ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

政治に失望はつきものか

2014年01月23日 | 研究・書籍

『政治をあきらめない理由』
ジェリー・ストーカー(英国・大学教授)

昨年夏の参院選挙以降、わたしは政治に冷笑的になっています。政治的なシニシズム(cynicism=冷笑)というものでしょう。新聞、テレビそれに週刊誌がつまらない。ニュース、とりわけNHKのそれ。コメンテーターの足して二で割ったような解説も気持ちが良くない。

「衆参のねじれ解消」という無責任なマスコミの扇動にすっかり乗せられた国民有権者は、とんでもない選挙結果により希望のない政治状況を招いてしまった・・。ねじれていないことで「秘密保護法」も一気に可決された。勢いに乗る安倍政権は、積極的平和外交と称して集団的自衛権へと踏み出す。厚顔無恥にも原発を世界各地に売り込む・・。増税、年金切り下げの伴奏の流れる中・・。

民主主義は決定の中身は時として折衷的であり微温的。しかし、いずれにしても多数派の決定には従わなければならない仕組みなのだ。

「3.11原発震災」を契機に自分自身が変わった人もいれば、変わらない人もいる。残念ながらそれらは投票行動に表れていた。
それでも、それでもあきらめずに参加を続けて行くことなのだ、とジェリー・ストーカー先生はおっしゃる。どうですか、あきらめずに頑張れますかな(冷笑)

きょうの一曲は、Jose Feliciano の『ハートに火をつけて』
燃えない私のハートに火をつけてください(冷笑)

♪それが真実でないことは分かっているよね
僕が嘘つきだって思っているよね

僕らはお互いを高め合うことができていない

愛しい君よ、僕のハートに火をつけて
お願いベイビー、僕のハートに火をつけてくれ♪

政治をあきらめない理由――民主主義で世の中を変えるいくつかの方法
ジェリー・ストーカー著
岩波書店

 

Jose Feliciano - Light my fire

 

コメント (1)
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