鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.299 (薬剤師会とのミーティング、弘前市医師会視察)

2014-03-18 10:50:44 | 日記
昨日昼は、薬剤師会とのミーティングと弘前市医師会の視察がありました。

■薬剤師会とのミーティング

薬剤師会における在宅医療推進への最近の取り組み報告がありました。

・34事業所に薬剤師訪問指導パンフレット・相談書式を郵送した。
・おおやま・とようら合同で施設内勉強会を実施し、多くの質疑応答があった。
 少人数での勉強会は、具体的な事例の相談もあり有意義。
 ケアマネの集まりなどで呼びかけ、今後も積極的に実施していきた
・現在、相談件数はケアマネ:3例、薬剤師:2例
・訪問指導経験薬局は15まで増加。
・薬剤師研修会でハローナース工藤所長から
 「鶴岡地区の訪問看護の現状と薬剤師への期待」と題した講演を頂いた。
 次年度は、医師・ケアマネに講師を依頼予定

■弘前市医師会の視察

在宅医療担当理事、事務局長、医師会立介護支援事業所主任ケアマネの3名がお
見えになりました。弘前市医師会でもITを活用した在宅医療の推進に取り組んで
いるとのことで、来年度に4000万強の補助金でiPadを60台導入する予定とのこと
でした。当方からは、Net4Uとほたるの活動について説明し、意見交換を行いま
した。青森県は、医療再生基金を在宅医療推進にかなり割いているようです。各
地区医師会に相当額の補助金がでているようです。うらやましく思いました。


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No.298 (地域緩和ケア症例検討会)

2014-03-18 10:50:17 | 日記
高橋先生の地域緩和ケア症例検討会報告を転載します。

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鶴岡協立病院の高橋美香子です。

今年度最後の地域緩和ケア症例検討会が3月12日開催されました。
今回の症例提示はきずなとハローナースの訪問リハビリです。
参加者は32名、医師3名、看護師12名、ケアマネ3名、作業療法士7名、
理学療法士3名、ケアマネ/栄養士1名・介護福祉士1名、ヘルパー3名でした。
多彩な職種からの参加がみられるようになっております。

ハローナースの症例はCOPDと肺がん(未告知)の方で、
長期間の関わりの中で月単位に病状が悪化してゆく中、
家族や本人とどのようにかかわっていくかが話し合われました。
本人の「困りごと」が何であるのか、常に意識して本人に確認して
ゆくことが大切とアドバイスがありました。

きずなの症例は若年の進行大腸癌症例でした。
診断から手術、化学療法の導入と断念、在宅ケアへの移行と永眠までの
全経過がわずか2-3ヶ月に凝縮されており、家人の受容ができないいままに
病状悪化し、不信や不満につながった経過でした。病状の悪化のスピードに
ケアやフォローも後手に回り気味であり、「タイムリー」であることや
「緩和ケアのスピード」について考えさせられるケースでした。

この検討会は次年度も第二水曜日で予定されております。
次月は4月9日(水)庄内病院講堂19時~20時です。
担当はハローナースと訪問看護ステーション庄内です。
奮ってご参加ください。

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