どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

林業用ハーベスタ

2013-05-21 11:05:59 | インポート
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林業用ハーベスタと言う機械がある。収穫機と言う意味になる。
キャタピラーのサイトからだが、こうしてパワーショベルの先に付けたりしている。一台で伐採、枝打ち、玉切りなどの作業を一気に行う事の出来る優れものだ。やろうと思ったらこれでトラックへの積み込み作業も出来るだろう。ただその場合、積み込み作業を楽に出来るように爪を追加した、プロセッサーという型もあるようで、使い分けがされているようだ。


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中古でよく取引されているようで、一式の写真があった。こんな機械だがコンピューター制御されている。ボタン一つで動くように出来ている。全体の写真の右下に木を掴むクランプが見えているが、これが刃になっているのが解ると思う。この刃で枝を切ってゆく。木の径は根本から梢まで当然変わる訳だが、クランプは油圧制御で一定圧になるようになっているので、自動的に細くなってゆく。また木を締め付けすぎて部分的に木を押しつぶさないようになっている。
掴んだ木を動かすのに金属のベルトみたいなもので動かすが、ここの移動量を計測して液晶モニターに出す。なので180センチとか240センチとか、動かしてチェーンソーで一気に切る事が可能だ。このチェーンソーも一気に切るので、通常伐採のように受け口を切ったりする事がない。つまり20センチから30センチも有効に使える部分が増える訳だ。


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YouTube: 林業用ハーベスタ





さて動画だが学生実習なので動きがイマイチなのだが、逆に解りやすいと思う。ユーフォーキャッチャー張りにブラブラしているのは、実は理由がある。この機種は30センチ程度の木にしか対応していないが、これでも一トン近くある。コツンとぶつかっただけで相当の衝撃になる訳で、ぶつかった方もぶつけた方もガチっとしたものだと壊れてしまう。だからあえてブラブラさせているようだ。もちろんブラブラしていてもあるときはガチッと固定出来る機種もあるようだが、そんな機能よりも使い方をマスターすればどんな状況でも一発で木を掴めるようになるから、その方が作業が早くなるそうだ。

あとは冒頭部分で縦位置から水平に変わるが、この際反動でグラグラしない事。なにしろ重さが重さだ。反動も大きい。油圧を解除しただけだから振動を押さえ込めれるのだろうが、重心バランスがうまく取れているので振動が少ないとも言える。

よく出来た機械だ。


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YouTube: KETO ハーベスタヘッド デモ Harvester head demonstration




なお大型のハーベスタのデモ。プロが動かすとかなりスムーズ。なんかメスのカニに見えて来た。