「買い物は平和でなければできない。だからこそ買い物雑誌は戦争や平和のことを考えるべき」と主張する『通販生活』。かつては『暮しの手帖』にその精神があったのですが今は残念ながら・・
2017年冬号では、「落合恵子の深呼吸対談」に石破茂自民党衆議院議員が登場=写真。一瞬、「対談」ではなく「対決」かと(笑)
「北朝鮮の核やミサイルは脅威ですが、いたずらに不安を煽(あお)るべきではありません」と石破さん。「そうだ、そうだ。私たちは群れたがる」と落合さん。二人の意見はほとんど平行線ながらも互いに意見を述べ深く耳を傾け合う作法には好感がもてます。
「九条を変えるか変えないかは最終的には国民投票で決める。戦争を経験した世代の方たちがご存命のうちに、是非を問う国民投票を」(石破)。他方「憲法とは国の姿や理想を明示したもの。現実に合わないからと簡単に変えてほしくない。自衛隊は国境警備隊と災害救助隊に改組すべき平和ボケでかまいません」(落合)
意見は異なっても、あらゆる形、組み合わせの対話を続けることが大切と思います。石破氏が『通販生活』で持論を語られたことは評価に値します。
通販生活 2017冬号 | |
落合恵子と石破茂対談 | |
カタログハウス |
日本列島創生論 地方は国家の希望なり (新潮新書) | |
石破茂 著 | |
新潮社 |