ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

設立20周年記念企画、残りの実施予定

2021年11月26日 16時22分05秒 | 記念企画
 きょうは秋晴れの当スタジオ周辺ですが、皆様のところはいかがでしょうか。

 さて、きのう配信したメールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』第255号にも記しましたように、丸山代表の公式ブログ『不登校・ひきこもりは生きざまだよね』の更新やYouTubeチャンネル「ヒュースタ動画」への動画アップ、さらには記念イベントの動画編集や2日目の「祝い金付き申し込み」への返礼資料制作など、設立20周年記念企画の多くが予定より1~2か月遅れとなっている状況で、ご関心の方や該当の方に長らくお待たせしておりますこと、深くお詫び申し上げます。

 そこで、現在実施に向けて作業している企画をあらためて列挙いたしますので、ご関心の方や該当の方には気長にお待ちくださいますようお願いするしだいです。

1)YouTubeチャンネル稼働(代表挨拶動画、記念イベント1日目の記録動画をアップ)
2)記念イベント2日目に「祝い金付き申し込み」を選択された方への返礼としての資料セット(ヒュースタオリジナルの不登校・ひきこもり資料集)制作
3)丸山康彦公式ブログ「不登校・ひきこもりは生きざまだよね」の更新
4)前記資料やブログ等へのメッセージ掲載

 3)につきましては、祝い金の金額に見合ったグレードであることをご承知おきください。また、余剰分につきましてはお力添えいただいている個人・団体に送呈する予定です。
 4)につきましては、前記メールマガジンに林恭子・上田理香・勝部麗子の3氏からいただいたメッセージのみ掲載させていただきましたが、これを皮切りに、20近くのメッセージを丸山康彦公式ブログ『不登校・ひきこもりは生きざまだよね』や3)などに順次掲載させていただきます。

 明日から開幕する「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」で、丸山は1日目と2日目の特別企画では参加者として、2日目の第1分科会交流会では話題提供者として、それぞれZOOM画面に映ります。ご参加の方はよろしくお願い申し上げます。

↓メールマガジン『ごかいの部屋』の読者登録ページを見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ごかいの部屋』バックナンバー公開第84回のお知らせ

2021年11月24日 13時52分33秒 | ホーププロジェクト
 プロ野球では日本シリーズが盛り上がりを見せている今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画。9月からは時期に関連させることなくほぼメルマガの配信順に転載しています。本日の通算84本目は、5年前の6月に配信した第218号に掲載の『「判断」と「自然」のバランスを』という文章を前後編に分けての転載です。

 この文章、筆者の丸山が相談や家族会、講演などで図示して説明し始め、さらにメルマガに書いたときには『「配慮」と「自然」』と称していたが「配慮」を「判断」に変更した、と冒頭に書いてありますので、丸山から説明をお聴きになった方は、その時期によって使用された用語が異なることをご承知おきのうえお読みいただく文章になっています。
 前編では、前々回と前回の内容をまとめたうえで、家族が本人に「言って/やって、いいこと/いけないこと」をそのつど判断しなければならない場面を「判断」と、その必要がない場面を「自然」と表現し、ふたつの接し方があることを説明しています。 
 後編では、本人への接し方で初期には「判断」の占める割合が大きいが、本人の変化につれてその割合も変化していくはずであることを説明したうえ、その割合が変えられない場合の家族側と本人側の要因を挙げ、それぞれの対策を提言しています。
 末尾欄外に書いてあるように、丸山が6~7年前に考案して相談や家族会、講演などで図示しながら説明するようになった、本人への接し方のあるべき変化を文章化したものです。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 転載85回目から始まる来月も、引き続きご愛読くださいますようお願い申し上げます。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/nb1646d3f0aa6
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ダベるの会」(第11回)のお知らせ

2021年11月20日 15時01分54秒 | 家族会
 ようやく秋らしい気候に変わった南関東ですが、皆様のところはいかがでしょうか。 

 さて、不登校とおとなのひきこもり合同という稀有な家族会「ダべるの会」が、3週間後の後の12月11日(土)午後に通算11回目の開催となります。
 この1年の不登校/ひきこもりをめぐる動向を報告したあとフリートークを行います。幅広い年齢層の本人のご家族が“お菓子あり・飲み物の注文(実費)・テキストなし”のリラックスした雰囲気で語り合える茶話会です。
 なお、今回は会場とZOOMを併用して開催いたします。

 会場は、フリースペース「ゆるり会」を毎月開催している喫茶店「喫茶バス通り」。担当の丸山と担当補佐の割田が共通の知り合いである方がご夫婦で経営しています。
 昨年に続いて2度目の使用で、開始前に会場でお食事をとってからそのまま参加することも可能です。会場の詳細は末尾に貼ったリンク先をご覧ください。

 なお、同会は相談援助講座「ヒュースタゼミナール」の「家族会見学」の対象回であるため、受講者が会場またはZOOMで見学する場合があります。会場で発言することやZOOMで顔出しやチャット欄への書き込みをすることは禁じておりますので、あらかじめご承知おきのうえお申し込みください。

 今年度の最初で最後の開催です。この機会をお見逃しなく!


【第11回ダベるの会】

日時:12月11日(土)午後1時30分〜4時30分
会場:喫茶バス通り
(瀬谷駅南口徒歩18分・瀬谷駅北口バス「橋戸2丁目」すぐ)
対象:学校に行けない人と社会に出られない人がいるご家族(当事者の方はご参加いただけません)
定員:会場とZOOMで各5名(申込先着順)
費用:おひとり500円プラス飲み物代実費(必ずご注文ください)
申込:次の3通りの方法からお選びください
*電話・メール・FAX(チラシ裏面の申込欄使用)のいずれかで
*ZOOM参加枠専用告知ページ(申込フォーム付き)
*会場参加枠専用告知ページ(申込フォーム付き)
参加:当日にならないとわからない方は、当日13時までにお電話で残席の有無をお問い合わせください(担当者移動中につきつながらないことがあります)

※お申込み・チラシのご請求はこちらへ
電 話 0466-50-2345
メール husta.maru@@gmail.com(@をひとつにして送信ください)

会場「喫茶バス通り」のメニューを見る
喫茶バス通り

会場「喫茶バス通り」の案内図を見る
https://www3.hp-ez.com/hp/busdouri/access
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひきこもり全国大会登壇のお知らせ

2021年11月19日 10時00分30秒 | 代表丸山の活動
 急に秋らしくなって、あわてて長袖ワイシャツを用意している代表の丸山です。

 さて、来る28日(土)と29日(日)の2日間、ひきこもり家族会の全国ネットワーク「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」が毎年開催している全国大会の第15回がオンライン開催され、私は2日目のテーマ別分科会交流会のひとつで話題提供者をつとめます。

 同大会の今回は、1日目の全体シンポジウムに山本耕平氏・斎藤環氏・山根俊恵氏、といった著名なひきこもり支援関係者が登壇するほか、2日目のテーマ別分科会交流会は「ピアサポーターの活用」「機関誌の公開編集会議」「兄弟姉妹の会」などひきこもり当事者経験者を交えたさまざまな活動が紹介されます。さらに閉会後には特別企画『トークショウ「いじめと学校」』を実施。ジャーナリストの池上正樹氏と俳優の鈴木保奈美氏による対談に続き当事者らを加えたパネルディスカッションが行われるなど、全体を通じて稀有で魅力的なイベントとなっています。

 そのなかで私が登壇する分科会交流会は「ひきこもり支援の人材育成について」というテーマ。まずは「カリキュラムの概要と心理領域」「医療分野」「地域」「当事者目線」という4つの観点から人材育成について話題提供が行われ、そのあと参加者全員で意見交換を行います。
 私はもちろん最後の「当事者目線」で人材育成を論じます。“関係者側”とは反対の“利用者側”から求める人材やその研修ポイントを提案します。レジュメの最後には、自ら企画実施している連続講座「ヒュースタゼミナール」全8回のタイトルも掲載しています。
 ひきこもり状態への理解力・対応力・支援力を向上したい方、向上させる方策を考えたい方は、ぜひこの分科会をお選びください。

 なお今回には、1日目の全体シンポジウムから2日目の分科会交流会と特別企画にいたるまで、私の当事者仲間が多くのプログラムに登壇します。その意味でも非常に楽しみな今回です。

 参加申し込み受け付けは5日後の24日(水)まで(過ぎてからの申し込みは後日配信)となっていますので、ご関心の方は末尾にリンクを貼った告知ページで詳細をご覧のうえ、よろしければご参加くださいますようご案内申し上げます。

 同大会は、KHJが毎年各地持ち回りで開催している全国研修会ですが、昨年度は新型コロナウイルス感染予防のため中止になり、2年ぶりにオンラインで開催することになったものです。ちなみに、私は4年前の第12回東京大会でピアサポートをテーマにした分科会に登壇しており、今回で2度目の登壇となります。

 当日、ひとりでも多くの方とネット越しにお目にかかることを願っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

↓主催団体の告知ページを見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ごかいの部屋』バックナンバー公開第83回のお知らせ

2021年11月17日 13時17分30秒 | ホーププロジェクト
 各地で紅葉が美しさを増している今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画。9月からは時期に関連させることなくほぼメルマガの配信順に転載しています。本日の通算83本目は、5年前の4月に配信した第217号に掲載の『自然なコミュニケーションを』という文章を前後編に分けての転載です。

 この文章は、前年(6年前)の秋に筆者の丸山がグループファシリテーターをつとめたイベントで、当事者の体験談にあった「親に放置されていた」という話をきっかけに「放っておく」とはどういうことかを前回と今回の2回にわたって掘り下げる2回目です。

 今回の前編では、そのイベントに登壇した当事者の「親に放置されていた」という体験談について許可を得て詳しくご紹介したうえで、後半のグループトークのなかで筆者の丸山がした質問への答えに表れた本人の親への思いを解き明かしています。
 後編では、放置されていたと思わせるような言動をなさっていた親御さんの心理を解説したうえで、その言動が特別扱いしない自然な接し方を望んでいる本人にどのような反応を引き起こすかを主張しています。そして例を挙げながら自然なコミュニケーションのイメージを伝えています。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 日ごとに寒暖差が大きくなっているこの時期、お体にお気をつけてお過ごしください。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/n701344460f6c
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

千葉のひきこもり家族会での講演のお知らせ

2021年11月12日 14時19分37秒 | 代表丸山の活動
 講演等の外部仕事が詰まった半月間を目前にして武者震いしている、代表の丸山です。

 さて、1週間前に14日(日)のひきこもり講演をお知らせしましたが、そのあとの日曜日も2週続けてひきこもり関連で登壇いたします。

 21日(日)には、千葉市のひきこもり家族会「KHJ千葉・なの花会」月例会で、初めて講師をつとめます。
 いただいたタイトルは『ひきこもり対応~家族にしかできないこと~』。内容はお任せいただいているため、1週間前にお知らせした講演と同じとしました。
 いずれも、一昨年の川崎事件や昨年の特別定額給付金の本人への分配など、ひきこもりをめぐる最近の話題を織り交ぜながら、家族による本人への理解と対応のあり方を総論としてお伝えするものです。

 なお、1週間前のお知らせと同様、家族会例会という基本クローズの場であるにもかかわらず、特別のご厚意により本欄で発表させていただいております。そのため、 今回の募集対象も千葉県にお住まいで本欄をご覧になった方のみとさせていただきます。事前申し込みの際には「ヒューマン・スタジオのブログで知った」とお伝えください。

 当日、会員様や本欄でお知りになった方とお目にかかることを楽しみにしております。


【参加要項】
 日時:11月21日(日)13時20分~15時15分
 会場:千葉市民会館(JR千葉駅 徒歩10分)
 参加費:1家族1000円


↓主催団体の告知欄を見る
http://nanohanakai2003.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-246233.html
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ごかいの部屋』バックナンバー公開第82回のお知らせ

2021年11月10日 16時03分43秒 | ホーププロジェクト
 紅葉前線が南下している今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画。9月から、時期に関連させることなくほぼメルマガの配信順に転載しています。本日の通算82本目は、5年前の2月に配信した第216号に掲載の『対応の目標を変えよう』という文章を前後編に分けての転載です。

 この文章は、前年秋に筆者の丸山がグループファシリテーターをつとめたイベントで、当事者の体験談にあった「親に放置されていた」という話をきっかけに「放っておく」とはどういうことかを今回と次回の2回にわたって掘り下げる1回目です。

 まず今回は、当スタジオの家族会と講師をつとめた家族会例会で出た「本人主体の対応」と「放任」の違いをたずねる親御さんのご質問にお答えするかたちで、前編では「本人に任せるか親が介入するかのどちらかに決めるのではなく、前者と後者それぞれの領域や場面の比率を調整していけばよい」と提唱しています。
 続けて後編では、この文章のタイトルである「対応の目標を変える」という言葉について、具体的にどう変えるのかを詳述したうえで、それが放任などという安易な対応ではなく、むしろ困難と葛藤をともなう、しかも親にしかできない対応であることを強調しています。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 今月もご愛読のうえご参考にしてくださいますようお願い申し上げます。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/ne0e8071de35b
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京のひきこもり家族会での講演のお知らせ

2021年11月05日 10時00分00秒 | 代表丸山の活動
 設立20周年記念イベントの後処理が遅れていて焦っている、代表の丸山です。

 さて、来る14日(日)、東京都中央区の公共施設で開催されているひきこもり家族会「KHJ東京中央・萌の会」例会で講師をつとめます。
 「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」系列の家族会の多くが講師を招いて例会を行っていまして、私も講師依頼をいただくことがありますが、萌の会での講演は7年ぶり3度目となります。
 今回のタイトルは『「不登校・ひきこもりが終わるとき」~今、親たちに伝えたいこと~』。拙著と同タイトルの演題ならびに「ひきこもり本人の心理や求めていること」「親に必要な態度や対応」といった内容をリクエストしてくださいました。
 これにもとづく講演レジュメをはじめとする準備を進めているところです。

 なお、家族会例会という基本クローズの場であるにもかかわらず、特別のご厚意により本欄で発表させていただいております。そのため、募集対象は東京都内にお住まいで本欄をご覧になった方のみとさせていただきます。事前申し込みの際には「ヒューマン・スタジオのブログで知った」とお伝えください。

 当日、会員様や本欄でお知りになった方とお目にかかることを楽しみにしております。

【参加要項】
 日時:11月14日(日)13時~17時
 会場:協働ステーション中央2階(地下鉄日比谷線 小伝馬町駅 徒歩5分) 
 参加費:1家族1000円
 お断り:会場で参加者の健康チェックとして、入場時の検温と当日自宅での体温申告がありますので、お出かけ前に必ず検温してからご参加ください

↓主催団体の告知欄を見る
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ごかいの部屋』バックナンバー公開第81回のお知らせ

2021年11月03日 20時57分24秒 | ホーププロジェクト
 きょうは文化の日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』バックナンバー掲載文の「note」への転載企画。9月から、時期に関連させることなくほぼメルマガの配信順に転載しています。今月最初となる本日の通算81本目は、6年前の12月に配信した第215号に掲載の『早期発見は本人が』という文章を前後編に分けての転載です。

 前編では、筆者の丸山がこの文章を執筆する前の3か月間に4か所で「支援」をテーマに講演した際に訴えた「非支援の場の拡充」について説明したうえで、よく言われる「早期発見早期対応」という言葉が、本人の多くにとって“恐怖の言葉”であることとその理由を主張しています。
 後編では、その言葉を「自分が行ける場を早期に発見して早期に対応(=参加・利用)する」という、本人の視点に立った意味に変えることを提唱したうえで、本人がそういう場に行くまでの心理過程と、行けずともそのような非支援の場があることじたいが安心感につながることを、自分の体験を交えながら説明しています。
 末尾欄外には、この文章を書いたきっかけやその後に書いた媒体、講演でも話していることを紹介したうえで、講演を聴いた方の感想が書かれたブログのリンクを貼っています。

 なお「note」には、文章が気に入った方がカンパで応援する「サポート」というシステムがあります。丸山の場合は相談援助実践のスキルアップと『ごかいの部屋』の充実した掲載文執筆に還元するための研修資金として大切に使わせていただきますので「参考になった」「役に立った」などとお感じになりましたら、ぜひサポートしてくださいますようお願いいたします。

 今月もご愛読のうえご参考にしてくださいますようお願い申し上げます。

↓今回のnoteを読む(冒頭にリンクしてある前編からお読みください)
https://note.com/human_studio/n/nb8d57b703f2a
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

設立20周年記念イベントのご報告(2日目)

2021年11月02日 17時03分23秒 | 記念企画
 月が変わってしまいましたが、10月1日の夜と2日の午後に開催した設立20周年記念イベントの報告を申し上げます。きょうは2日目のイベントについて。

 2日目のイベント『不登校・ひきこもり対応を考えるオンラインイベント』には、1日目のみお申し込みくださっていた方のうち数人が終了後にお申し込みくださったこともあり、定員の50人に迫る44人のご参加を得ました。
 プログラムは、第1部が丸山の記念講演、第2部がZOOMでのリレー中継、第3部が丸山と割田大悟さんと新舛秀浩さんという“当事者活動家トリオ”の鼎談とフリートーク。

 「居場所」をリレー中継する第2部では、それぞれの方々が楽しい中継にしようと考えてくださったようで、企画段階でイメージしていたよりはるかに盛り上がったのは驚きであり、うれしい誤算でした。
 スタッフのYさんは「お祭りのようなイベント」と評しましたが、それはこの第2部によるところが大きかったと思います。

 一番手の「ワラタネスクエア」(北上市)では、担当者である後藤誠子さんの進行で、ある利用者がギターの弾き語りでひきこもりの心境を歌ったあと、後藤さんが会場の様子を見せてくださったうえ、めざす方向をお話しくださいました。

 続いて「ゆるり会」(横浜市)では、スタッフと利用者がまるでテレビの中継が来たかのように盛り上がり、ほとんどの方がカメラに近づいて自己紹介してくださいました。
 主催者の青木貴子さんとスタッフの根本俊史さん(ひきこもりSOS)の進行で、喫茶店である会場内を映したり、ある利用者が作詞作曲して完成したばかりの「会のテーマソング」を流したりしていただきながら、丸山と楽しいやりとりに終始しました。

 最後に、中断している定期イベント「布団の中のアーチスト」(神奈川県・東京都)に移りました。主催者である元ひきこもりミュージシャンの哲生さんは、前述した「ゆるり会」のテーマソングを歌った方。中継では「布団の中のアーチスト」の趣旨やコンテンツを説明したあと、当事者が書いた詩に曲を付けた歌を歌ってくださいました。

 3か所とも歌が流れましたし、中継先どうしでのやりとりもありましたし、楽しみながら居場所の良さを実感できた第2部でした。

 第3部では、この余韻に乗って割田さんと新舛さんに活動紹介と居場所体験を語っていただくとともに、割田さんには「リカバリー」という概念の説明もしていただきました。そのあとチャット欄の書き込みを取り上げ3人で答えていきました。

 前述のとおり「居場所中継」という稀有な企画は大成功でした。第1部の記念講演では「家族と支援者に望む対応」を語りましたが、第2部以降では対応の一方法としての「居場所」の意義を、目と耳で感じていただけたのではないかと思います。

 なお、最初のほうで5分以上中断するほどの重大なミスを犯してご迷惑をおかけしました。アンケートでもその件についてのご指摘やアドバイスをいただきましたので、今後の再発防止に活かしてまいります。
 その一方、プログラム内容については「人選を含めとてもよかった」「リレー中継が臨場感あってワクワクした気持ちで視聴していました。そして弾き語りやテーマ曲の披露もあって素晴らしかったです!」「講演→居場所、布団アーチストの方々の音楽→当事者の方、質問と飽きない構成で、あっという間の3時間でした」等々、ご回答くださったほぼ全員にご好評をいただきました。

 「毎年10月の恒例イベントになることを願っております」というお声もいただきましたし、来年10月に開催予定の「メールマガジン『ごかいの部屋』創刊20周年記念集会(ご20会)」の企画を検討してまいります。 どうぞご期待ください。 

 ご参加くださった皆様、ご出演くださった皆様、中継先の皆様のおかげですばらしい2日間になりましたこと、心からお礼申し上げます。

※2日目のイベント終了後、スタッフ・出演者・中継先と一緒に記念撮影
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする