めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

禁断-横浜みなとみらい署暴対係(今野 敏)

2011-08-14 21:20:04 | 本(普通) か・さ行の作者

横浜みなとみらい署シリーズは、今回初めてでしたが、なかなか面白かったです。

なにしろ、「ハマの用心棒」と名高い、ちょっと破天荒な諸橋係長が率いる 暴力団組織犯罪対策係 ・ ・ ・
噂によると、本物(暴力団やヤクザさん達)を相手にするわけだから、強面揃いの こーゆー班が
警察には存在すると聞いていましたが、まさか 今野作品の中にも取り上げられていたとは… (驚)。

今回読んで、暴力団の人々のことを、「マル暴」と呼ぶのは×。 → 正解は「マルB」
警察の暴力団組織犯罪対策係のことを、「マル暴」と呼ぶのだ ということを知り、
大変勉強になりました。(← いたって真面目!)

さすが、暴力団・ヤクザ 相手なると、ストーリーを構成しているのも、スケールが いつもと違う… ?!
単なるコロシや拉致だけでなく、
クスリや…、国外にも及ぶ 特有のルート… などなど。
今回は、中国の武装警察も絡んでくるという ちょっといつも(安積班とか捜査一課とか)とは 違う感じ…。

はっきり言って、“終わり5分の1あたり” の部分から、急ピッチで面白くなってきました。
読み終わった時点での感想としては、読み応えあったし。
諸橋班のメンバーも、個性派揃いで これからが楽しみです。
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麒麟の翼(東野 圭吾)

2011-08-12 21:28:15 | 本(うーん…) た・な・は行の作者

もぅ!
はっきり言って、すごーーーーく つまらなかった…(泣)。

実は、この本が リビングのテーブルの上にあったのを見た 犬(夫)が、
「うわ ぁ ぁ ぁぁ~~~~!
 すっげー、つまらなそう!!」と、鬼の首を取ったように 発言したのです。
その時は 咄嗟に、内心「ムッ (怒)」としていたのですが…

結果的に、ものの見事に当たっちゃうとは 。。。  よよよ…(泣)

最後のドンデン返しが、いーかーーにーーーもーーー~ (←うんざり)って感じで、
毎度、このパターンが現れると、「また、これ?!」と、いい加減 呆れちゃいます…。
しかも、最後の方に駆け込みで 展開をひっくり返すから、妙に短絡的なんだよな! (怒)
毎回! 

そもそも、お父さんが殺された背景に 会社での労災隠蔽の首謀者だったとかって、
散々、盛り上げといて 結局、このネタは 尻切れトンボになってしまったじゃないかー~ (怒)

第一、真犯人= 息子の親友・・ というオチについても、意義あーり!
そりゃぁ、ないでしょ! (怒)
そもそも、通しで読んでいて 前半の方(お父さんのお通夜のシーンとか…)に 度々登場してくる場面で
ごくフツーに、高校の同級生同士のやり取りで済ませちゃってて、引っ掛かりの部分も創らないまま
こんな不自然な展開で済ませちゃって、いいんかい … ??! (怒)

第一、うちの犬(夫)に 名前を見られた瞬間、「つまんなそーーーー!(叫)」と 反応され続ける
作家さんのイメージって、一体 ・・・
大物なのに…
売れっ子なのに…  (疑)

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エチュード(今野 敏)

2011-08-10 21:45:21 | 本(普通) か・さ行の作者

<あらすじ> ・・・ Amazonさんより
渋谷・新宿で相次いで発生した無差別殺傷事件。
警察は衆人環視のなか、別人を現行犯逮捕するという失態を繰り返してしまう…。
警視庁捜査一課・碓氷弘一は警察庁心理調査官・藤森紗英を相棒に事件の真相に迫る。

ということで、
警察組織って、実に幅広いんだなぁ・・ というのが、第一印象。
今回は、心理調査官 ってことで、
映画等で観たことのある「交渉人」とは、違う職種らしい…。

犯罪心理を読み解き、犯人の 次なる行動を予測する、
というのが、心理調査官の成せる技らしい…。
確かに、犯人の先回りをして 警察組織が動ければ、最もリスクの少ない
有効的な逮捕に繋げることができますなぁ~。

ま、
今回の主役、紗英ちゃんが 男社会の中で どのように活躍してゆくか、
捜査一課のベテラン刑事 碓氷さんが、どのように異端児とのパイプ役を務めるか・・・
という 人情面が 背景となった展開となりました。

紗英ちゃんは、警察庁の職員とはいえ、実際の犯行現場へのお務めは 今回がお初、
また、天下の捜査一課も、心理調査官の協力を得るのは、前例なし、
ということで、読んでいる方としても 先行きの想像が全く付かないため、新鮮で
なかなか 楽しませていただきました。

今野先生のお話は、ほーーんと読みやすくて ◎です。
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桐島、部活やめるってよ(朝井 リョウ)

2011-08-08 21:35:28 | 本(まあまあ) あ行の作者

かつて、(昨年でしたっけ… ?)
一世を風靡した こちら、
世代は 自分と だいぶ違うものの、とりあえず いつかは読みたい~! とマークしておりました。
が、
案の定、予約は 大人数待ちで いつ回ってくるとも予想が尽かぬ程の大人気ぶり…。

そして、ほとぼりが覚め、やっと借りることができました。
(と言っても、あまりに月日が経ち過ぎて、マークしてたこと自体、忘れていました…(汗))

え~と、それで感想は・・・と申しますと、
いやーーーーーーーーーー、 斬新!!
著者は、まだ現役大学生、とのことですが…
だとすると、ものすごい才能を感じます。
こちら とは、えらい違いだ…。)

実際には、タイトルの “桐島くん” は、出てこないんですけど、まずは この発想自体、目の付け所がすごくないですか~ ?!
それで、桐島くんの同級生たちの 小話(全6話)から成っているのですが、
また、その 同級生たちの心理描写が お・見・事 すぎる~~~~ (脱帽…)

あまりにリアルに、よく描写されていたので、
むしろ、(共学校の人間関係って、 こ・怖い・・・) と思ったほど…。
(ひ ぇ~~、女子高でよかった…(汗))

先に読んだ 朝井リョウさんの こちら は、純粋に おもしろくて 楽しめる小説という感じでしたが、
“元祖” の桐島… は、考えさせられる小説という感じ。

うーーーーん…(唸)
もしかしたら、本当に すごい作家さんが誕生してしまったのかもしれません。
いやぁ~~、 今後が 実に楽しみになってまいりました。
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烈日―東京湾臨海署安積班(今野 敏)

2011-08-06 21:31:23 | 本(まあまあ) か・さ行の作者

やんや  やんや ♪
もしかして、今まで読んだ 安積班シリーズの中で、1番好きかも。

今回は、8つの短編仕立て
 新顔 → 海南風 → 開花予想 → 烈日 → 逃げ水 → 白露 → こがらし → 厳冬
と、季節が移り変わっていく構成です。

しかも、ついに、安積班に増員!
女刑事の水野マホちゃん、ついに登場です。
これまで男一色だった 安積班に水野刑事が加わることで、
同期の須田刑事(なんと、 いつの間にか昇格して 村雨さんと同じ部長刑事になっていました…。(驚))
はじめ、安積班のメンバーにも 少~しずつ変化が ・ ・ ・ 。

今回は、事件解決だけでなく、
速水小隊長や 相楽(強行班の)第2係長の出番が、いい感じにあって、
村雨さんや 桜井さんの目線で描かれている巻もあり、
いつも以上に、情緒たっぷりに仕上がっていて 楽しめました。

あ、
あと、美人新聞記者の友紀子嬢も 存在感たっぷりで、
(なるほど~、 山口さんは、こーゆー関連だったのか…)と、繋がりが やっとわかりました。
安積班の事を、コラムに採り上げたのは、いい オチだったなぁ~~。

なにしろ、今野先生の本は、常に人気が高いので、いつも殆んど 書架になく、
たまたま見付けられれば、もうけもの! という感じなのです…。
だから、本当は順番どおりに読みたいところなのですが、やむを得ません。(泣)

さぁて、次は 何が読めるかなぁ~~。
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教室の亡霊(内田 康夫)

2011-08-04 21:53:27 | 本(うーん…) あ行の作者

すごーーーーーーーーく 久しぶりの内田作品。
今回、読み始めて、
(ま、まさか…、あの ヒーローもの ではない作品なのかな…、
 でも、まさか… ねぇ…。)
と思いました。

・ ・ ・ が、
期待を裏切らない内田センセイは、さすがです。(笑)
やはり、お出ましになりました。  パチパチパチ (拍手)

ほほほほほ…
実は、ワタシは、一時期、 あの お・か・た (ポッ… (惚))に ハマった時期があり、
たぶん、シリーズは 全て読んでおります。
なんてったって、 かれこれ もぅ10年位前になりますが、
軽井沢に行った際、ダンナを拝み倒して こちら にも行っちゃいましたし ♪
(あの、名札付きの椅子にも座っちゃったもんね~   へっへっへ。)

というわけで、
こちらの作品も、いつものパターンで展開されました。
今回、学校の教師がらみの殺人だったので、モンスターペアレントとか、採用試験の裏取引とかに沿った動機づけで、
まーー、 個人的には興味深いテーマだったかなぁ… と。

しかし、
今回、登場されなかったんですよ、  陽一郎さんが…。(涙)
いつも、光彦さんを とっちめる警察 → 陽一郎さん発覚 → 手のひらを返す警察 ・ ・ ・
の展開が好きなシーンだっただけに、
(もしや、 ワタシが しばらく光彦さんから遠ざかっていた間に、
今や、光彦さんの身元があまりにも有名になってしまったため、
 内田センセイとしても このネタはお使いになれなくなってしまったのか 。 。 。)
と、大変 大変 心配いたしております …。(汗)

しまった…、
ワタシが、他の本に浮気をしている間に、
“陽一郎さん 暴露ネタ” は、闇に葬られてしまったのでしょーか… (泣)
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夕暴雨―東京湾臨海署安積班(今野 敏)

2011-08-02 22:05:52 | 本(普通) か・さ行の作者

安積班は、なんとな~く ずっと 読んでいます。
あらら・・・
今回、東京湾臨海署が 新庁舎に引っ越したんですね。
(…ん? どっかの映画でも 警察庁舎の引越しネタがあったよーな…)

しかも、単なる引越しだけでなく、合併して 安積班と並ぶ 相楽班なる もうひとつの強行班が出現ですか…。
と、きたぞ きたぞ~~  (いかにも、事件が 面倒くさい展開になりそうだ…っと。)

んで、今回のテーマは、ネット仲間による イベント会場での爆弾事件ということで、
パソコンおたく(?)の須田さんが 大活躍の巻。
速水さんも、相変わらず いい味出してるし♪

ただ、
前作を読んでから、かなり月日が経っているもので ・・・(汗)
(なにしろ、今野先生の本は、新作が出る度に たちまち予約者が殺到してしまい、 競争率が高いので、
ワタシは、敢えて 勝負に挑まず、ほとぼりが覚めてから借りることにしているのです…。)

そんなわけで、登場人物の記憶を辿るべく、なんだかんだ ネット検索してみたところ、
な・な・なんと…っ、
ドラマ になっとったのですね (驚)!
い、… いつの間に・・・、
全然知りませんでした。 (遅…)

実際に観ていないので、あくまでもワタシの頭の中だけの想像するに、
キャスティングが …(汗) 。 。
う、 うーーーーーん…
どうでしょ ?!
須田さん=塚地さん は、合っていると思う。 うんうん。
あと、 涼子ちゃんが ナースだという設定にもびっくり。 
(これは、面白そうだ。)

ちょっと、1回観てみたい~。

あ ・・
敢えて検索していないけど、ワタシが今野作品を読むようになったきっかけの
あの お方 (← ほ・惚れた・・♪)     きゃーー きゃ~~ (はぁと)
竜崎さま! (← こちら にご登場)     きゃーー きゃ~~ (はぁと)
は、ドラマになっていないよね… (汗)

今回、全く、本の感想になってない気がするんですが…
ま、いつもの安積班シリーズ ってことで = そこそこ 楽しめたということで
とりあえず 丸く収めます。   おほほ…。
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