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病院勤務医と医師会との懇談会
日時:平成27年7月17日(金)19:00~
会場:東京第一ホテル鶴岡 鳳凰の間
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先週の金曜日、病院勤務医と診療所医師との懇談会が行われました。
病院勤務医と診療所医師との懇談会は、年2回行なっており、夏は医師会、冬は荘内病院がそれぞれ主催しています。
今回は、山形県立こころの医療センターの須貝 孝一 先生から、鶴岡病院からこころの医療センターへの変遷、同センターの紹介、医療観察法病棟などについて講演を頂きました。また、庄内保健所の渡會さんからは、自殺予防対策としてのゲートキーパーの役割および重要性については動画を用いて教えていただきました。
懇親会では、病院勤務医、診療所医師が、それぞれ自己紹介し、和やかかななかで親睦を深めました。
次 第
1、開 会 (司会:鈴木先生)
2、会長挨拶 (三原 一郎 会長)
3、話題提供
○「鶴岡病院から、山形県立こころの医療センターへ」
~精神科病院のダウンサイジングと病院移転
老舗公的精神科病院の変革期に勤務して~
山形県立こころの医療センター 須貝 孝一 先生
○「平成27年度の庄内保健所における自殺予防対策について」
庄内総合支庁(庄内保健所) 地域保健福祉課
精神保健福祉主査 渡會 洋子 氏
4、乾 杯 (三科先生)
5、懇 談
(勤務医・研修医の紹介)・・・荘内病院(鈴木 聡 先生)
6、閉 会 (土田先生)
会長さいさつ要旨
1、はじめに
暑い中、また台風接近中の中、参集頂き、感謝する。
本会は、診療所医師と病院勤務医との懇談会、
夏は医師会主催、冬は荘内病院主催で、年2回行われている。
診療所医師と病院医師との連携、顔のみえる関係づくりを目指した会である。
2、鶴岡の連携
ところで、皆さんはあまりご存知はないかも知れないが、鶴岡地区は全国(厚労省、日本医師会も注目)でも連携で結構有名である。
庄内プロジェクトには、連携WGというのがあり、医師、薬剤師、歯科など職種ごとに会をつくり、それぞれが地域での連携の推進を目指した活動を行っている。
また、地域連携パス推進協議会では、現在5つのパスを運用しているが、パスというツールを利用した施設間連携を推進している。疾病管理を目指した活動を行っている。
また、鶴岡地区医師会の地域医療連携室「ほたる」では、在宅医療を中心に医療介護連携を含むさまざまな活動を行っているが、2ヶ月に1回程度、行政(鶴岡市、三川町、保健所)と3師会でのミーティングを行っている。3師会の会長と行政が、2ヶ月毎のミーティングを行っている地域は、全国的に少ないのではないかと思っている。
3、課題としての医師間連携
一方で、もっとも連携が進んでいないのが医師間の連携ではないかと思っている。
医師は多忙という面もあるが、もう少し、地域全体に目を向けて欲しいと思う。
この会は、多少なりとも医師間連携に寄与することを期待したい。
4、本日の話題提供
本日は、先日新築移転した「こころの医療センター」の須貝先生から、新築移転したこころの医療センターについて、、また、庄内保健所からは、庄内地区における自殺対策、について話題提供を頂く。
精神科は、今、大きな転機にある。日本の精神科の病床数、在院日数は、世界と比べて、ダントツに多くて、長いことは良く知られている。今後は、従来の収容型から、地域で支える、という流れと思うが、病床削減に関しては、病院経営も含めて、多くの課題があるとも聞く。このあたりも含めて、「こころの医療センター」の目指す姿をお示して頂けるのではと期待している。
5、閉め
それでは、本会が実り多いことを祈念して私からの挨拶とする。
配布資料
https://drive.google.com/file/d/0BzItwTwB_6zeMVg4STFPTWI3NFU/view?usp=sharing