7月7日は午前中、かなりの低空度で小型ジェット飛行機が飛んでいた。同じ高度で東から西へ、円を書きながら少しずつずれてゆく。なのでかなりうるさかった。
カメラを向けた所、昨日の最後の設定のままだったのでどうしようもない写真に仕上がった。
これは間違いなく、航空機による放射能測定と思う。多分精密測定だろう。
ちょっとあり得ない飛行経路だからだ。
反原発派の人はこれをどう思うだろうか。だが私はありがたい事だと思っている。現状が解るだけでも判断の材料にはなる。
震災以降、ヘリや飛行機が上空を飛び回っているのが日常になってしまった。減っているとはいえ、こうして飛行機が飛ぶと、何か良からぬ事があったのかと考えてしまう。
いまなんとなく、普天間基地の問題とはこれに近いのかなと思う。
忘れたい過去が、毎日爆音で思い出させられてしまう。
もちろん普天間問題はそんなレベルではない。海兵隊問題や、現在日本の最前線でもあるところの、厄介すぎる問題をはらんでいる。
それでも震災直後のヘリとか航空機の爆音を思い出してしまう。
さてよ市に岩手・山田町のカキが戻ってきました。
いつもの所に保冷車が止まっていました。さてなぜその写真が無いかと言えば、やっぱり苦しくなるからです。
彼らがやって来て、すごい努力をしてよ市でも指折りの店にして来たのが、あの震災ですべてが無くなったから。その以前を覚えていると、どう向き合えばいいのか解らなくなります。
流された保冷車に代わり、新しい保冷車にはなりました。ただ出荷施設がまだギリギリで生食用が出せなかったり、干物や鮮魚もまだ難しいようです。
この店もかなりギリギリな感じで、チと暗かったです。やはりまだ直売の楽しさを解らないのかもしれません。もしくは私と同じく、あの二人を思い出すからかもしれません。
買って応援は当然です。カキはおいしいのは当然ですが、加熱した時の身の縮み方が違う。普通は半分に小さくなるが、山田のカキは3分の2のサイズで収まる。これがすごい。そしてお味なのだが、クリーミーなのはカキだったらどこでもそう。野性味たっぷりのクリーミーなのだ。
今回食べてみて、やっぱり変わらないと思った。これがだ、200gで350円。お買い得です。
今月のよ市では、14・21日に来るようです。