エドヒガンは散り始めたが、まだコブシが咲いていたりする。場所によってかなり違うようなのだが、一本の木の中でも花芽の成熟にムラがとてもあるようだ。
気温だと大体均一の影響になるのだが、そうなっていないように感じる。木によっては成長にムラがあるのでばらつきは確かにあるが、例年に比べてかなり大きいよいうに感じる。そして花芽ごとの成熟にも差があるように感じる。
原因としては冬が平年並みの気温変化だったのに対して、みぞれがとても多かったというのが考えられる。結果地温分布にムラが大きく出た。積雪はムラが大きいことと、みぞれなのですぐに溶けてしまい保温材としての雪の作用がなかった、そう考えられる。
結果だが木から見たら、とても寒い冬だったということだ。それなのに急激に気温があがったようになり、花芽そのものの成熟にバラつきが生じている。そう考えている。
エドヒガンが咲いているうちにオオシマザクラが咲いて、まだジュウガツザクラが散っていないという不思議な年になった。ベニシダレも木によってのムラが多いし、それに今咲いているのが少し不思議だ。
それでいながら、これらが散った頃にヤエザクラが咲きそうなのが面白い。ヤエザクラはこう言った変化には影響が少ないということなのかもしれない。
毎年のことながら、春は忙しい。
吊るし雲が出ていた。