庭の山桜やコナラは全部一度は芯止めしているが、毎年背丈も横枝も1mぐらい伸びる。 庭の隅に小さな小屋を作る予定があり山桜一本をさらに短く芯止めすることにした。木の伐採作業は落葉が終わった冬がいいのだが、今やらないと小屋を作った後では上から重い幹や枝を落とせない。
スライド梯子(重い)を一杯伸ばして幹にロープで固定する。命綱で落下防止をして、切り取る先端(80cm長)にワイヤーを掛け、チェーンソーで切り取り、ロープでそろそろと降ろす。落とした幹や枝を薪用(30-40cm)に輪切りした後、斧で割る。10月だというのに気温30度、台風の影響か湿度も高く(それより歳か)力仕事は疲労が早い。
今日書きたいのはチェーンソー。今回使ったのは10年前に買った日立工機製と昨年買ったハスクバーナ製の2機(他に電動式2台とバッテリー式小型機が1台ある)。なぜチェーンソーを何台も持つのか疑問に思われるが、大木を切るには最低2台は要る。理由は大きな幹を切ると(特に横倒し状態)刃が切断面に挟まれて鋸が抜けなくなり、もう一台で反対側を切り挟まった鋸を救済する必要があるからだ。2人作業ではお互いに助け合える。
チェーンソーはエンジンが快調で刃が良く研げていたら、サクサク切れて何とも言えない快感。しかし、紐を何度引いてもエンジンが掛からないのは最悪、エンジンが快調でも刃が摩耗したり加熱で切れなくなると作業は面白くないし危険度も増す。今回の日立製(かなり使い込んでアチコチ自分で修理)はエンジンはすぐ掛かったが刃が摩耗して切れが悪い(研ぎ直しているのだが)。ハスクバーナの刃はまだ新しく昨年使用後に研ぎあげていたのでかなり切れるはずだが、なぜかエンジンが掛からない。仕方がないので日立製を丸ヤスリで刃を研ぎ直すが、ヤスリも使い込んでいるのであまり研ぎはよくない。まあ、それでも何とか全部の丸太を薪用サイズに切断した。このチェーンソーは軽くてエンジンの掛かりがいい(今は)ので気に入っているがあまり力がない。あまり立て続けに大きな木を切っているとオーバーヒートしてしまう。
2日目の作業の前に、ハスクバーナを絶対動かしてやると決意、朝からエアクリーナーと点火プラグを取り外し掃除(あまり汚れている様子はない)。プラグの火花を点検したが最近の点火プラグは火花が細く明るいところでは確認できない。元に戻し、チョークをかけスターター紐を2度ほど引くと爆発(これはいける)、チョークを戻し紐を引くと力強く始動。ヤッターと喜び刃を回転させるとエンスト。2-3度やっても同じ現象。どこが悪いのかよく観察するとチェーンカバーがずれてブレーキ状態。調整してカバーを正常な位置に戻し(なぜメーカーはずれるように設計するのだ?)、チェーンの張りを調整(少し遊びを持たせる)、ブレーキをかけてエンジン始動、ブレーキを解除して回転を上げるとチェーン刃も勢いよく回るしオイルも出ている。 30cm丸太を試し切り、切れ味良好だ。
全ての切断(薪割り)作業が終わり、もう一度両方の鋸の刃を研ぎ直すことにした。私は目立てがあまり上手でないため何かいい方法はないかネットで調べると、ニシガキ電気目立機を使った人が「よい」と書き込みしている。早速アマゾンでを5400円で取り寄せ試してみた。 確かに30度の角度で正確に楽に研げる。