回となってしまいました。

 さて、2日に開催された1日目は、過去19回に1回または複数回ご出演くださった方のなかから再出演をご承諾くださった6名の方に、丸山がインタビュー形式でお話をうかがう最終回特別プログラムから始まりました。

 初出演の回の順に中央にお立ちいただき、ご出演の回を含めたご紹介のあと「丸山または丸山の近著の“元ネタ”であるメールマガジンへの評価」「ご出演後のご自身の歩み」「ご出演時と現在との当事者や状況の変化」「ご自身の今後、または当事者・ご家族・社会への提言」などの質問を、それぞれの方に応じて選びながら行いました。

 「通信制高校の教材の発達」「おとなのひきこもりの長期化=高年齢化」「フリースクールに来る子どもの状態の多様化」「ひきこもり当事者の研究者への受け入れ姿勢の定着」「ひきこもり状態のまま親の介護を引き受けざるを得ない状況の顕在化」など、ここ11年くらいのセミナー開催期間における当事者の傾向や周辺状況の変化、またそれに関するお考えがわかりやすく語られました。

 案内書などでの事前発表で「このプログラムはここ10年くらいの“不登校・ひきこもり小史”になるかも」と大見得を切っていましたが、それぞれ不登校・ひきこもりの研究や実践の第一線で長年ご活躍されている方々だけに、それぞれの上手な、そして示唆に富むお話は、まさに“不登校・ひきこもり小史”と呼ぶにふさわしい内容となり、このプログラムは大成功でした。

 15分の休憩後、前々回からおなじみの“当事者トリオによる本音トーク”へ。今回のテーマは丸山の近況に関連した「“当事者本”対談」と、丸山が参加している当事者中心の会について語り合う「居場所はどこに」の2本立て。

 前半は初めて著書を持つことになった丸山と、すでに2冊の著書で知られる勝山実氏が中央に着席。最初に意外なふたりの共通点として「好きな野球チーム」を発表しました。すぐ本題に入り、まず勝山氏の最初の著書『ひきこもりカレンダー』が出版されてからの気持ちの変遷を振り返っていただき、続いて2冊目の『安心ひきこもりライフ』について、編集した伊藤書佳氏に“元ネタ”のブログや新聞連載を本にしようと思った理由をうかがいました。続いて丸山の近著について“元ネタ”のメールマガジンを「出版されたら“当事者本”ナンバーワン」と評していた林恭子氏にあらためて評価していただきました。

 話題はお互いの立場の異同に移り、当事者向けに書いている勝山氏と親御さんをはじめとする周囲の方々向けに書いている丸山の、それぞれの思い、さらに前回の「人物対照表」に記載されていた勝山氏の「ひきこもり時代は悪いことしかなかった」というコメントをめぐって、氏の説明とそれに共感する丸山と林氏のコメントがありました。

 小休憩をはさんで席替えを行い、後半の「居場所はどこに」に移りました。

 伊藤氏は「いけふくろうの会」という“不登校・ひきこもり飲み会”の、勝山氏は「新ひきこもりについて考える会」の、林氏は「新ひきこもりについて考える会・読書会」の、それぞれ共同世話人のひとりとして運営に携わっておられます。そして丸山は、そのいずれにもよく参加しています。

 それぞれ自己紹介と会の紹介、さらに様子や魅力を順にしていただいたあと、丸山が「いけふくろうの会」でほかの参加者から聞いた話をもとに「3つの会に共通しているのは<安心感>では?」と話を向け<安心感>が醸し出される要素としてどの会も「支援を目的とした居場所ではない」「参加者が居場所だと思える場所」という認識で一致しました。この点を伊藤氏は「通過点ではない」と、林氏は「いつでも戻ってこられる場所」と、それぞれ表現しておられました。

 一方「それらの会に参加できない段階の当事者が居場所にできる場所は?」と丸山が問うと、勝山氏は「無料でいられる場所」として「図書館」「古本屋」を挙げ、林氏は「映画」「自転車に乗って海」を挙げました。また両人とも当事者が安心する対応を家族ができるようになるまで時間がかかることを指摘しました。それを受けて丸山は「家庭を居場所にすることの重要性」を強調しました。

 最後に「質問用紙」や挙手による質問に、4人それぞれが各自の持ち味を出して微妙に違う角度から回答して、3度目の“当事者トリオ”を招いてのトークが終了しました。

 こうして1日目のプログラムはすべて終了し、懇親会には半数近くが参加、遅くまで楽しい語り合いが続きました。

(明日は2日目を報告します)

「第20回青少年支援セミナー」1日目の要項を振り返る
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業務カレンダーに3月の予定を掲載

2014年03月11日 17時53分18秒 | ホームページ
 ようやく厳寒の日々から解放される時期が目前に迫ったと予報されている昨今、いかがお過ごしでしょうか。

 さて、今月に入ってすぐに開催された「第20回青少年支援セミナー」の影響で、今月の業務日程が本日の入力となりました。遅くなりましたことをお詫び申し上げます。

 今月も、土日祝の「原則休業日」のなかにご利用可能な日を極力とりましたので、それらの曜日にお問い合わせやご利用をご希望の方はご確認ください。

 ただし、業務日のなかに臨時休業の日が2日あるほか、代表の丸山の都合によりご利用可能な原則休業日を直前に「ご利用不可」に変更する場合がありますので、随時ご確認くださいますようお願いいたします。

 なお、今月はメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』号外の配信月で、配信日は26日(水)を予定しています。また、その前日には機関紙「ヒュースタ通心」も久しぶりに号外を発行する予定です。来月の新年度に向けて当スタジオをめぐる動きがあわただしくなっているからで、ご関心の方は該当日をクリックしてご覧ください。

 今年度もあと20日程度。不登校・ひきこもり状態の方がいるご家族にとっても大変な時期ですが、可能なかぎりの対応で乗り切っていかれることをお祈りしています。


3月の業務カレンダーを見る


【業務カレンダーの表示について】

 原則休業日は「ご予約が入っていなければ休業できる日」という意味であり、必ず休業するわけではなくお問合わせ・ご利用が可能な日がありますので、可能かどうかをカレンダーの日付をクリックしてご確認ください。

 業務のお知らせを掲載した日は、それ以外(休業日など)のお知らせがシステム上掲載できませんのでご了承ください。
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「第20回青少年支援セミナー」2日目の事前申し込み締め切り

2014年03月07日 14時11分52秒 | Weblog
 きのう午後4時、標記イベント2日目の事前申込期間が終わりました。これ以前にお問い合わせくださった方を除き、以後事前申込は締め切りとさせていただきました。

 前回とは逆にこの2日目が「講座」である今回の申し込み者数は、前回1日目の「講座」のときとほぼ同数の23名です。前回は定員15名としていたため事前申し込みの段階で定員超過になっており、当日は27名の方がご来場くださったため急きょ増席した経験を踏まえ、今回は最初から定員を25名としていたため、事前申し込みの段階で定員超過にはなっていません。

 そこで、今回は当日参加可能とお知らせいたします。ただし少人数制で行うことを想定していたこのプログラム、前回同様多数のご参加のため不十分な点があるかもしれません。恐縮ですが、あらかじめご承知おきのうえお越しください。

 当日ご来場の皆様とお話しできることを講師・ゲスト・スタッフ一同楽しみにしております。


青少年支援セミナー2日目の要項を確認する
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「第20回青少年支援セミナー」2日目のご案内

2014年03月03日 14時41分11秒 | ホーププロジェクト
 きのう開催した1日目は、過去19回のセミナーにご出演くださった方のなかから6名の方へのインタビューと、(元)当事者による「執筆(言論)」「当事者中心の会運営」のふたつのテーマにもとづくパネルトークを行い、40人のご参加をいただき大盛況でした。ご出演ならびご参加の皆様に厚くお礼申し上げます。

 1週間おいて9日(日)に開催する2日目は「生活思考にもとづく家族コミュニケーション」「当スタジオが構想している支援システム」のふたつの趣旨でそれぞれ講座を開講します。いずれか1講座または両方をご受講いただける方は、なるべく事前にお申し込みください。また、20回にわたり開催してきたセミナーの最後の開催ということで、過去19回のセミナーの歴史がわかる資料コーナーを設置するほか、2講座のあとに「終了式」を行います。

 では、2日目の詳しい趣旨と内容とゲストをご紹介します。

             ●

 1講座目は恒例の丸山による講座で、今回は『不登校・ひきこもり~家族コミュニケーションのポイント~』と題して行います。

 丸山が親御さんとの面接相談のなかでしばしば語られるお悩みのなかに「わが子とのコミュニケーションがうなくいかない」ことが多く聞かれます。そこで、前回講座での「支援思考と生活思考」の部分を受け継ぎながら「防衛線の発見」「そこにどとまる会話」など6つのキーワードを解説したうえで、具体的な場面を挙げて受講者の皆さんと対話しながら、コミュニケーションの進め方・深め方を考え合います。

 2講座目は『当事者は何を求めているか~“スロープ型支援”の可能性~』と題して行います。

 丸山は、ひきこもり支援としてよく見られる「家庭訪問→フリースペース→トレーニング→働く体験」などというシステムを“階段型支援”と、自身が構想している「在宅のまま楽になる→居場所を得る→……」というシステムを“スロープ型支援”と呼んでいます。
 そこで、まず丸山がふたつの支援の特徴と違いについて「ヒュースタ通心」最新号のコラム「当方見聞読」を読み上げて補足説明したあと、おふたりの当事者に、ほしかった支援・実際に利用した支援を語っていただいたうえ、支援システムの望ましい方向性について丸山を交えて意見交換します。

 今回は最後に「終了式」を行います。

 最終回の2日間を終えるにあたり、1日目とは別の過去の出演者の方と会場である青少年センター別館の担当課職員の方からお言葉をいただいたうえ、主催団体からご挨拶ならびに今後の活動について、表題に沿ってお話しします。

◎ゲスト

当事者2名、関水徹平(大学教員)、神奈川県青少年サポート課職員


「第20回青少年支援セミナー」2日目の要項を見る
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