鶴岡地区医師会だより

三原一郎目線で鶴岡地区医師会の活動を配信しています。

No.546 (庄内地域医療連携の会:講演会)

2015-07-28 15:52:00 | 日記


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第2回庄内地域医療連携の会「地域医療連携講演会」
講演:「今こそ見せよう連携の力!!~行政・医師会と取り組む地域力アップ~」
演者:斎川克之氏 新潟済生会第二病院 地域連携福祉センター 副センター長
日時:平成27年7月24日(金)18:30~20:00
会場:いろりの火の里 文化館なの花ホール 
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コンテンツ
1、地域医療支援病院としての役割
2、在宅医療連携拠点事業について
3、連携室を更なる上のステージへ
4、連携室業務をマネジメントする

配布資料

庄内地域医療連携の会は、庄内地域の医療連携を強化するために、病院の連携実
務担当者を中心に2006年に発足した会です。年4回程度の学習会を開催するなど、
活発な活動を行なっており、その成果が認められ、杉浦地域医療振興財団から杉
浦地域医療振興賞を受賞しています。

先日、庄内地域医療連携の会主催の講演会があり久しぶりに参加してきました。
講師は、前回地域連携パス推進協議会主催の講演会でもお呼びした、新潟済生会
第二病院の斎川氏です。斎川氏は地域医療支援病院の連携実務者あるいはMSW
という立場で、新潟市西区を中心とした地域連携を進めるために精力的な活動を
行なっています。在宅医療連携拠点事業も病院主導で立ち上げることになったそ
うです。地域連携を考える上で、内容豊富な興味深い講演でした。

連携室の役割は、紹介状を中心とした「前方連携重視」から、適切な退院調整に
よる療養環境の継続という「後方連携重視」へ、さらには地域性を踏まえた医療
・介護・在宅支援機関同士のネットワークづくりという「地域全体を包括」した
連携へと進化してきました。

今後、連携実務担当者には、「病院における相談業務」レベルから、「地域医療
連携」(連携実務者ネットワーク・多職種連携の構築)レベルへ、さらには「社
会連携」レベル(まちづくりへのヘルスケア分野の活用)、地域包括ケアにおけ
る新たな「ソーシャルワーク」レベルへの進化が期待されるとの話はわれわれ医
療者にとってもそのまま当てはまると思いました。地域医療を担うわれわれ医療
職も、時代を見据え、連携実務者に負けないよう進化しつづけたいですね。

講演会の後は、いつものように懇親会、我が家での二次会と続き、ノミニュケー
ションを深めました。






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