昨日今日の2日間、王子駅前の「北とぴあ」で開催されました「北区伝統工芸展」つつがなく終了となりました。天気の崩れなどの理由で、ご来場いただけるか心配されていたのですが、結果としては昨年の2日間をはるかに上回るご来場数だったという発表がありました。
私個人のブースの事情として、昨年は泥絵具で実際に色付けの一部を行っていたのですが、今回は現実的にこの時期に抱えている作業を持って行ってその場で片付けていたという感じでした。
私のHPやこのブログを拝見くださっているという方から「十五夜さんはお元気ですか?」というありがたいお言葉、また同じ赤羽からブログを発信されていらっしゃるご夫婦からもお声かけいただいて、こういうことって何よりうれしいです。「今戸焼?」なつかしい言葉だね、、、、火消し壺なんかあったね、とか声をかけてくださるお年寄りの方々。。。まだまだ「今戸焼」という固有名詞が実用品のイメージとして伝わっているのだな~としみじみ実感できました。(逆に、今戸焼ってパワースポットの猫のこと?という言葉が出てくる昨今だと憂慮していたので、火消し壺にしろ、ひょっとこにしろ、七輪にしろ、こうした道具を実際使っていらっしゃった方々が、これらを今戸焼として認識されているということは心強い限りです。
お忙しいところご来場くださったみなさまありがとうございました。
次は鉄砲狐の納めと干支(巳)ですね。鉄砲狐は今日会場で一回目の納めに必要な数の地塗りは済ませてあるので明日からでも目や口を入れ始められます。蛇は悩んでいます。これぞ昔の今戸焼の蛇だというものが見当たらないんです。遺跡から出土のものの中にも見当たりそうもありません。何とか考えて創作になりそうです。(でももともと可愛いという姿ではないですね。)
ひとつ終わったという安心感からちょっと気を許してしまい、ハーゲンダッツのアイスとサーティーワンのアイスとを食べてしまいました。ピスタチオ味のと大納言あずき味のと、、おいしいですが、食べてしまってから不安が募ります。