
さて夏本番前だ。小麦粉が悪くなると行けないのでパンを焼いた。今回はすりゴマ入りのパン。低温発酵もやりすぎたのかイマイチの膨らみ。味は良かったです。

さてこのところの天気はよくありません。曇りがちですし湿度が高い。特にこの二日間は酷いものです。
エルニーニョが発生しているようです。ようですというのは、まだ気象庁が確認していないからですが、ちょっと気象庁発表データーは歯が立ちません。
今年の冬は南米の小娘にやられていたのですが、次に南米のクソガキが暴れそうです。このクソガキが暴れると、東北は顕著な冷夏と暖冬になります。今の所何とも言えませんが、クソガキが暴れる可能性は高いです。冷夏とまでは行かないと思いますが、夏は短そうです。

原発反対運動が盛り上がっています。坂本龍一さんが出て来たので話題になっていますが、彼は出るのが遅すぎる。かなり前から反原発だったからだ。
だがミュージシャンが反原発と言うのは、本当は問題がある。とりあえず小さいライブしかしては行けないだろう。大規模なライブほどその使う電力量がハンパでない。そのほとんどが照明と空調に使われている。もちろん薪とかろうそくでのライブは可能だ。坂本龍一さんはそこまで考えてはいる。しかし今度はライブを聞きにくる人数をある程度制限しないと難しい。消防法の問題もある。警備の問題は大きい。
私がお前が言うなと言えば、多分彼らは私らが言わなくてどうする、となるだろう。
私が何かなーと思っているのはこのあたりだ。どうも議論する余地がないのだ。
今現在のエネルギー政策はダマシダマシ行くしか無い。しかし今の原発反対運動から1かゼロの議論にしか感じられないのだ。中部電力の社員が原発の優位性を述べてド顰蹙を買ったが、実はこういった意見を殺そうと言う考えに驚く。もちろん言い方は良くない。とても良くない。だが中部電力の社員であろうがなかろうが、意見は意見だ。これはこれだ。
日本史では日中戦争時の言論封殺がよく言われるが、このような状況に近かったと思う。マスコミの誘導もあったし軍部の誘導もあった。反対する人を弾圧した。しかし大多数は錦の御旗に引きずり倒されたのではないのか。

今の官邸前のデモに関して、このところ不快な感じがしている。しかしこれは絶対必要だ。こうもしないと民意が伝わらないのか、そこまで来てしまっている。しかし官邸にいるのは私らの選んだ、つまり民意を反映した人物ばかりなのだが、なぜか絶対そうならない。そこで官僚が悪いとなるのだが、実はそうでもない。酷いと言えば酷いのだが、前例を参照してナンボの彼らは、法で手足が縛られている(だからこその前例主義なのだが)。新しい法解釈とかは官僚はしては行けない、根本的に。そしてその役目を果たす裁判所は、裁判をする部署であって現在の政治や法律を判断する場所ではなくなっている。
私もそう思う。だから反対と言えるかどうかだ。
今反対している人に、反対する。

グローバリゼーションの悪口を言いたいのだが、これは一筋縄では出来ない。
そこでまず中国の悪口を書こう。
最近の南沙諸島問題なのだが、彼らは明らかに間違っている。古代国家と近代国家の違いだ。とはいえ古代国家でもヨーロッパ型では、戦争を通じて最終的には話し合いで国境を設定して来た。これが近代国家の国境設定の基本になっている。中東紛争の問題は、実はこの辺りにある。近代的な属国という植民地で、ある意味先進国が勝手に引いた国境線が問題になっている。
中国はこれを問題にしている。シカーシ多分中国の歴史学者は誰もが昔っから解っていると思う。彼らは辺境を自分の国土と思った事が現代までは無いのだ。どの程度無いのか?台湾を統治不能として放棄していた時代が長かった。だから日清戦争で割譲したのでしょうが。どうでもいい土地だったから。
中華思想の根本なのだが、領土の概念が不明瞭なのだ。中華の権威がおよぶ範囲というのが本当の事。ただし近代国家の領土概念とは全く違う。
大過去に貢ぎ物を送っていたから権威のおよぶ範囲で領土とされたら、今の国家はどうなるのだと。
最近そういった意味で沖縄は中国のものだという論説があるようだが、これは拡大解釈過ぎる。日本も認めていた独立国家の琉球を、アレコレと日本はしたかもしれない。だがそれを認めたのは中国だ。
辺境だからネ!
なお人を統治する理論に儒教があるが、全く有効でない。朝鮮半島では有効で日本でもなんとかなっているのだが、本家の中国には、イライラする。形式的な儒教がワイロとか縁故主義に繋がる。これを独自文化と言えば日本も韓国もそうなのだが、イライラする。
中国に関してはこういった思想的に良く解るところもある。しかしそれが拡大解釈されてしまうのも儒教の悪い所だ。そしてそれはかつて日本が間違った道だ。

なぜこうなるのだろうか。まずは信用だ。所が考えが違うものどうしは逆に作りやすいのだが、考えが近いものどうしだとよくわからないことになるようだ。
癒着だ。ロンドン銀行間金利だがこの不正はともかくとして、韓国で発覚した(これは韓国で早い調査と発表で今の所見過ごされている。市場も大きくはない)。次が東京市場かEUなのかもしれない。
お金は国家の信用で出来ている。その金を扱うのが銀行だ。その銀行から金を借りる人がいて経営が成り立っている。この金を借りたい人から保証のために担保を取っていたが、その担保の値上がりとか考えてテコを作るようになった。レバレッジだね。「信用」を「創造」する世界だ。
ただこの「創造」主には、責任が無いというのが最近よくわかった事だ。