気象台が新しいサービスをはじめました。もともと気温や天気の観測情報は巨大なデーターベースになっており、それを使えば誰にでも天気予想が可能なのですが、アクセスの手段がありませんでした。過去のデーターベースは公開されているのですが、ありとあらゆる項目が出現します。
これを項目ごとの検索が出来るようになりました。また1週間やこの2年間などの平均値を出せるなど新機能もあります。農業分野や教育分野で使えるのではないのでしょうか。
さて、最新の気象情報をクリックします。
なんか味気ない画面ですが、赤丸でかこった過去の気象デ-ター検索をクリックします。
なおこのページですが、今現在、気象観測記録を更新した所なども表示出来ます。とっても盛りだくさんなのでまだ全部見ていないほどです。
地点や調べたい情報を選択します。実は情報検索に制限がかかっております。右上の赤丸でかこった部分ですが、情報量が633%オーバーしているとなっています。期間が長過ぎたようです。
期間を変更します。100%を切ったようです。
表示はこんな感じです。グラフ化は出来ないようです。
今回のサービスの目玉は、ダウンロードです。CSVファイルをダウンロードで、エクセルなど表計算ソフトに一発で移行出来ます。
今までお天気ネタでグラフを作っていましたが、これコピーアンドペーストの山だったんです。1945年の夏シリーズなんて各地点31年分の月平均データですらか一カ所で31回コピペして、コピペミスがないか検査して、データー整理の時にもう一回検査してですから、たまったもんじゃなかったです。それが一発で原簿から落ちてくるのですから検査の手間が無くなったのです。
ただ長期間のデーターとなればデーター量が重すぎて、何回もダウンロードして、やっぱり切り貼りして作る事になります。
さて表計算ソフトで表示させます。さっきと検索結果が違うって?ご愛嬌です。もうちょっと使いやすいデーターに直しました。
ここから項目の整理をします。品質情報という、聞き慣れない情報があります。これは観測した時にデーターがおかしかったかどうかの基準です。8は安全に使える情報と言う事です。5になると20%データーに欠損があるということ、4になると20%以上のデーターの欠損があり疑わしい値となります。均質番号の資料はないのでよくわかりませんが、余り関係のない番号のようです。
データを整理してグラフを作ります。
さてこのところの寒さですが、最高気温が上がらないと言うのがよくわかります。最低気温の方はそうでもありません。いやはやいつまでこの寒さが続くのでしょうか。