昨日歌舞伎座の昼の部を観てきました。お目当ては当然「弁慶上使」。これ見逃がしたら、絶対後悔しそうと思っていましたが、やっぱり観てよかった、、。これまで振り返って、この狂言は故・実川延若丈の弁慶と故・市村仁左衛門丈の弁慶を観たことがあります。(先代の松緑さんのも観たことがあったような、、、。)個人的にはおわさの件はいつも面白いと思っていたんですが、弁慶の愁嘆の件は何かしっくりしないというか、弁慶の隈取と毬栗の頭の扮装が不思議で愁嘆での演技が強烈な扮装に埋もれてしまってしっくりしないという印象を持っていたのですが、今回の吉右衛門丈のはいかにも丸本狂言の人情の綾になじんでいて同時に動きが昔の山車人形が動くような味が感じられてすばらしいと思いました。昔観たときにはなぜかそういう印象には至らなかったのは自分の感覚に問題があったのかどうか、、。昼の部はこれ一本だけで大満足でした。夜の部の高綱が吉右衛門丈なら絶対観たいというところですが、、、。9月の秀山祭歌舞伎は何が出るのでしょうか。楽しみです。
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記事とは関係ないですが、我楽多日記さんのブログから来ました。ガードマンのペスト菌は、昭和44年10月3日放送、第235話「大空に消えた現金輸送機」ですね。怖かったですね(笑)
ありがとうございます。思い出しました。
あのオレンジを食べたら、顔中マジックインキで点々を描いたような顔になって、ペストになったやつですね。昭和44年でしたか。
ちょうど小学校にあがった年だったのですね。わざわざお教えいただいてありがとうございました。あの頃のTV番組でおかしなことを憶えているな、と自分ながら不思議です。でも記憶が間違っていないという裏付けをいただいてうれしいです。
Facebookにもコメントしましたが、youTubeにアップされました。
https://www.youtube.com/watch?v=qXV6uH3BhAs
ご連絡いただきありがとうございます。早速動画を急ぎ足で拝見しました。昭和44年といえば、小学校にあがった年なので件の悪役がオレンジを枝からもいでがつがつみせびらかすように食べ、そのあとペストの症状が顕れて怖いことになる場面の印象を以前記したのですが、吐血するリアルさは今回初めて認識しました。それより記憶では顔中にマジックインキで描いたようなぶつぶつだらけな麻疹のようなものが顕れると思っていたのがそうでなかったのが意外でした。当時観た恐ろしいドラマと混同していたのかなあと頭をひねっています。ただオレンジでペストになってしまうのは間違いありませんでした。オレンジの木の周りにたくさんの兎?の死骸が散乱しているところ、あれは作り物なんだか、気になります。うそでも可愛い動物がああいう風に画面に出てくるのは苦手です。まずはお礼まで。