どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

愛宕山にカラスを見に行く

2014-09-27 02:58:48 | インポート
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今年の秋は、とても速く進んでいる気がします。





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チカラシバです。一番好きな秋の雑草です。





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エノコログサ、もしくはネコジャラシです。



イネ科の写真でずっときていますが、実りの秋。コメが暴落気味です。


原因はここ数年豊作気味だったのに、昨年JAが集荷の前渡金を増額した事から今年が起きました。前渡金と言うのは、お米を持って来てくれたら、等級とか決定して決算する前に一時的に代金の一部を払うと言う物です。決算までに時間がかかる事から、前渡金の増額はとても嬉しいわけです。そこでJAに米が集まったわけです。


さてJAがなぜこうした事をしたのかと言えば、この近年農家の直販や、契約栽培などが増え集荷が減って来た事があります。JAの収入源としてこの集荷手数料が馬鹿にならない物があります。そこで前渡金を増額したのですが、JAに米がかなりダブついてしまったと言うことが起きたわけです。




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ところが今年のやや豊作で、更にダブついた米が出現してしまったわけです。それを見越して問屋などの米のプロ達はもう安値で動いているわけです。米の先物とか見ていなかったのでこの辺は何とも言えないのですが、この時期での暴落は、その辺り相当織り込まれていたのだろうと思います。


現時点では一等米比率がどの程度かは解らないのですが、農家にとって厳しい冬になりそうです。





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盛岡市民体育館の脇に良くわからない緑地があるのですが、そこのオブジェ。カクトラノオの花がきれいです。





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高松の池ではコガモが来ていました。





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私の人生は一気に冬になりそうな、今年の秋です。




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さて時々困った事が起きます。あの歳時記的な四季の感覚です。それがどうも体になじまないのです。青森出身だからかな~といつも思います。特に春と秋はそうです。青森だといきなり始まっていきなり終わるのです。風情もへったくれも無いのです。盛岡でも多少そう言った傾向がありますが、それでも期間は長いです。


なので秋を楽しむと言う感覚がどうにも掴めません。なんというか紅葉が始まんないと秋じゃないという、凄く極端な感覚を持っています。しかもいきなりドバーっとこないとなにか不完全燃焼の気分になります。


地球温暖化もそれに輪をかけてくださっています。




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ガマズミの実です。北山散策道に来ています。




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多分オオウバユリの実です。夕暮れの木漏れ日が照らしています。




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愛宕山の展望台まで来ました。カラスがいます。





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夕焼けは、秋のつるべ落とし。




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実はカラスが集まってきません。昨年からの音響兵器、トンビの鳴き声とカラスの警戒音の組み合わせが流れています。




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効果は絶大です。とはいえカラスになんとなく同情してしまいます。




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それでもカラスはやってきます。




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ここがねぐらだった時を覚えている個体でしょうか。





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かなり数が減ったと思います。愛宕山には5000羽のカラスが集まると言われていましたが、今いる数はかなり少ないです。一体残りはどこに行ったのでしょうか。





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昨年の混乱は無さそうな気がする。




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とはいえ愛宕山にはいる事はいる。



そう言えばこの夕暮れに男の子が二人上って来て、何か語り合っていた。




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何だろうこの既視感は。カラスに同情する自分と、カラスになぞらえる自分がいる。




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帰りに山田線を通った。