新年2日。お雑煮やおせちは口にしますが、至って平凡な時間な経過をしています。
茶道の世界で「初釜」とか聞きますが、焼き物の世界では「初窯」というのかどうか。鍛冶屋さんとか火を使う職業では竈や鞴を神聖にお清めして「荒神様」をお祀りして火の安全、仕事の無事など祈っているように思います。焼き物の世界、ことに昔の「今戸焼」ではどうしていたか?以前お話を聞く事のできた今戸焼陶工の方々は既にいらっしゃらず、残念です。わが家は電気窯ですが、現状のところ何もしないでいますが、どうすべきか知ることができればそのとおりにしてみたいです。
暮れ以来型抜きして乾燥させていた狐や羊が溜まってきたので年明けはじめての窯入れをしています。
底のほうには狐を集中させ、上のほうに羊や丸〆猫を詰めるつもりが、詰め忘れた狐がまた出てきたり、、、まだ詰めたいものもありますが、念をいれて乾燥させようと無理に詰めませんでした。
蓋を半開きにして焼成開始。乾燥させた人形や炉内に残った水分を完全に飛ばして逃がすため、炉内温度が500℃を越えるまでは半開き状態を維持させます。窯からの余熱が勿体ないので、周りに次に窯入れ予定の人形や石膏鉢に入れた泥しょうなどを置いて乾燥を促しています。