被官さま(被官稲荷神社)宛ての鉄砲狐のお納め一回目です。遅れてご迷惑おかけしているのですが、せめて初午には間に合うようにと思ってましたが、何とかセーフで安心しました。
隣の町内にある仕事場の前。一回分のお納め分を荷造りできたところ、、。結構重いです。下の箱には80組(160体)、上の箱には120組(240体)入ってます。上の箱は大きくてドアを通すことができないので窓から出しました。
自分では車を運転できないのでタクシーで運びます。三ノ輪から「土手通り」に入った辺り。
三社様(浅草神社)の社務所にお納めしてひと安心。早速被官さまへ。節分前?或いは初午前でいつも閉まっているお守りや狐の授与所が開いていて巫子さんが詰めていらっしゃいました。手を合わせて、狐の祠へ、、。
暮れよりも数が並んでいます。
近くに寄って随分昔の狐が並んでいるな、、と思って観たら、拙作のものでした。おそらく雨風に晒されて色が流れたり苔のついたものをお返しで持って来られたものでしょうか。おさらくお屋敷の庭にお祀りされている稲荷祠に並んでいたのかもしれません。鉄砲狐の本来の在り方で、ありがたい気持ちになりました。土色も晒されたせいか作りたてよりも東京の土っぽい赤みがすると思うのは身びいきかもしれませんが、、。中央の時代感のついた一対はおそらくはじめて被官さまにお納めした年のもの。それより右側のもはじめての年のものです。どこが違うかといえば、赤部分は初回はスカーレット染料を膠で溶いた昔ながらのやり方だったのですが、膠が反り返って剥落しやすいということでその後他の素材で代用し始めたからです。今回はまだ一回目のお納めでできるだけ早く二回目のお納めができるようがんばります。
今日は日中寒かったはずですが、お納めまでどきどきしていた為か、汗をかいてしまいました。
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ありがとうございます。栗の家よりは手前でしょうが、こちらから土浦まででも正直はるばるという気がします。それに四季自然の恵みに包まれた素敵な場所からわさわさした街中へは足が重くなると思います。正直、自分はここに生まれ育って他所に移る能力がないからそのまま居ついていますができることなら緑と鳥の声に囲まれて生活できたらどんなにいいかと思います。外国のお客様で賑わう浅草にあって被官さまは案外目立たない位置にあるので100mと離れていない旧五重塔跡付近と違ってひっそりとしていてまた、ゴミや吸い殻の投げ捨てのないきれいな清浄な場所だと思います。