アンプのトランスがどうもうるさいので、自分でアース工事をしてみることにした。アースで多少は改善する。そこで50センチのアース棒を4本打ち込むことにする。ここなら乾燥することもないからいいだろうと思った。あとは下に石がなさそうな場所を探す。とは言っても石があるかどうかなんてわからない。だから50センチにしたのだ。本当だったら1メーターは打ち込みたいものだが、貸家というのもある。50センチなら引っこ抜けるが、1メーターを越えると引っこ抜けなくなるだろう。
まあそこで数で勝負!我が家の地層は30センチはコクボク土、そこから砂と粘土の混ざった層が50センチは続く。うまくいけば50センチで300Ω稼げるから、4本で75Ω程度のアースになる。とりあえす規格内に収まるだろう。
思った以上に大変だったが、時間的には大したことがなかった。これだったら1メーターでもよかったかと思ってしまうほどだった。結線して熱収縮チューブで覆って作業終わり。家の中はコンピューター電源用のタップにアースがあるのでそこと、パソコン電源とパソコン電源ケーブルにかえたアンプの電源ケーブルのアースラインに結んで行く。
すると我が家のマックの起動音が綺麗になった…というのは冗談だが、アンプのトランス鳴りはかなり小さくなった。耳をシャーシに当てても、微かにしかなっていない。というか元々は蛍光灯より静かだったのだが、たまに大きく唸ることがあっただけだ。さて今後どうなるかだ。
VWのエンジン問題は、えらいところに飛び火してしまったようだ。ドイツ政府は補助金を受けてVWのエコカーを買った人から、補助金の返還を検討するようだ。09年から10年の70万台で、1台当たり約34万円、総額2400億円になるようだ。法的には確かに補助金を受け取った側は返還しなければいけない。ただ購入者も政府も騙されたわけで、道義的にはVWに補助金の返還を求めるのが筋だろう。だがVWの救済策も考えなければいけないドイツ政府としては、購入者に負担を求めようと言うのだろうか。
いやもしそうなったら、VWを買ったドイツ人がかわいそうだ。いいことずくめで買ったのに、多少パワフルで走りが楽しいが、エコでもなければ燃費も実はよくもないものだったのに、政府から補助金返せと言われたらもうどうしようもない。
アメリカでは懲罰的制裁金だけでなく、購入者の集団訴訟が待ち構えている。騙された苦痛に対するものだけではない。中古で売れなくなり資産として大幅に減損してしまったことに対する訴訟だ。これがどこまで行くのかわからない。
実はここで一番考えなければいけないのは、日本の対応だ。日本もエコカー減税や補助金を08年からバラ撒いてきた。もしも日本のメーカーも同様なことをしていたらどうなるのか、ないとは思うが、大変なことになるのは間違いない。
各当するエンジンを積んだVWの車はほとんど日本にないという。そこが幸いなのかもしれない。ただ少量存在しているだろう車両について、どう行政指導するのかが見ものだ。
そういえばスエーデンでヒゲの愛好団体「Bearded Villains」の集会があって、それがISISと間違われて通報されたという。CNNの記事だ。写真もあるが、確かによくわからない人が見たら間違えるだろう。日本人だったら90%間違える。そしてググッた人がようやく気がつくレベルだ。
”ウェブサイトでは、同団体は「あらゆる人に対する忠誠と名誉、尊敬のためにささげられている。友愛と慈善、思いやりの心を通じて人類の向上に尽くしていきたい」としている。”
ということらしいが、「ひげを生やしたエリート男性」のクラブというのもどうなんだろうか。
2015年のノーベル経済学賞は、米プリンストン大学のアンガス・ディートン教授に決まった。貧困問題の専門家だ。
さてノーベル経済学賞は今までどんな人に賞を与えてきたのでしょうか。資本主義社会の経済構造をブラッシュアップした人が大半なんではないんですかね。特にこの20年はそうではないのでしょうか。それでは経済学のもう一つの問題、貧困の解決という命題からかなり遠ざかっていたと思います。ただこの貧困問題は社会学の領域とかなり被ってきます。なので経済学者が敬遠したというのは間違いがないでしょう。
ディートン教授の研究は、極度な貧困が対象であったようです。ただ今後問題になってくるのは、資本集中による格差問題、生きて行けない貧困ではなく、生きられる貧困問題に成ると思います。
ピケティ氏がノーベル経済学賞という、アメリカ人のために作られたような賞を受けられる時代がきたかもしれません。
昔の格差問題は、国内だけでした。だからマクロ経済だけで済む話だったのが、コングロマリットやタックスヘイブンの問題など国家の枠を超えた経済が当たり前になっています。その中での格差問題というのはとにかく大きな命題になるでしょう。
今日山田線に見慣れない列車が走った。調べたが、この時間には上りの列車はない。これはなんだったのだろうか。いつもよりかっこよかった。
さてアンプのうなりだが購入した会社に問い合わせたところ、「他の家電製品で起きる場合が多い。特にファジー回路を持った機器でとのくみあわせで起きる報告が多く、全くわからないケースもある」とのことでした。さてファジー回路ですが、往年のファジー回路というのは16ビットのCPUを搭載した家電のことです。ファジーというのは曖昧という意味ですが、そのファジーを最適にコントロールするためには、16ビット以上ののCPUパワーが必要だったわけです。現在ファジーなんてそんな言葉では済まない厳密なコントロールを24ビット以上のCPUで、行っているはずです。今ウチにある家電でそれに各当しそうなものはファンヒーターと扇風機、強いて言えば冷蔵庫でしょうか。いやそれ以上の物はパソコン・カメラ等いくらでもある。ファンヒーターは関係なさそうだし、扇風機は今動いていない。ACアダプターを使うモデムや充電器の類も疑ったが、今やかなりアース処理できている。
それではなぜアンプが唸るのか。
盲点があったようだ。我が家の電気配線はかなりおかしい。電気工事士がやったとは思えない箇所が多く、入居して初めてやったのが電気工事だ。あんまりにもひどかったのだ。トイレのコンセントから台所の一部に流していたりしていた。ようは複雑な蛸足配線だったのだ。それを単純に整理しただけだが壁の中の配線はできない。これは資格がないとできない。
で、整理していなかった屋外配線につなげていた、人が近づけば光るLED電球が原因であると、かなりなところに近づいてしまいました。
どうゆうことかといえば、ムチャクチャな配線の中に屋外コンセントがあってそれがかなりの悪さをしている。そこに、人が近づけば光るLED電球との組み合わせがどうもおかしなことになってしまったいる。そのLED電球のコンセントを屋内のに変えただけで、トランスのうなりは激減するわけです。
あたりは付いていたのです。なぜか夕方5時から10時にかけて唸るわけです。機器としてはそのLED電球が一番疑わしい。点灯するとトランスが唸りだすのも確認しました。そこで整理したコンセントを変えてみると激減するわけです。
ということで、実証実験はもう少し続きます。
なお、アースを作るというのは電気の世界では間違いのないことだと、しみじみ思いました。なんちゃって水道管アースですら効果はないわけではないのに、適当にやっただけでも効果があるとシミジミ思いました。教科書は正しい。