おととい配信しました。ただし、ひとつの配信サイトの利用にミスがあり、そこからの配信分は1日遅れてしまいました。そのサイトを利用して受信してくださっている読者の方々には心からお詫び申し上げます。
さて、今号のコラムでは、今月で設立10年目を迎えた当スタジオの援助理念について、前号の内容を受ける(「受容」「肯定」を例にとる)かたちで具体的に説明しています。
すなわち、
1.不登校とひきこもりの青少年への周囲の対応は、本人のペースに合ったものでなければならないこと
2.本人にとって、周囲が要求する方法やペースに従うことは“作り物の自分”として生きることであり、彼らは“本物の自分”として生きることを望んでいること
3.親御さんのなかには「“作り物”でも何でもいいから、早く学校/社会に復帰すべきだ」と考えている方がいらっしゃるが、親御さんも、対応を「知識」として覚えても「技術」として実行しても、納得がいかなければやはりうまくいかないこと
の3点を指摘し、当スタジオでは本人はもちろん親御さんの納得も重視して、本人には“本物の自分”として生きる道を探すことを、親御さんには“本物の対応”を見つけることを、それぞれお手伝いしているのだ、と語っています。
なお、今月30日に開催される「しゃべるの会」では、今号と前号のコラムとカコラムがテキストとして使用されます。繰り返し使われた<受容><肯定>の意味について、筆者とともにさらに深めていきませんか。
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