今日は盛岡市総合プールに泳ぎに行きます。7月から国体のために水を入れ替えて、ほぼ閉鎖状態でした。水質最高の状態でしょう。
久しぶりに太田橋を渡る。
サブプールと飛び込み台を覆う仮囲いが撤去されていた。ウン、ゴジラだね。もうこういったのみれば全部ゴジラの後にしか見えない自分が、おかしい。
屋外のベンチもペンキが塗られ、階段には滑り止めのシールが貼られた。もう安全。
更衣室の床は、すのこを止めてしまって、かなりビチョビチョになっていると聞いていた。プールまで全部滑り止めの床材を貼って、今まで滑りやすかったところが全部解決したのだが、更衣室の床だけはどうしようもない。
で、プールだ。実は覚悟していた。連休最終日で、混むと思っていたのだが全然ガラガラだった。例年の水入れ替え直後もそうなのだが、客数は減る。ただ連休だと思えば、以前の平日より少ないというのはものすごいことだ。
ブログの中で何回か書いている。公共プールで泳いでいる人は民間のプールに移行しない。理由はたとえ料金が同じでも敷居が高く感じられるからだ。健康増進のために泳ぎたくとも、フィットネスクラブはスポーツというイメージが強い。スポーツの人にとってはハァ?というのも一般的には敷居が高い。ただインストラクターがいていい環境なのだが、別料金が発生する。その上自主運営が基本なので、いつでも泳げるコースが確保しないこともある。好きな時に好きなだけ泳いでいたスイマーにとっては、最悪なのだ。
その意味では、公共プールのお客さんは公共プールに移行するのだが、都南もゆぴあすもそれで増えたという印象がない。多少増えた感じはあるが、数人といった感じだ。
長期に公共プールが閉鎖することで、水泳をやめる人が増えるのではないのかという仮説があった。水泳を続けたい人は民間に流れ、自由な時間で無理なく泳ぎたい人たちは、都合のつかなくなったプールで泳ぐことをやめるのではないのか。それでは引越しするかといえば、観察する限りなかった。
私の公共プールを利用する時間帯は、午後しかない。夜はないし午前中はない。そこでは高齢者が多い。その高齢者はどういった動きをするのだろうか。私の年代あたりまでだと、泳ぎたい・いつものプールは休み・他を探す・泳ぐ・居心地が良くて別なプールに移る、もしくは幾つかのプールを利用形態に合わせて使い分ける、まあ私だ。だが知る限り、プールが閉鎖される期間が長ければ、水泳するという習慣がなくなり、泳ぐことがなくなる。
これは閉鎖された肴町プールでも観察されたことだ。閉鎖後にある老人クラブが幕を閉じた。会員が激減したからだ。その最大の原因は、街の真ん中にあったプールだが故の利便性の良さで成立していたのが、交通手段がない人たちが一気に離脱したのだ。
この事例から、国体で長期閉鎖することで水泳人口が減る、という考えを水泳関係者に話したが誰も相手にしなかった。誰も危機感を持たなかった。
もうしばらく見ないと結論はつけられないが、10月10日の体育の日まで客数が回復できないと、かなり危機的だと思う。
明日はゴジラに会いに行こう。