イラストレーターの佐々木一澄さんから来年のカレンダーが送られてきました。拙作の「ラッパ吹きだるまのぴいぴい」を描いて採り上げてくださったとのこと。毎月にひとつの玩具絵で拙作のものは10月に載せてくださいました。
描かれたものを作った本人としてはよく捉えてくださっているな〜、、と感心しました。
下の2枚の板を染めた反故代用紙で繋げた鞴(ふいご)の隅。紙を先に蛇腹に折ってから2枚の板の側面に接合するのですが、目分量でやっているので紙が直角に立ち上がるとは限らないので板の角にピッタリフィットしないのです。フィットしないところに爪楊枝で糊を詰め込んで押さえたりして鞴の中の空気が逃げないようにしています。2枚の板の角に貼り付いている紙が直角になっていないところをよく捉えていらっしゃいます。
だるま本体は前後2枚の割型から抜き出し、前後のあわせ目の前側だけ色を塗り分け、背面は群青色でベタに塗るというパターンが古いぴいぴいには少なくないのですが、前後の境ぎりぎりに群青が覗いて見える角度で描かれているのも鋭い観察だと思います。
このように拙作のものを描いていただけるのはありがたいことでうれしいです。
最近ぴいぴいをあまり作っていませんが、昔あまたあった種類のぴいぴいをこの手で再現したい気持ちでいます。