年に一度の鳥取県町村議会議員研修会が北栄町で行われました。
「住民自治の進展と新しい議会の役割と課題」と題して、山梨学院大学教授、江藤俊昭氏の講演を聞きました。地方議会の担う役割の重要性を確認され、議会改革の方向性を示されました。定数を減らすことがよいわけでなく、かえって住民の声が届かなくなったり、多様性が失われたりすることにつながるということでした。議員報酬も下げると、裕福な人の意見しか届かなくなる恐れが出てくることも考えられ、「住民のために」を目線としないといけない議会としては、しっかりと考えなくてはいけないということでした。自分の中で、ぼんやり考えていたことが明確になりました。
また、議会報告会などで、住民の声から議題を決めて、しっかり討論することが必要だと言われていました。これは、2年目から感じていたことで、結局、議員同士で議論する場が何回あったかと思うくらいで、ここを重要視しないといけないと思いました。自分の意見が正しいとは思わないので、なおさら、様々な人生経験から持たれている意見を聞きたいのですが、あまり聞けませんでした。もう残り少ないので、今期は難しいと思いますが、次期も議席をいただけるなら、この辺りを訴えていきたいと思います。