チェロ弾きの哲学ノート

徒然に日々想い浮かんだ断片を書きます。

ブックハンター「親子で学ぶ英語図鑑(上)」

2016-01-24 12:44:12 | 独学

 103.  親子で学ぶ英語図鑑(上)  (キャロル・ヴォーダマン著 リービン・リザーズ訳 2014年10月発行)

     Help Yours Kids with English  by  Carol Verderman    Copyright©2013

 本書のサブタイトルは、”基礎からわかるビジュアルガイド” とありますように、イギリスに於いて親子が一緒に楽しく英語(国語)を 学び直すために編集されたものです。このため、英語の全体像についてのイメージが把握できる構成になっていると考え、取り上げました。

 本書は、四つの章から構成されてます。 第1章 文法 (garammer) 、 第2章 句読法 (punctuation) 、第3章 スペリング (spelling) 、第4章 コミュニケーション技能 (communication skills) です。

 無論、主要部分は、第1章の 文法 ですが、第2章の句読法(句読点)も正確にその機能を理解するのと、してないのでは大きな差を生じます。

 第3章のスペリングは、発音と並んで正しく把握していないと、記憶する単語の数が増大するに従って、似通った単語同士が干渉し合って、前に進まなくなります。(私はその見本です(笑))

 第4章のコミュニケーション技能は、言語のそもそもの目的が、コミュニケーションのための道具ですので、手紙を書いたり、議論をしたり、台本を書いたり、スピーチ原稿を書いたりできなければ、言語を道具として十分に活用して、いないことになります。

 次に本書の各章ごとに、見出しの部分を見ていき、本書の全体の構成を見ることによって、英語の全体像に、一歩だけ近づけると思います。

 

 『 第1章 文法 

 1. 文法の目的 (The purpose of grammar) 

 言語の組み立て方〔仕組み〕を文法といいます。単語は言語を組み立てる要素です。文法は、単語をどのように組み合わせれば適切な語句や節や文になるかを決定する一連の規則です。

 2. 品詞 (Parts of speech) 

 単語は言語を構成する単位ですが、意味が通じる順番に並べなければなりません。品詞は、特定の単語がどう使われるかを示すものです。

 3. 名詞 (Nouns) 

 名詞は人・動物・事物を名づけるための品詞です。文はふつう、最低1つの名詞か代名詞を含みます。名詞は単数形か複数形のどちらかで表され、普通名詞と固有名詞の2つのグループに大別されます。

 4. 複数形 (Plurals) 

 複数形とは、2つ以上の物を指すときに名詞がとる形のことです。ほとんどの名詞は、単数形(singular form) と複数形(plural form) で形がことなります。

 5. 形容詞 (Adjecives) 

 形容詞は、名詞や代名詞を修飾〔説明〕したり描写したりする単語や語句です。

 6. 比較級と最上級 (Comparatives and superlatives) 

 形容詞は、名詞や代名詞を”比較する”のに使います。ほとんどの比較級は語尾が -er になり、最上級は語尾が -eat になります。

 7. 冠詞 (Articles) 

 冠詞には2種類あります。定冠詞 (the) と不定冠詞 (a) です。

 8. 限定詞 (Determiners) 

 限定詞は常に名詞の前に置かれ、名詞の内容を明確にします。これは日本の学校文法では、扱わない品詞分類です。指示限定詞(that)、所有限定詞(my)、数量詞(much)などです。

 9. 代名詞 (Pronouns) 

 代名詞は”名詞の代り”を意味し、名詞の代用となる単語です。

 10. 数と性別 (Number and gender) 

 代名詞や限定詞は、それぞれが指す名詞に合わせなければなりません。英語では、対象となる人間が3人称単数の場合、男性か女性かによって人称代名詞を使い分けます。 』

 

 『 11. 動詞 (Verbs) 

 ほとんどの動詞は動作動詞です。動詞は文中で最も重要な単語です。動詞がないと、文の意味が通りません。動詞は人や事物の動作や状態を表します。

 12. 副詞 (Adverbs) 

 副詞は動詞、形容詞、他の副詞を修飾します。adverb という単語は本来、”動詞に加える”を意味し、これが副詞の主な働きです。副詞は、何かがいかに、いつ、どこで、どのくらいの頻度で、どんな度合いで起こるかなどの情報を提供します。

 13. 単純時制 (Simple tenses) 

 動詞の時制は、動作が行われる”時”を示します。他のたいていの品詞とは違って、動詞は形を変えます。それらの異なる形を時制といい、1人称、2人称、3人称によって行われた動作の”時”を表します。

 14. 完了時制と進行時制 (Perfect and continuous tenses) 

 これらの時制は、ある行為が続いているのか終わったのかなど、時の経過について詳しく説明するものです。

 15. 助動詞 (Auxiliary verbs) 

 本書では、本動詞を助ける動詞を特に助動詞と呼びます。基本的な助動詞〔第一助動詞〕は、be と have と do です。その他の助動詞〔法助動詞〕は can , could , may , might , must , ought , shall , should , will , would です。

 16. 不規則動詞 (Irregular verbs) 

 動詞の中には、不規則な活用変化をするものもあります。不規則動詞は、重要な動詞なので不規則に変化し、主なものは、75~100個くらいです。

 17. 動詞の一致 (Verbagreement) 

 動詞の”数”は、主語の”数”で決まります。名詞や代名詞のように、動詞にも単数動詞や複数動詞がありますが、動詞は主語に一致させなければなりません。すなわち isと are 、have と has のことです。

 18. 態と法 (Voices and moods) 

 英語の文は、いろいろな”態”と”法”で表現されます。動詞は2通の態で使うことができます、それは、能動態と受動態です。法とは、直接法、命令法、仮定法の3つです。

 19. 句動詞 (Phrasal verbs) 

 すでにある動詞に副詞や前置詞が付くと、新たな動詞になります。句動詞とは、(動詞+副詞)、(動詞+前置詞)、(動詞+副詞+前置詞)の組み合わせです。例として、get up、look out ……です。

 20. 接続詞 (Conjunctions) 

 接続詞は単語や句や節を結びつけます。接続詞は文中の2つ以上の部分を連結するのに使います。各部分を同時に連結したり(and)、従属接続詞 (because) を使って主節と従属節を連結したりします。 』

 

 『 21. 前置詞 (Prepositions) 

 前置詞は、文中の名詞、代名詞をほかの単語と結びつけます。前置詞は決して単独では使いません。前置詞は、名詞や代名詞と文の他の部分との関係を示す単語です。

 22. 間投詞 (Interjections) 

 間投詞は、感情を表すために単独で使われる単語や語句です。例えば、ouch(痛み)、eek, ooh, really〈驚き)、mmm, yeah〈喜び)、oh no(落胆)、help(パニック)、aha〈理解)……です。

 23. 句 (Phrases) 

 句とは、文の一部を構成する語群のことです。句は動詞を含まず、形容詞、副詞、名詞、前置詞の働きをし、それぞれ、形容詞句、名詞句、副詞句、前置詞句となります。

 24. 節 (Clauses) 

 節は文の主要な要素です。節とは、主語と動詞を含む語群のことです。節には、主節、従属節、関係詞節、副詞節があります。

 25. 文 (Sentences) 

 単純なものから複雑なものまで、文にはいろいろな種類があります。文は、単文、平叙文、疑問文、命令文、感嘆文などの種類があります。

 26. 重文 (Compound sentences) 

 重文とは、主節が2つ以上ある文のことです。接続詞、;(セミコロン)、:(コロン)を使う方法があります。主な接続詞としては、and、for、or、yet、so、but、nor の7つがあります。

 27. 複文 (Complex sentences) 

 複文は、少なくとも1つの従属節を含む文です。主節だけを含む重文とは違って、複文は1つの主節と1つ以上の従属節からできています。

 28. 節の正しい用法 (Using clauses correctly) 

 文がいくつかの節を含むときは、正しい意味になるように、節を一定の順番に並べなければなりません。従属節は主節と結びついたときにだけ意味を持つ節ですが、主節はそれだけで完全に意味が通らなければなりません。

 29. 修飾語句の扱い方 (Managing modifiers)

 修飾語句とは、他の単語、語句、語を説明する単語や語句や節のことです。修飾語句を正しく使うと、生き生きとした魅力的な文になります。しかし、修飾語句を文中の間違った場所に置くと、文全体の意味が変わってしまいます。

 副詞の位置の誤り : 1語の修飾語として、副詞のonly、almost、just、nearly がよく使われます。これらはふつう、修飾する語の直前に置きます。違う場所に置くと、別のものになります。

 I just asked Maria to lunch. (つい最近マリアに話しかけランチに誘った) I asked just Maria to lunch. (マリアだけをランチに誘った)

 I almost ate a whole pie. (パイを丸ごと食べたかったが、少しも食べなかった) I ate almost a whole pie. (パイをほとんど丸ごと食べた)

 形容詞や前置詞でもできるだけ修飾する語の近くに置くべきです。 Jim found a silver woman's bracelet. (ここに置くと、silver woman になる) Jim found a woman's silver bracelet. (ここに置くと、女性の銀製のブレスレットの意味になる)

 30. 誤用しやすい単語 (Commonly misused words) 

 よく起こる文法ミスがいろいろあります。話すとき文法的に間違えるのはよくあることですが、書くときに同じように間違えると、文の意味に影響が出てきます。例えば、that か which か?  may か might か?  can か may か?  whether か if か? ……などです。

 31. 否定語 (Negatives) 

 否定語を使うと、肯定文が否定文になります。ふつうは、助動詞の後に not を加えます。 』

 

 『 32. 関係詞節 (Relative clauses) 

 関係詞節は、形容詞節になって名詞を修飾します。関係詞節は who, whom, whose, that, which の関係代名詞を使って、文に情報を付け足します。

 33. イディオム、類似表現、比喩表現 (Idioms, analogies and figures of speech) 

 ある種の工夫をすれば、話し言葉や書き言葉がもっとおもしろく、もっと説得力のあるものになります。比喩表現は、ある点を強調したり、受け手が何かを視覚化したりするのを助けるなど、さまざまな効果を生み出します。

 34. 口語表現と俗語 (Colloquialisms and slang) 

 口語表現と俗語は、ふだんのくだけた話し言葉の一種です。

 35. 直接話法と間接話法 (Direct and indirect speech) 

 せりふの伝え方には、2つの方法があります。ある人の発言を、引用符でくくってそのまま文中で再生する場合を”直接話法”といいます。一方、ある人の発言を、そのままではなく引用符も使わずに伝える場合を”間接話法”といいます。 』

 

 『 第2章  句読法

 36. 句読法って何? (What is punctuation?)

 句読法とは、内容理解を助けるために文章中で使われる符号の使い方のことです。言いたい内容を明確に伝えるためには、単語だけでは不十分です。単語と単語の関係、文の中断、さらに感情を表現するためには、句読法の符号の助けが必要です。

 37. 終了符と省略記号 ”。” (Full stops and ellipses)

 終止符は文が終わったことを表し、省略記号は文や単語が省略されていることを表します。文の省略の例として I thought … 、単語の省略の例として Washington, D.C. などです。

 38. コンマ (Commas)

 コンマは文中の要素を区切るために使われます。コンマは単語や語句や節を区切るために使われます。前置きの句 例として、Once upon a time, there was a garden. 直接話法 例として、Grandma asked, "Can we find more of these flowers?" 呼びかけ の例として、Let's eat Grandma.

 39. セミコロン (Semi-colons)

 セミコロン ( ; ) は、内容的に関連性の強い文や語句を結びつけます。2つの主節を結びつけるセミコロンは、どちらの節も比重が同じで、関連性も強いことを示しています。

 例として、May was warm; it was pleasant. などです。副詞が接続詞として働いて節と節を結びつけるとき、例として、June was hot; however, some cities were rainy. などです。

 40. コロン (Colons)

 コロン ( : ) は文を部分に分けるだけでなく、その部分同士が密接に関連しているころを示します。コロンは、説明、協調、リスト、引用、タイトルとして、使います。

 説明の例として、They know her secret: she is obsessed with socks. 強調の例として、She thinks about one thing: socks.

 41. アポストロフィ (Apostrophes)

 アポストロフィ ( ' ) は、名詞を所有格にしたり、短縮形で省略された文字の代用にするときに使います。文字の省略の例として、it is = it's  、I am = I'm 、I have = I've 、cannot = can't 、所有格の表し方の例として、grapes' seeds(ぶどうの種) 、women's story などです。

 42. ハイフン (Hyphens)

 ハイフンは、単語と単語、あるいは単語内の部分を結合したり分離したりするために使われます。明確さの例として、big-hair society (巨大髪型の、愛好会)、動詞の名詞化の例として、a get-together (会合)などです。

 接頭辞の例として、re-formed (再結成された)、self-service (セルフサービスの)、数字を買い表す例として、twenty-four 、複合修飾語として、hair-loss issues (抜け毛の問題)などです。

 43. 引用符 (Inverted commas)

 引用符 ( “ )は、間接話法や引用文などで使う符号です。引用符は、いつも対で使います。直接話法の例として、“Do pandas eat meat?“  one visitor asked.

 44. 疑問符 (Question marks)

 疑問符(?)は、尋ねる文がそこで終るという合図です。直接疑問文(direct question)では、主語の前に助動詞がきます、例として、When did you last see your cat ? 。

  埋め込み疑問文(embedded question)の語順は平叙文と同じく、主語+動詞になります、例として、Do you know where the cat is ? (where 以下の部分)。

 付加疑問文(tag question)は、平叙文の末尾に加える疑問文です、例として、You don't think I'm responsible, do you? (do you ? の部分)。

  修辞疑問文(rehtorical qusetion)は、言いたいことを強調するためにだけ使う疑問文です、例として、Do I look like a cat thief ? (私は猫泥棒にみえるだろうか(→ いや、そんなはずはない)) 』

 

 『 45. カッコとダッシュ (Brackets and dashes)

 カッコとダッシュは、文中で「強い中断」を表すものです。中断のためのカッコ、例として、The driver bought a new watch. (His old one had stopped working.)  中断のためのダッシュ、例として、It was a long wait - the longest I'd ever had. 「長く持ったー今までで一番長く」

 46. 箇条書き (Bullet points)

 箇条書きにすれば、読み手を文章のキーポイントに注目させることができます。箇条書きにするときの句読法

 Remember to bring these items:

   ・ a water pistol

   ・ a unicycle

   ・ roller sketes.    (最終行は、ピリオド)

 47. 数、日付、時 (Numbers, datea and time)

 Between 1.30 and 11 p.m  (アメリカ英語では、Between 1:30 and 11:00 p.m. と表記する)

 Between half past one and eleven o'clock.  (単語で表した時刻)

 48. その他の句読法 (Other punctuation)

 使用頻度がそれほど多くない句読点として、スラッシュ [/] は、ネットアドレスに使われます、又は選択肢を表す。

 アットマーク(単価記号) ("at"sign) [@]  は、メールアドレスに使われ、個人ユーザー名とホストドメイン名を区切ります。 アンパサンド (ampersand) [&]  は、and を表し、企業名、組織名に使われます。

 アスタリスク(星印) (asterisk) [*]  は、ページの下に追加情報があることを示します。 ナンバー記号 (hash) [#]  は、pound sign、number sign ともいい、number の代りに使えます。

 49. イタリック体 (Italics)

 単語や語句を周囲の語句と区別したいとき、文字をイタリック体にします。タイトルや外国語であることを示したり、強調したりする時に使われます。 』

 

 『 第3章 スペリング

 50. なぜつづり方を学ぶの? (Why learn to spell?)

 スペリング〔つづり方〕は、読み書きのどちらにも大切です。 文字 : 英語のアルファベットには、26文字あり、小文字と大文字で書かれます。 意味 : 多くの英単語はラテン語やギリシャ語に由来します。これらの語根 ( root ) を知って意味を理解しておけば、文字をつづるのに役立ちます。

 単語のはじめと終わり : 単語に別の要素が加わって、新しい単語になるものもあります。この追加分を接頭語、接尾語と呼び、単語の意味を変化させます。

 例として、redevelopment 語根は、develop 開発する、re 接頭語は、再(ふたたび)、ment 接尾語を付けると動詞が名詞になり、〔再開発〕の意味になる。

 51. アルファベット順 (Alphabetical oder)

 辞書は、単語をアルファベット順に並べてそれぞれの定義をまとめたものです。この方法で並べているのは、単語を探したり、つづりや定義を調べたりするのを容易にするためです。

 52. 母音 (Vowel sounds)

 英語のアルファベットには5つの母音字 A、E、I、O、U が含まれます。それぞれの母音字は短音または長音で発音されます。2文字の母音として、aw 〔オー〕、oi 〔オィ〕、ow 〔アゥ〕、oo 〔ウ〕短音、oo 〔ウー〕長音 があります。

 53. 子音 (Consonant sounds)

 英語には、アルファベット全体から5つの母音を除いた21個の子音があります。2文字で1子音は、ch、ng、sh、th(無声音)、th(有声音)、zh などです、

 子音の連続は、単語の最初か最後によく現れます。 bl : block、br : bread、cl : clam、cr : cracker、ct : perfect、dr : drink、fl : floor、fr : fruit、ft : sift、gl : glaze、gr : grapefruit、lb : bulb、ld : mild、lf : self、lk : milk、lm : elm、ln : kiln、

 lp : pulp、lt : malt、mp : chomp、nd : grind、nk : drink、nt : mint、pl : plum、pr : pretzel、pt : adapt、sc : scallop、sch : school、scr : scrape、sk : skeleton、sk : whisk、sl : slither、sm : smoke、sn : snack、sp : spaghetti、

 sp : crisp、sph : sphere、spl : splatter、spr : sprinkle、squ : squid、st : steak、st : toast、str : strawberry、sw : sweet 、tr : trout、tw : twin  以上です。

 54. 音節 (Syllables)

 単語は音節ごとに分割すれば、発音したり正しくつづったりするときに役立ちます。どんな英単語も1つ以上の音節でできています。単語を音節ごとに理解すれば、複雑な単語も単純化され、記憶しやすくなります。単語の分割法には、はっきりした決まりがあります。

  ① 長母音+子音字の例として sa-ving。 ② 2文字以上で1音、1文字だけの音節の例として phys-i-o-ther-a-py。

  ③  短母音+子音字の例として mod-est 。 ④ 接頭辞と接尾語の例として re-han-dle。 ⑤ 同じ子音字、異なる母音の例として im-me-di-ate-ly 。

 単語の強勢(アクセント)の規則  

 ① 多くの英単語では、最初の音節に強勢ががある dam-age。 ② 接頭辞や接尾語を含む単語はふつう、語根に強勢がある in-ter-rup-tion、この場合は、rup です。

 ③ de-, re-, in-, po-, a- で始まる単語はふつう、その部分に強勢はない pro-gres-sive、この場合は、gres です。 ④ 最後の音節に長母音があるときは、その音節に強勢があることが多い sus-tain、この場合は、tain です。

 ⑤ 途中に同じ子音字が並んでいるときは、その直前に強勢がある mid-dle、この場合は、mid です。 ⑥ 接尾辞が、-tion, -ity, -ic, -ical, -ian, -ial, -ious のときは、ふつう直前の音節に強勢がある im-i-ta-tion、この場合は、ta です。

 ⑦ 接尾辞が -ate のときは、ふつうその2つ前の音節に強勢がある o-rig-i-nate、この場合は、rig です。 ⑧ ①~⑦の規則にあてはまらない3音節以上の単語は、ふつう最初の2音節のどちらかに強勢がある sym-pho-ny この場合は、sym です。 』

 

 『 55. 形態素 (Morphemes)

 形態素とは、単語の〔意味を持つ最小の単位〕のことです。すべての単語は少なくとも1つの形態素からできています。形態素を理解すれば、正しいつづりを書くのに役立ちます。

 形態素には、自由形態素 (free morphemes) と拘束形態素 (bound morphemes) があります。自由形態素は、単独で単語になり、拘束形態素は、自由形態素と結びついて使われます。

 ① 自由形態素に -s  という拘束形態素を加えると、cup / cups 複数形になる。 ② 自由形態素に 's を加えると、swimmer / swimmer's 所有を表す。

 ③ 自由形態素に -ier を加えると、hungry / hungrier 比較級になる。 ④ 自由形態素に -est を加えると、long / longest 最上級になる。 

 ⑤ 接尾辞(拘束形態素) -ness をつけると、bright / brightness 形容詞を名詞に変える。 ⑥ 接尾辞 -ion をつけると、act / action 動詞を名詞に変える。

 ⑦ 接尾辞 -ful をつけると、spite / spiteful 名詞を形容詞に変える。(悪意→悪意のある) ⑧ 接頭辞 un- をつけると、help / unhelpful 意味を反対にする。(役立つ→役立たない)

 56. 変則的な英語を理解する (Understanding English irregularities)

 英語は、多くの言語によって形成されてきました。英語の土台はラテン語とギリシャ語ですが、他の外国語も取り込みながら発展し続けています。

 ラテン語の影響 cominitiare → commence (始まる)の起源、superbus → superb (優れた)の起源、verbatim → verbatim (逐語的な)そのまま今も使われている。

 ギリシャ語の影響 skeleton → skeleton (骨格)同じ、pharmakon → pharmacy (薬学)の起源、deinos and saurus ギリシャ語では 〔恐ろしい〕 と 〔トカゲ〕 これが結びついて、dinosaur (恐竜)の起源。

 古英語の影響 aepl → apple (リンゴ)を表す、lang → long (長い)を表す、helm → helmet (ヘルメット)を表します。

 フランス語の影響 parler → parliament フランス語は(話す)を意味し、英語は議会を意味する、recrue → recruit フランス語は、未熟な兵士を指し、英語は新兵の起源。

 57. 語根 (Roots)

 語根は単語の一部で、接頭辞や接尾辞がなくても意味を持つものです。語根は英単語そのものや英単語の一部で、たいていはラテン語やギリシャ語に由来します。語根がうまく見極められるようになれば、語彙をつづったり増したりするのに役立ちます。

 myth 語根は、〔物語〕を意味し、-ology 接尾辞は〔~の研究〕を表し、mythology 〔神話集〕の意味。 re- + form 〔形〕の意味で、reform 〔改善する〕の意味。

 gen 〔誕生〕を意味し、-etic という接尾辞は、〔~に関係した〕を表し、genetic は、〔遺伝学の〕意味。 lingu 〔言語〕を意味し、-ist 接尾辞は、〔行為する人〕を表し、linguist は〔言語学者〕の意味。

 58. 接頭辞と接尾辞 (Prefixes suffixs)

  接頭辞は、語根の前に付いて語根の意味を変えたり新しい単語を作ったりします。 ab- ~から離れて abnormal、 al- すべての almost、 anti- 反する antisocial、 com-, con- 共に community、

  ex- 外へ export、 im-, in- 中に income、 non- ~でない nonsense、 out- 他より優れて outstanding、re- 再び reapply、sub- 下の subway など46個が表になってます。

 接尾辞は、語根の後に付いて、語根の意味や品詞を変えます。 -dom 存在する状態 freedom、-en ~になる brighten、 -ful ~に満ちた cheerful、 -ic ~の特徴を持つ historic、 -ist ~する人 artist、

  -ty ~という性質 society、 -ly 副詞 friendly、 -ment ~という状況 enterainment、 -ness という状態 happiness、 -sion ~という状態 intrusion など51個が表になってます。 』

 

 本当は、見出しだけに済ましてすでに、終了している文字数ですが、多少内容を書かないと、意味がありませんし、途中で終ると、当初の目的であります、英語の全体像の意味がありませんので、英語図鑑(前)、(後)に分けます。 (第102回)


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