２０１０年度はグレードアップ！

　もう４月も下旬になってしまいましたが、業務内容・ホームページともグレードアップする今年度のスタジオについてご説明いたします。

１．業務内容について

　数年間続けてきた業務編成とイベントの年間スケジュールを大幅に変更するなど、支援システムを整理した昨年度の変更に加え、今年度は新しい方針で業務を複数新設します。

　そのポイントは「相談業務以外では当スタジオ初めての、年間を通して継続的に実施する（実施回数が多い）支援策であること」と「いずれも個人または少人数制できめ細やかに取り組む支援策であること」です。

　すなわち「年１回のイベントを４種類開催」という内容だった公開業務に、３か月に１回開催する「親の会」と奇数週に開く「フリースペース」を加えます。また相談業務のなかにも週１回の「電話相談」を加えます。
　なお、これら新設業務のスタート時期はそれぞれ異なりますので、お問い合わせください。

　このように今年度の当スタジオは、業務の年間スケジュールがにぎやかになり、相談業務を含めて支援の選択肢が増え、ますますご利用いただきやすくなりました。
　
２．ホームページについて

　ところが、予告していたホームページのグレードアップのための作業はまだ完了していません。昨年度以降の新しい業務編成に合わせて一新するトップページと新しいコンテンツの公開は、来月後半から順次行うことになりそうです。

　それまでは実際の業務内容とホームページの記載が異なった状態が続きますが、分類が違ったりコンテンツが無かったりするだけで（もちろんいけないことですが）、お知らせは当日誌や「ヒュースタ通信」などでおこなっていきますので、何とぞご容赦のうえご利用のほどよろしくお願いいたします。

３．定休日について

　今年度は、これまでの「日曜・月曜・祝日」に「第２第４水曜午後」を加えさせていただきます。また臨時休業もありますので（今月は明日２４日）、ご来所をご希望の方は事前にご確認ください。

　なお、お急ぎのお問い合わせや緊急のご相談などは、これまでどおり極力受け付けております。お電話もつながることがありますので、ご遠慮なくご連絡ご要望ください。

『ごかいの部屋』１７６号

　おととい配信しました。２０１０年度最初の号です。

　今年度は「一時期を除き毎号１本ずつ掲載しているコラムが１５０本目という節目を通過する」という号（次々号）がある年度です。そこで年度初めの今号のコラムで、これまでのすべてのコラムを貫く論旨である「不登校児やひきこもり青年の願いと思いを前提とした対応」について、その原理をあらためてまとめています。

　すなわち、不登校児やひきこもり青年は、もともと学校や社会に復帰したくないと願っているのではなく、むしろ学校や社会に復帰したいと願っている、しかしその願いの先には「でも・・・」という「思い」が続いている、だから「願い」と「思い」の両方を認めて対応すべきである、と論じています。

　「学校に行く」「社会に出る」と言いながら、なぜ家庭訪問を拒み、なぜ支援を利用しようとしないのか、なぜ学校／社会に復帰したのに楽にならない青少年がいるのか、・・・など、周囲の疑問を解くカギが、ここにあります。

　お読みになって、本人への理解にお役立ていただければ幸いです。なお、次号のコラムでは、逆に「もうこのままでいい」などといった本人の発言の真意を考えます。

『ごかいの部屋』１７６号を読む