どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

天気は回復

2016-09-10 00:59:18 | 日記

 

昨日の大雨は通り過ぎて、今日は天気がいい。どうも岩手県は被害がなかったようでホっとしている。もしかすると台風10号の被害に紛れて見えていないだけかもしれないし、崩れるところは全部崩れてしまっていただけなのかもしれない。ただそれでも前線があと40キロ内陸に寄っていたら大変なことになっていいただろう。これでも半分以上海に降ったのだ。

ただ今年の北海道は踏んだり蹴ったりだ。8月からの大雨続きで被害が相当だろう。いや熊本の地震もあるが九州から中部地方の梅雨から続く雨もひどかった。そのせいだが、今年はまだ野菜の端境期が遠いのに野菜が高騰しだした。特に葉物が高い。播種期とか今年は判断が難しかったと思う。夏の乾燥もひどかったが、一息ついたら大雨ばかりだ。降ったら大雨。これでは野菜は上手く育たない。

イマ時期に野菜をいっぱい食べておきたいのだが、今年は少し無理だ。

 

 

以前第一次世界大戦後のジャズブームと言うのがクラシックに与えた影響が大きいと書いた。ただそれは以外とわかりにくいかもしれない。直接的な導入が少ないからだ。4ビートですらないものもある。ビックバンドでもない。ここが面白いところだ。

多分直接引用したのはクルト・ワイルだろう。ただそこにあるのはブルースとアメリカンポップスだ。ジャス的ではあるが少し違う。ストラヴィンスキーはラグタイムを使ったが、ロシアンメロディだ。プーランクは自在に使いこなしたがオシャレになってしまった

ダダイスムを少し書いたが、第一次世界大戦はヨーロッパ人の価値観を分裂させたと思う。もう旧来に戻れないと思った人たちが作ったのがダダであった。美術の世界はそうだったが、音楽だと現実的に娯楽という要素がある。クラシックが?あれは金のかかる娯楽です。金がかかる言い訳が高尚なだけです。ただチケット代が高いだけです。とは言っても今の日本のポップスの最高席を取ろうと思ったら、以外とクラシック並ではないのでしょうか。

なので観客の財布を見ながらその当時の流行を見て作られたのが「三文オペラ」。ストラヴィンスキーの「兵士の歌」もその流れです。そこに流行のジャスを入れるのは当然なことでした。娯楽だったのです。逆に超真面目なウイーン新学派は、今でこそその功績が讃えられていますが、お客が入らなかったようです。

それではお客が喜ぶようにするためにはどうすればいいのか、ジャズを思いっきりヨーロッパに寄せてしまうわけです。流行の意匠を借りるわけです。でも本当のところを少しは理解していたというのは、確かです。アメリカの進駐軍がいたからです。その範囲で、わかりやすくジャズの影響があるわけです。フランス・ドイツです。ただロシアまで行ってしまうと、何が何だかよくわからないショスタコーヴィッチの「ジャズ組曲」が出来上がるわけです。だって本当のところを知らないわけで、自分のところに寄せまくっているんですね。

次に大きいのは、アメリカのことを心の底では馬鹿にしているのがヨーロッパです。なのでジャズは下品だったものを高尚に仕立て上げなければいけません。そういったのが、かなり変な具合に響いてくるのが、その後に来た新古典主義の大オーケストラの楽曲たちです。もうヨーロッパの古い楽曲からインスピレーションを受けたという現代音楽スレスレの壮大な曲が描かれます。レスピーギのローマ三部作もそうですが、ストラヴィンスキーのこのころの楽曲にはギリシャ悲劇を題材にした「エディプス王」や交響曲が並んでいます。これって反動です。

さてそれではこれらを裏付ける材料の前に、ヨーロッパジャズってどうなのというのを見ていただければ、私のいうのはそうだなと思っていただけるかもしれません。なんで国別に方向性が違うの?そう、彼らは寄せないとダメなんです。

ではなんで日本があんまり寄せなかったのかといえば簡単です。シャンハイがあったからです。租界地であったためにアメリカのジャズがあったということ、租界地ならではの国際性もあってその音楽性が偏らなかったというのは大きい可能性があります。そこから導入されたものと、レコードでの学習が大きかった。で、当時の日本人はジャズを下品なものと思っていた。徹底的にくだらないと思っていた。だが流行している。プレーヤーはそこでギャフンと言わすべく努力するわけです。もう本場物のコピーから始まってシャンハイで修行して頑張るわけです。そして進駐軍が来たわけです。ジャスもきたわけです。もう直接的に貪欲に導入したのが、日本のジャズです。

まあでも、なんか違うよねというのが日本のジャズですが、この時点であとはアメリカに認めさせるのが決まりになります。まあ日本のジャズと認めてもらいましたが。

さて日本とヨーロッパの最大の違いは何かといえば、音楽で踊るのが西洋。日本は踊らないんですね。踊る人たちは自分たちに合わせて作り直した。踊れない人たちは音楽として全く違うように取り扱ったわけだと思います。その後ジャズで踊らなくなった西洋人、特にアメリカ人というのがあって、正統的ジャズというのがなくなったと考えています。

ただ、本当にバーバーのピアノ曲の中にキース・ジャレット顔負けの曲があって、そこからパイプオルガンの即興演奏の伝統と、インプロビゼーション・ジャズがつながったというのがあって、真面目にジャズの奥行きの深さに驚きます。

 

 

ゆぴあすに泳ぎに行ったのだが、今日はプールお年寄り無料デーだった。向かっている最中に気がついた。

悲惨なことになる可能性大だった。そう、お年寄りは決して譲らないのだ。ただ仲がよくなればいいのだがそんなに泳ぐわけではない。だが今日はみんな和やかに泳ぐことができた。そしてそんなに混雑しなかった。いい感じで泳げた。

で、ゆぴあすのロビーで見かけた布製積み木。結構面白いのだが、色がアレ?図柄がアレ?。なんだろう。ディック・ブルーナーカラーでイラストも似ているのだが、これはなかなかに逃げていて感心した。ブタのイラストはブルーナーそのものだろう。でも違うんだな。まあいいや。

帰りは昨日の雨で自転車のチェーンオイルが抜けきっているようなので、ホーマックによってオイルを買う。ただどのオイルがいいのかはわからないが、今は軽いものが欲しい。本来ならば値段と性能で二硫化モリブデン配合のハンマーオイルがいい。ただこれは汚い。完全スポーツ用にはいいのだがママチャリには不適当だ。

で、どうでもいいと思って買ったシェーバー用のオイルが絶妙の硬さでいい感じです。マジで。これは想定していなかった。とはいえシェーバーの説明書には髭剃り後毎回オイルをさせと言っているのだが、真面目にオイルを指している人はどの程度いるのだろうか。一生ものの買い物をした気分だ。

響によって、「秘境釣行記」を返却する。ついでにベアレンのオクトーバーフェストの案内を渡す。さてどうなるか。今年は4日間開催で最終日が水曜日だ。響は休みだ!

 

 

深夜に歩道の脇で自転車が倒れている。そして白い塊がある。異様なので近ずいてみると知り合いの学生だった。スポーツをやっているやつなので真っ黒で、白のシャツに黒のスラックスなので、まるで白いズタ袋が落ちているようにしか見えなかったのだ。ズタ袋?ドンゴロス?

どうしよう。体育会系は寝起きに何があるかわからん。幸いに武道系ではない。少しづつ揺り起こしながら、様子を見ながら少しづつ目覚めさせる。以外と体脂肪率が高いな、こいつとか思いながら起こしてゆく。

起きた。服とか点検したがどうも転んでそのままだったわけではなさそうだ。眠くてフラフラ自転車に乗っていて歩道の端にタイヤが引っかかって止まってしまって、転倒というわけではなくそれをきっかけに自転車を捨てて寝てしまったようだ。酒ではないようだ。

頭を打った可能性があるから、起きたら気を付けてねと言ったのだが、完璧に寝ぼけている。頭痛がするとか異変があったら明日病院に行ってねと重ね重ね言うが、多分覚えてはいないだろう。いきなり猛ダッシュで自転車こいで本町通を横断して、もう少しで車に轢かれるところだった。

大人としては、もう少し話をして目を覚まさせて、自転車を押させて一緒に家の近くの安全なところまで行くべきだったのかな。でも少なくとも、細い断続的な雨に濡らさなかったということだけで、勘弁して欲しい。