また暑さがぶり返してきました。
今朝、近所の工事現場からもらった粘土を何回か往復してからシャワーを浴びていたら、俄かに草花や木々の香りが恋しくなって、思い立って着の身着のままで湘南新宿ラインに乗って鎌倉へ出かけてきました。北鎌倉で下車して山越えのハイキングコースに沿って銭洗い弁天、佐助稲荷、大仏から長谷まで歩き、江ノ電で鎌倉駅へ戻り、湘南新宿ラインで帰途につく、というコースでした。
ハイキングコースは踏み固められた道で、雨でも振れば滑って危なそうですが、サンダル履きでも大丈夫です。木々や草の香りをたっぷり吸い込むというのも久しぶりです。平日ということもあり、山道ですれ違うった人も3人くらいでした。銭洗い弁天まで来るとさすが人がそれなりにお参りしていて、大仏の通りはさすがに観光地という感じです。
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1枚目2枚目はハイキングコースでの景色。木漏れ日の中は結構涼しい風が吹いて気持ちよかったです。スズメバチらしき大きな蜂が何度か近くに羽音をさせていたのがちょっと怖かったですが、何事もなくてよかった。
銭洗い弁天でご縁があるよう小銭を清めて、佐助稲荷からはお屋敷街を眺めながら長谷へ進みました。民家の間から大仏さまがちらりと見えるスポットを発見。正面から眺めるのと違って面白いと思いました。
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鎌倉に家を持つというのはかなりのステータスなんでしょうね。羨ましい、、。代々住んでいる感じの数奇屋風の大きなお屋敷もあれば、最近土地を分割分譲したような今風の家もあってサーフボードが立てかけてあったりするような家もありますが、それだけでも住むには相当の甲斐性がないと実現できないんだろうな、、と思いました。あと気がついたのですが、鎌倉近辺には駅近くに吉野家とか松屋のような安くて大盛りのチェーン店がないんですね。
「古都の懐石」とか「古都の手打ちそば」とか「古都の洋食」みたいな店はたくさん目に付くんですが、観光客としてそれなりにプレミアがつく食事処が多いような気がします。地元に住む人、働く人がワンコインくらいでがっつり食べる店というのがどこかにあるはず、、、、。と思うのですがわからないです。それとも鎌倉に住む人はお金持ちだから、もともと高い店でも平気で食事ができるんでしょうか?
神社のおじさんとお話していて、昔うちの母親が十代の頃、結核を患って鎌倉山の病院で療養をしていた。その頃鎌倉駅の近くの映画館で「ローマの休日」の封切りを観た。原節子さんを街中で観たことがある、、。という話をしたところ、原節子さんは現在も市内にご健在だという話でした。
鎌倉まで100㌔と離れてはいないので、日帰りで出かけるばかりで、案外夜までゆっくり過ごしたということもありません。旅館とか民宿とか安く泊まれるところがあったらいつか泊まって鎌倉の夜というものもじっくり味わってみたいです。地元の人が食べたりちょっと一杯やるような普段着の店があったら覗いてみたいです。
本当は江ノ島にも回ってきたかったのですが、江ノ島は猫さんたちの楽園で、あそこはまた別の時間をとって訪れたいと思います。